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日本では、一考に廃止の機運が盛り上がらない死刑制度ですが、西欧諸国はほとんど廃止したと聞きます。
これは、日本とは何が違うからなのでしょうか?

聞くところによれば、向こうの無期懲役は本当の無期で終身刑務所暮らしだから、死刑囚がそれに変わるようになったんだと。日本では本当の無期はありませんからね?でも、なぜ日本では本当の無期は作れないのでしょうか?

また、被害者家族にとっては、死刑廃止は非常に厳しい精神的試練を強要しますが、それを差し引いても廃止すべきだと言うことなのです。この精神的な土台と言うのはどういうことなのでしょうか?

A 回答 (6件)

宗教以外に、どうも人権意識や「権利の意識の違い」がありそうな気がします。


それも宗教を含めた歴史や文化と言ったらそれまでなのかもしれませんが。
西洋人と言っても個人差はあるかもしれません。
また、米国はキリスト教徒が多いですが、州によっては死刑がありますね。

日本人だと「犯罪者に人権なんて」と思うフシが、多かれ少なかれあると思います。
拷問はいけないと思いますが、待遇が良すぎるのもどうなのよ、など。
これももちろん、日本人と言っても、人それぞれ考え方が異なりますが。

西洋人は何となく、
犯罪者にも権利があるし、権利があるならその権利は守られるべきだ、と思っているんじゃないかな? という気がします。
(もしかしたら西欧でなく北米的なのかもしれませんが・・・・これはクリスチャンに限らないです。
また、「欧米」と言いますが欧と米では違う部分が色々あるようです)

キリスト教と言いますがこれも時代によって変わるのは周知の通りで、
16世紀あたりのスペインの異端裁判はキリスト教関係でしたよね。
イギリスでは絞首刑どころでない残酷な死刑もありました。
(興味のある方は「四つ裂き」でネット検索してください)
残酷さの基準は時代によって変わるのかも?
日本だってさすがに打ち首獄門はもうやっていないでしょう。

ちなみに死刑があることによる犯罪抑止力効果は実証されていないと聞きます。

日本で終身刑を作ろうとすると、「税金で犯罪者の面倒を見るのか」という意見が出ます。
それが終身刑が作られない理由ではないと思いますが(法律変更に手を付けるのが大変なだけなのでは・・・・)、もし作ろうとなった場合、必ずそういう意見は出て来ると思います。

以下は個人的意見になってしまいますが、
日本は「死んでお詫びを」という言葉がありますね。
抑止力が無いと言われても、死刑廃止はなかなか難しそうな気がします。
死刑廃止に賛成!とまでは言えないが、冤罪だと困るとも思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
大変参考になるお考えです。わたしも、アメリカには死刑があるじゃないかと思ったのです。ましてや、近年まで西欧でも死刑は広く行われていたわけです。純粋に宗教的な問題ではないはず。

おっしゃるように、人権思想的なのでしょうね。犯罪者と言うものに対しての、温かみと言っては変ですが、なにか人間として存在価値を社会的に容認している。国家が個人の価値を奪うことはできない。つまり個人の価値≧国家である。
これが、近代、あるいは現代社会になるにつれて現実のものとなってきたのではないでしょうか。
日本では、おっしゃるような、生かしておく価値はない的な思考法から現状になっている気がします。

お礼日時:2009/11/17 20:26

>西欧諸国が死刑制度を廃止したのは


やはり冤罪による誤りがあとで発覚した事件が実際にあった(英国?)ということの反省からでしょう。西欧諸国はモラル的にはほぼ一体のくにのようなものですから、皆それに習ったのだろうと思います。アメリカは妙な意地があってヨーロッパと一線を画するところがありますが。

”事実”はそれほど重いのです。

日本でもそういった事件が起こったら、やはり世間は死刑廃止へ動くと思います。
いっても日本は死刑執行には慎重です。戦後では”これは臭いな”と思った死刑囚には執行せず、自然死(獄死)を選んだふしがあります。
冤罪による執行は限りなく0にすることができます。
理論上は0には出来ませんが。
このあたりをどう考えるかで小。
ご参考まで。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
冤罪に慎重になるべきである。殺しちぇえばそれまでだから。

お礼日時:2009/11/18 16:10

NO.3の続きです。



死刑廃止論というのは、実は「宗教論」なのだとういことを覚えておきましょう。
あくまでも「キリスト教」という宗教が土台にあってこその「死刑廃止論」です。

犯罪遺族のドキュメンタリーなんか見ていても、必ず神や教会が出てきます。そういう風土ができている国での死刑廃止なのです。

キリスト教の信者でもない連中が、うわべの制度だけを真似して、進歩人を気取っているのが、日本の死刑廃止論者です。
中身が無いから、誰もついていかないのです。
実に滑稽です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

以前には死刑制度を実施していたわけは、やはり、抑止効果というものが必要あった、それだけ社会が凶悪化していた、と言うことがあるのでしょうかね。

お礼日時:2009/11/17 07:49

>これは、日本とは何が違うからなのでしょうか?



キリスト教国であるかないかの違いです。

死刑廃止国と宗教の分布図を世界地図で当てはめると、ものの見事に死刑廃止国とキリスト教国は重なります。
死刑廃止というのは、あくまでも「キリスト教の考え」なのです。

キリスト教では人間の生死を決める事ができるのは「神」だけです。
ですから人間には「死を宣告する権利は無い」。
これが、欧米における死刑廃止の基本的な考えです。
当然、被害者の遺族もこの考えを持っています。

日本で死刑廃止を叫ぶ連中は、この部分を「意図的に」隠し、あたかも先進国の常識であるかのように摩り替えます、が、上手く行ってはいないようですね。
当たり前です、人の死に対する考えはその人間が生きてきた風土や文化に影響されることが大ですから、いきなり自分達とはなじみの無い外国の宗教の「教え」を振りかざされても素直に受け入れられる訳がないのです。

死刑廃止は別に先進国だから廃止しているのではないのです。
キリスト教の国だから死刑廃止なのです。
そこのところを混同しないようにしましょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私も宗教的価値観は大きいと思います。
先進国=と言うわけではないですかね。

一昔前までは、おおくのキリスト教国でも、やはり「見せしめ」「抑止効果」という考えのほうが勝手死刑制度を実施していたようですが、だんだんと、社会意識の成熟とキリスト教理念が台頭したんでしょうかね。

お礼日時:2009/11/17 07:47

西欧諸国の死刑廃止のひとつの理念のようなものとして、



=犯罪の原因には社会的な背景が必ずある。=
・犯罪を犯してしまった人間の経済的な要因。
・犯罪を犯してしまった人間の教育環境的な要因。
・犯罪を犯してしまった人間の生活環境。
・犯罪を犯してしまった人間をとりまく人間関係。

犯罪を犯してしまった背景に、その人間を曲げてしまった社会的な背景があるのではないか?
であるのならば、凶悪犯人だからといって見せしめ的に死刑にしても問題は解決する事はない。
(日本の死刑制度は見せしめ的な犯罪抑止力です。)
その人を死刑にしたからといって、同じような状況で「生きる、育つ、生活する」人間は、同じような犯罪を繰り返す。
社会全体をどうやって変えていくか、どうやって、心豊かで、安心、平和に暮らせるのか?
ということを考えなければ、凶悪犯罪を無くす根本的な解決にはならない。

と言う理念が根本にあるため、死刑を廃止しています。
死刑廃止の国は、高い税率で、高福祉の国が多いのも納得行くところです。

蛇足ながら、決闘法は、
・決闘を申し込んだ者。
・決闘を受諾した者。
・決闘の場所を提供した者。
・決闘の審判を行った者。
を、処罰する法律です。
決闘法は決闘の禁止を規定した法律です。

下記、中段参照。
http://marukado.web.infoseek.co.jp/motiword.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「見せしめ」という原始的な社会通念を捨てて、もっと社会全体を包含する問題意識を持っていると言うことですね。それは、本当の文化国家ではないでしょうか。日本とはレヴェルが違うと思います。
社会意識というのが、日本では根付かないようですね。なんとも後進レヴェルに専念しているようで情けない気がします。

一方、西洋のそれは、党の被害者の意識を犠牲にして、もっと崇高な理想に向かうという冷たさもありますね。しかし、死ぬまで出られないと言うことで満足しろと言われれば、それでどうでしょうね。

お礼日時:2009/11/16 17:47

思想というか宗教観の違いですね。



 西洋では懲役数百年(埋葬してもらえない=死を認めない)という刑罰があります。それから終身刑(一生牢獄)です。ですが、日本の宗教観では死んだら誰でも黄泉の国へ行くです。死を認めないという考えがありません。

 日本には決闘法(現在でも生きてます)があります。申請すれば決闘が出来ます。親を殺された子が国が代理報復してくれないとなった場合、もしかしたら決闘の申し出をするかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/16 17:44

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