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今日、スネークアイズ(ニコラスケイジ主演)を見ました。
結構面白くて、ラストに期待けていたのですが、???という感じになってしまいました(笑)
なぜ、警察は犯人を突き止めることができたんでしょうか?
ビデオパッケージに、最後のトリックが分からない方はもう一度最初から見直して!と
あったのですが・・(笑
この映画を見た方で、私にトリックを教えてください。

A 回答 (1件)

こんばんわ、jixyoji-と申しますσ(^^)。



natsuko55さんが今後映画を見るうえで下記HPはお奨めです。

「キネマの見地」
http://www.fayreal.com/fayreal/cinema/

●なぜ、警察は犯人を突き止めることができたんでしょうか?

これはTVリポーターが中継している際にオブジェの巨大な鉄球(?)が落雷で転がり落ち閉じ込められていたジュリアの倉庫の壁にあたって破壊され,リック(ニコラス・ケイジ)に追跡装置を付着させケヴィン(ゲーリ-・シニーズ)が追い詰めて外にでたところ,たまたまTV中継車をハリケーンで危険な為退去勧告をしにきた警察とばったり遭遇した時にケヴィン(ゲーリ-・シニーズ)がサイレンサー付の拳銃を持っていたので,警察官という職務上拳銃を構えている人間を制止する執行官としての義務を遂行し,リック(ニコラス・ケイジ)とジュリア暗殺を企んでいたケヴィン(ゲーリ-・シニーズ)はそのシーンをよりにもよって警察官に目撃されたので追い詰められて自殺をした,という事ですね。

このシーンでは警察は犯人を追い詰めたというよりも偶然にも拳銃をだしていた人間に遭遇しその場を抑えようとしただけだと思います。ただこの展開から考えて任意同行を求められ,しかも長官暗殺の犯人がケヴィンでしかもジュリア殺害をリックに持ちかけさらにその計画を知りつつ便乗しないリックに対する暴行から簡単に犯人がわかる状況になります。よってケヴィンはその場で自殺したと推測されます。

●この映画を見た方で、私にトリックを教えてください。

最後に映る赤いものはまず『宝石』です。これは映画の冒頭でケヴィン(ゲーリ-・シニーズ)を誘い,長官暗殺を企てた結局仲間だったあの赤毛の女性が身に付けていたものです。これはそのシーンをもう1度見返していただければ『宝石』を身に着けているのがわかるはずです。またその女性が建物の裏側でケヴィン(ゲーリ-・シニーズ)に暗殺されるシーンでも確認が取れます。そしてその後にこの死体を袋詰めにして建築中の柱にクレーンか何かで溶接するようなシーンがあります。そしてラストでクローズ・アップされるのが『宝石』だと結論付けられます。

そして問題はここからです。ラストのシーンの前にリック(ニコラス・ケイジ)とジュリアとの会話で「聞いたところでは2~300年前にあの岩に海賊が灯台を建てたそうだ。灯台の周辺はは実は暗礁で,灯台に近づいてきた船を乗り上げさせて海賊が襲った。」「今もかわらない。灯台が明るくなっただけだ」というやり取りがあります。その会話の後に象徴されるように光り輝く宝石,つまりこれは『灯台の明かり』=この映画の場合アメリカの防衛能力を飛躍的に上げる欠陥の【エアー・ガード】というシステムを連想させると思います。ではその『灯台の明かり』に近づいて座礁したのは?,これがリック(ニコラス・ケイジ)になりそれを巧く利用していた海賊がケヴィン(ゲーリ-・シニーズ)と推論付けられると思います。

要は【今も昔も甘い蜜を使って人を利用しようとする人間,それに利用されて騙される人間がいる】という事をブライアン・デ・パルマ監督が《皮肉》をこめたものだったのではないでしょうか?【エアー・ガード】という欠陥システムを導入する為に国家を防衛するという責務を放棄し長官暗殺を実行したリック(ニコラス・ケイジ),汚職警官として悪行の限りを尽くし麻薬ディーラーから金をむしりとって法の執行官であるにもかかわらずその金を掛け金につぎ込んだり,奥さんがいるにもかかわらず女性にルーズなリック(ニコラス・ケイジ),長官暗殺の内容を知らずとも多額の借金の為に八百長行為を行い結局内容を知って金額で了承しリック(ニコラス・ケイジ)を仲間に入れ込もうとする誇りを失ったチャンピオンボクサー,この映画で登場した3者とも何かの理由でそうせざるを得なかったかもしれませんが結局は『灯台の明かり』を利用していた今も昔も変わらぬ【海賊】だったのかもしれませんね┐('~`;)┌。

雑多な情報ですがスネーク・アイズ以上に面白い作品をお奨めしておきます。もし未見であれば是非ご覧になってください。

●『ユージュアル・サスペクツ』
1995年 アメリカ(1996年 日本公開)
監督:ブライアン・シンガー
主演:ケビン・スペイシー(代表作 セブン) ベニチオ・デル・トロ(代表作 トラフィック)

俳優人は知る人ぞ知る人達ばかりですがこの映画は最後に必ず"してやられた!"と思う事でしょう。どんなに有名な俳優を使っても脚本が駄目だと映画は評価は上がりません。この映画に出演している俳優は映画をある程度見ている人でないと知らない人が多いですが,脚本で素晴らしい作品になっている良い例ですね。最初から気を抜かず一つ一つの仕草,シーンをしっかり見る事を奨めます。

●『カル』
1999年 韓国(2000年 日本公開)
監督:チャン・ユニョン
主演:ハン・ソッキュ(代表作 シュリ) シム・ウナ

はっきしいってこの『謎』が解けるでしょうか?100人見たら100通りの見解があり、最低5回くらい見ないとまず全貌が見えません。私が最もはまった作品です。個人的にこの映画の根幹にあるのは名作タイタニックを超える『(屈折した)愛』ではないかと思います。

●『メメント』
2000年 アメリカ(2000年 日本公開)
監督:クリストファー・ノーラン(代表作 インソムニア)
主演:ガイ・ピアース(代表作 LAコンフィデンシャル)
キャリー=アン・モス(代表作 マトリックス)

10分で記憶がなくなる主人公が愛妻を殺した犯人を追い詰めていくサスペンスムービーですが,時系列をうまくいじって謎が謎を呼ぶ今までの趣向とは違う映画で気に入りました。まず1回では何が何で誰が誰なのかがさっぱりわからない事でしょう。
もしDVDデッキなどをお持ちでしたらDVD版にある時系列を正確につないだもので見ると理解が深まります。DVDをお持ちでない方はこの映画を理解するのにかなり苦労されるか,あるいは諦めますね。ユージュアル・サスペクツを楽しめた人にはかなりの確立でこの映画も楽しめるのではないでしょうか?

それ以外でお奨めとしては下記参考URLをクリックしていただければわかります。

それではより良い映画環境である事をm(._.)m。

参考URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=502236
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございました。
いや~すっきりしました(^・^)
あの、事件後の会話にそんな意味があったなんて思ってもみませんでした。
実は、わたしロスに住んでいるのですが、
昨日は友達(アメリカ人)と数人で見ていたのですが、その後、あのルビーには意味があるという話になって、2人ほどあの後もう一度見ていたようなので、
謎がとけたかどうか聞いてみます(笑
きっとココまで知ってるのは私だけだと思うんで。
教えてもらったURLもすごくよかったです。
ほんとにありがとうございました!

お礼日時:2003/05/19 04:47

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