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なぜほかの作品は駄目だったのでしょう?

A 回答 (3件)

ハンニバル・レクター・シリーズは、トマス・ハリスの小説が原作なわけですが、『羊たちの沈黙』だけが映画として出来がよく、実際、賞も多くとっていますよね。

とりわけ、オスカーを総なめしています。

もともとこの小説シリーズは、時系列に映像化されていて、小説『レッド・ドラゴン』も『羊たち~』が映画化される遥か5年前にテレビ映画として公開されています。それなりにファンは付いたようですが、駄作に終わりました。そもそも『羊たち~』が注目を浴びたのも、フォスターの起用もさることながら、ホプキンス演じるレクター博士があまりにも斬新だったからだと私自身は思っています。公開当時は、独房でのホプキンスの単純な立ち姿が話題になったものです。それを考えると、ホプキンスのレクターを世界が思いついていなかった時代に作られた『レッド・ドラゴン』のテレビ版はちょっとかわいそうな気もします。

また、『ハンニバル・ライジング』は少々“おまけ”感があるにしても、2001年の『ハンニバル』と翌年のファインズ版『レッド・ドラゴン』は決して悪くはなく、それなりに地味な賞をとったりしています。ですが、『羊たち~』が登場した時の新鮮さがないため霞んでしまっています。それに、『ハンイバル』はグロさが目立ちますし、2002年劇場版の『レッド・ドラゴン』は、やや大衆的です。

たしかに、フォスターがいるかいないかの差もありますが、ホプキンス演じるレクター博士の存在感が『羊たち~』では圧倒的に違いますし、映画自体も媚びずに表現を抑えていて、グロそうでいて品格を失ってはいず、ゲテモノな物語を耽美に換えている点で、大きく評価されているのではないでしょうか。犯人像そっちのけで、欲張らずに焦点をFBI捜査官たちとレクターに絞ったのも、人間ドラマを描くうえで成功だったと思います。こう、絞り出すような恐怖が、たまらないですね。

参考URL:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=6 …
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No2の方が言っているテレビ版「レッド・ドラゴン」はマイケル・マン監督のものでしょうか。


だとしたら、それは劇場用映画で、日本でも「刑事グラハム 凍りついた欲望」という題で公開されています。その後、「羊たちの沈黙」でレクター博士が有名になったため、「レクター博士」を入れた別のタイトルでビデオ化されました。
私は「刑事グラハム」は、傑作ではないものの、マイケル・マンの持ち味の出たよい作品だと思っています。が、これは劇場では当たりませんでした。地味すぎたのです。出演者も地味な人ばかりで、本当にひそかに公開されたので、マニア的なファン以外には知られていませんでした。

「羊たちの沈黙」は米メジャーのワーナーが、大スターをそろえて作った作品で、「刑事グラハム」のようなマニア的な作品ではなく、メジャーな観客を対象にした映画で、出来もよかったです。原作も、このシリーズでは一番出来がいいと思います。
アカデミー賞作品賞受賞は、当時はかなり驚かれました。というのも、スリラーやホラーが作品賞というのは、当時はまずありえなかったからです。それだけ他よりぬきんでて優れていたわけですが、また、ホラーやスリラーが初めて作品賞を受賞した、という点でも画期的でした。

その後の「レッド・ドラゴン」も、個人的には好きですし、それなりに出来はよいと思います。ただ、「羊たちの沈黙」のような深みには欠けます。原作と比較して、深みがあるのはむしろ、「刑事グラハム」の方だと思います。

「ハンニバル」は原作がそのそも出来があまりよくないですね。シリーズものも数が増すとだんだんだめになる、という証拠でしょう。

そんなわけで、個人的には、「羊たちの沈黙」だけが傑作、というのは言い過ぎで、「刑事グラハム」と「レッド・ドラゴン」もそれなりのよい映画だと思います。
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ハンニバルは、猟奇殺人者が主役のヒーローもの



レッドドラゴンは古い方は地味な刑事もの
新しい方はやっぱり地味かな

ハンニバルライジングは、イマイチ納得しにくいルーツでちとがっかり


羊たちの沈黙はクラリスがハマりすぎなんですよ
父親にレイプされたことを告白するところとか
ジョディ フォスターは考えてみるとレイプされる役、多いよね
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