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よく国語の読解力をつけるためには読書がいいと言われますが、本は文学作品でなければならないのでしょうか?
以前、夏目漱石や志賀直哉などの本を読んでみましたが、全然面白くなくて、途中であきらめてしまった物もあります。
私は理系人間なので、工学系の本(例えばコンピュータ史の本)が好きでよく読むのですが、これでは読解力はつかないのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

工学関係の本と文学系の本では、文の質が違います。


質というと語弊があるので、特性と言った方がいいかな。

工学系の本は、とにかく誤解が起こらないことが第一です。
書き手も、誤解の余地が少なくなるように工夫して書いています。
道にたとえれば、整理され舗装された道です。

文学系の本は、多少誤解が起こってもかまいません。
かえって誤解を楽しむようなところもあります。
言いたいこともはっきりとは書いてません。
書く方もはっきりわかってないかもしれません。
道にたとえれば山道です。
読む側は、それを乗り越えて読まなければなりません。

文学系の本でも、文学作品と限ることはありません。
むしろ小説より、論説分やエッセイの方が
読解力をつける助けになるのではないでしょうか。
科学畑の人のエッセイでもいいでしょう。

いろいろ読むよりも、同じ本を何十回も読む方がいいように思います。
30回も読むと、「ここの文には、書いてないけど、
こういう意味があるんだな」
「こういうことを書きたかったのだな」
「筆者はこのへんは書いてて自信がなかったな」
などがわかるようになります。
もっとも、つまらない本だとそんなに読めないので、
面白い本を探すのが前提です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど…本の特性ですか…
そこまで考えていませんでした。
今まで読んだ本を読み返してみようと思います。

お礼日時:2003/04/20 20:41

活字に強くなりたければ、漢和辞典と美術のレタリング分野の明朝体でも眺めておけばよい。

一般常識の範囲の実務では何も困らない。

書写に強くなりたければ、古蹟をたどり鑑賞を重ね、文字通り実際に自分で揮毫することも大切だ。

読解力も、実務向けの説明文と、芸術分野の小説や随筆では、力をつけるための学習方法や必要な知識が違う。

実務向けの文章の読解力を身につけたいなら、語彙・文法・文の構成方法などの知識を深め、工学系の本を読んでいればことたりる。

逆に、芸術的な文章の読解力を身につけたいなら、上記に加えて、分野を問わず博識になること、古典をひもとくこと、文章を中止したり省略したりすることの「妙」を知ること、などが必要だ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
読解力のなさを1番感じるのは文学作品の評論文です。
登場人物の心情などが絡んでくると、1度では理解し切れません。
文句ばっかり言っているようですみません。

お礼日時:2003/04/20 23:25

パソコンはノイマンの考えた理屈で動いている。


この一行だけで何を言ってるのかすぐわかれば、それに対する読解力は充分にあるわけです。少なくとも言葉の周辺の意味を知らないと理解できないのですから。実は質問されている<国語の読解力>なのですが、ちょっとわからないのです。で、勝手に美しい、正しい日本語が知りたいというなら、確かに文学作品を読むのがいいと思います。どうしても好き嫌いがあるので、好きな作家が見つかればいいのですが、有名なのがいいです。少なくとも有名であるかぎり文章は上手です。その方から見れば工学系の文章は味も素っ気もないです。理系はそれなりに読解力があるわけだから、文系の方は好きなのだけ読んでいればそれなりの読解力がつくと思います。私も理系ですので、それなりにこれを読んでおいてください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
皆さんの回答を読んでいると、自分がとてつもなくアホな質問をした気がしてきました…
もう少し読書に対する見方を変えてみます。

お礼日時:2003/04/20 21:17

理系の方だったら、寺田寅彦や中谷宇吉郎(なかやうきちろう)の随筆などいかがですか?


二人の随筆集は両方とも岩波文庫から出ています。
寺田寅彦は漱石の「吾輩は猫である」の寒月先生のモデルになっている人です。
また、雪博士・中谷宇吉郎は寺田寅彦の弟子で、漱石にとっては孫弟子に当たります。

参考URL:http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/31/8/310371+.htm …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
二人とも全く知らないのですが、今度探して読んでみます。

お礼日時:2003/04/20 21:12

何に対する読解力かで違うでしょう。


国語の入試対策なら、文学作品とともに評論作品や新聞の社説を毎日読むと良いでしょう。
それ以上に、得点力をつけたいのなら、「国語入試問題必勝法」がおすすめです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
新聞は毎日読んでいます。
入試対策の意味もあるので、評論作品も読んでみます。

お礼日時:2003/04/20 20:38

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