プロが教えるわが家の防犯対策術!

 私は社会人歴7年、ひととおりのビジネスマナーはまあまあ覚えていたつもりなのですが、実は未だにちょっと分からないことがあります。

 例えば、仕事上で相手の会社に電話をかける際、はじめに目的の人物以外が電話に対応する場合のはよくあることですね。そしてその時、自分が用事のある人物に電話を取り次いでもらいたい場合、「○○さんはいらっしゃいますか?」と「○○さんはおられますか?」ではどちらが本当は正しいのでしょうか? それとも地域によってちがうのでしょうか?

 私は北東北在住です。振り返って思い出してみると地元の人たちで「おられますか?」を使うのを殆ど聞いたことが無い気がします。どちらかと言えば、他県、それも関西方面の人たちが「おられますか?」をよく使っていたような…。私は新社会人当時、関西の言葉を話す社員が多い会社にいたので、「おられますか?」は耳に馴染んでいて、今でもその時々によって「いらっしゃいますか?」と合わせて半々に使います。

A 回答 (11件中1~10件)

学校文法的に言えば、



敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の三種類があります。
「おる」は謙譲語です。
したがって、これに尊敬語の助動詞「られる」をつけるのは間違いです。

ということになります。
私もそのように教えられた覚えがあります。

しかし、「おる(をる)」は元々謙譲語というより丁寧語であって、これに「られる」という助動詞をつけて尊敬の意味を表わすことは、何ら間違いではないと言う説もあります。
このことについて、説得力のある説明をしているサイトを見たことがあります。(↓)
これを読んでから、私も「おられる」は間違いではなく、学校文法が間違っているのだと思うようになりました。
文部省や国語審議会の言うことなど、学問的にさほど権威があるとも思えません。ただ、学校の試験などでどう答えるか、ということが問題ならば、彼らのいうことが金科玉条ですが。。。

参考URL:http://www.alc.co.jp/jpn/cls/ndm/gnsodan03.html
    • good
    • 33
この回答へのお礼

「いらっしゃる」が本当の標準のようですね。
「おられる」は「おる」という謙譲語に「られる」をプラスして相手に敬意を払った言い方になっている…わざわざ一旦相手を下ろして(?)から持ち上げる。これって何だか、趣があって「粋」な感じがしますね(笑)。

 そう言えば、関西(というか神戸あたり)の人の会話は、お笑い系の性格ではない人でも、とてもウィットに富んでいるし、とくに年輩の男性は、ワンクッション置いて話す、というか間合いが絶妙な気がするんですよね。なんか、こう、表面の言葉ではなくその言葉の裏の裏を、瞬時に読みとってから返す、みたいな(笑)。
 「寡黙な(?)東北人」である私としては、そういうコミュニケーションがとても新鮮で、会話を楽しんでいるなぁ、と感じるんです。個人的には、そういう緊張感って大好きです!

「言葉は生き物」と言われるとおり、様々な文化背景があってその土地土地で出来ていくものだから「○+○=○」みたいな数学的な理屈だけでは到底収まりきれないものなんではないか、と感じました。

 でも、もちろんスタンダードなものはそれとして正しく覚えていきたいと思います。

ご回答、面白いサイトの紹介、ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/19 02:31

「いらっしゃいますか?」がどちらの方が聞かれても違和感なく入ってくると思います。

地域によっては、「おる(居る)」ということばが謙譲語ではないこともあるようです。その場合はおられますか、でも気にならないはずです。
    • good
    • 5

「おる」は「いる」の謙譲語なので、尊敬表現として使う「おられますか?」は文法的に間違いです。



ただ、地域によっては日常的に尊敬語として使うところもあります。

地域に関わらず、正しく使うなら「いらっしゃいますか?」が正しい敬語表現となります。
    • good
    • 4

ビジネスマナー講師、企業研修講師をしております。


その立場からご回答します。

「標準語の敬語表現、ビジネス表現を優先する」ということであれば、
「おられる」は間違った使い方です。

「おる」は「いる」の謙譲表現のため、相手の動作に用いることはしません。
「れる」、「られる」の尊敬表現に「おる」という謙譲表現をつけているという、間違った(意味がわからない)敬語表現になってしまっています。

つまり以下のとおりです。

×(誤)=「〇〇様は、おられますか」
〇(正)=「〇〇様は、いらっしゃいますか」


ただし、ご質問に記載いただいたとおりで、関西の方には、上記の話は違和感を覚えられる方々も多いはずです。

「おられる」という表現を、相手を敬うときに、使っていらっしゃる方々が多いためです。

よって、「地域性を大切にする」というマナーを優先するのであれば、
場所によっては、
「おられる」を相手に使うのも、失礼にならない可能性があります。


マナーとは、お互いがスムーズに過ごすための心得です。
そう考えると、
時と場合によって、正解は異なる、と覚えていた方が良いかもしれませんね。
    • good
    • 4

現在の標準的な日本語としても、「いらっしゃる」「おられる」は共に尊敬語として認められています。


「おる」の起源など諸説ありますが、

「おります」で丁寧な言い方、「おられる(おられます)」で尊敬の言い方として用いられる。

というのが基本です。
国語辞典をごらんになって下さい。そのように解説されております。

では。
    • good
    • 7
この回答へのお礼

そうでしたか。もっと勉強します。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/26 13:34

京都ですが、私の場合は「○○さんはお見えになりますか?」ですねぇ。


やや親しい場合は「○○さん、いはりますか?」になります。
    • good
    • 13
この回答へのお礼

「いはりますか?」とっても京都らしい言葉ですね。
因みに私の住む方言では、「出掛けた」を「出はった」と言います。どちらかというと年輩者しか言いませんが。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/26 13:32

こんにちわ



関西で「おられる」がよく使われるのは
「いる」ということを「おる」という
方言があるからじゃないでしょうか?
    • good
    • 12
この回答へのお礼

そうですね。向こうでは「おる」って言いますね。
やはり「おられる」って西の言葉なのかな。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/26 13:28

私だったらどちらも使わず「XXさんをお願いしたいのですが。

御在席でしょうか」と聞きます。

自分では一番失礼に当たらない聞き方だと思っています。
    • good
    • 15
この回答へのお礼

「ご在籍」なるほど!
この言い回しも良いですね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/26 13:26

一般的に言って,「おられる」というのは敬語としては間違っています。


「れる」「られる」という表現をつける「れる敬語」は比較的分かりやすい敬語ですが,「おられる」というのは,「おる」という謙譲語に「れる」という敬語表現をつけたものですから,敬語としては基本的に間違っています。
ただ今では多くの方が「おられる」という表現を正しい敬語と思い込んでいて耳障りに感じないということもあるようです。テレビなどのメディアからも頻繁に聞かれます。しかしながら,適切な敬語を使うことを心がけたいというお気持ちならば,「いらっしゃいますか」と言うのが望ましいのではないかと思います。
    • good
    • 20
この回答へのお礼

やはり標準日本語としては「いらっしゃいますか?」が正しいのですね。
覚えておきます。
個人的には「おられますか?」は、響きがなんとなく趣深いような気がして、ちょっと捨てがたいんですけどね /(^_^;)
ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/19 01:59

東海地方に住んでいる者です。


私の会社は全国に営業所がありますので
さまざまな地域の方とやり取りすることが多いの
ですが、一般的に「いらっしゃいますか?」の方が
全国的にみて正しい標準語だと思います。
ちなみに東海地方の人間は「見えますか?」
を多様しているようですが、九州なんかでは
あまり聞きません。もしかしたら方言なのかも
しれませんが・・・・
あまり適切な回答じゃなくて申し訳ありませんが
私もたまたま最近他県から、転居してきて
同じような疑問を持っていました。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

「見えますか?」ですか?
その方言もなかなか面白いですね!
地域によってもこのような普段使う言葉の中に、文化の違いが見えてきますよね。

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2003/04/19 01:55

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A