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特攻というのは、他からみると実に笑止千万だったのではないでしょうか?なぜなら、

「なぜそんなにしてまで戦果を挙げたいの?」
「なぜ、国の構成要素である人名を消耗品と割り切って使うの?バカ?」
「なんで、イタリアみたいにさっさと降伏しないの?」

というような、日本の戦い方に関して嘲笑的な評価が結構妥当でないでしょうか?

質問の本題ですが、特攻は、少ないパイロットの技量でも確実に戦果を挙げるためと言う狙いだと思うのですが、いまさら戦果を挙げて何になるのか?という感覚があります。すでに負けは決していて、いつ結末に持っていくかという段階で、なぜ「人命を消耗品として割り切ってでも少しでも戦果を上げるのだ!」というような、一種クソ真面目の2乗のような考え方を採用するのでしょう?

それほど、日本と言う国民性は、「命よりも国家の方が大事なのである」というような、人間蔑視ともいえるような極論を推し進める傾向があるきがします。言い方を変えると、人の価値が薄い国家である。

なぜ、こういうことになったのでしょうか?

A 回答 (22件中11~20件)

>「人命を消耗品として割り切ってでも少しでも戦果を上げるのだ!」



戦争ってそもそもそういうものだと思いますよ。
今のアメリカさんだって、アフガンで自国の若者がいくらか死ぬのは仕方の無いことだと割り切っているでしょう。
少なくとも政府はそう考えています。オバマ大統領もそうです。
でないと戦争は出来ません。

(私個人的には戦争賛成と言うわけではありません)

カミカゼという言葉は今でもたまに見聞しますが、
特に嘲笑的だったり侮蔑的だと感じたことはありません。
無茶な行為だとか恐れ(畏れ?)だとかはあるかもしれませんが。

兵隊の戦い方は敵ながら天晴れと言われることも多かったようですよ。
戦後に日米の元兵隊や元軍人が再会して、米側の人から「あなたの部隊は勇敢だった」と褒め称えられたとか。
元の敵同士がそういうのって不思議な感じもしますけれど、分かるような気もするような。

やれと言われたからやらなきゃならなかったのもあるでしょうが、
負ければ自国や、国に残してきた親兄弟、妻子などが危険にさらされるとも考えていたんじゃないでしょうか?
自分だけのことじゃないですから。
それに、どうにかして少しでも敵に損害を与えたいと考えた人もいるだろうし・・・・・・。

No.8さんのお説には賛成です。
でもこれも後から見るとなのかなあ。No.7で言われているように。

どういうことを考えながら戦っていたのかは人それぞれのようです。
元兵隊や軍人が書いた本を読んでみたら良いのではないでしょうか。
文庫や新書で色々出てます。
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世の中には自分の命を捨ててでも守らなくてはならない物があると考えている人がいる、と言うことですね。

この感覚は、多分分からない人には分からないでしょうね。

昔流行った金言金句があります: わっかるかな~~ わっかんね~だろうな~~
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自分は死にたくない、


戦争はいやだ、
などと言おうものなら、すぐに密告されて連れて行かれてしまう。行き先はもちろん地獄だ。
誰が密告するのか。自分は助かりたいという卑怯者が密告するのだ。
戦争は必然であり、侵略は栄誉である、と言っていれば、大きな顔ができた。悪いのは敵国と言っていれば、本当のことなんか知らなくても(知る手段もなかったのに)周囲より偉い人間になりすますことができた。そうしているうちに、さも日本の将来を背負っているかのような自惚れ(うぬぼれ)に陥り、何も知らない一般の人たちを教唆(きょうさ=おしえそそのかすこと)、煽動(せんどう=あおりたて、しむけること)するようになった。
招集令状(しょうしゅうれいじょう)という命令書を渡されたら、仕事も何も置いて戦場へ行く準備をすることになる。そして出征(しゅっせい)のお見送りの時になると、町の偉い人や近所のおじさんたちがやってくる。「祝 ○○△△君 出征」とか書いた大きな布を張った街角には住民一同が集められ、ここぞとばかり、軍隊や戦果の宣伝が始まる。
そして住民のひとりが勇ましい軍人となったことを祝うのである。
記念写真を撮るために写真屋もやってくる。写真は2枚撮る。1枚は笑顔。もう1枚は真顔で。笑顔は表情を作らされるのだ。こうなる運命を与えた者への憎しみを隠し、忠誠心を示さねばならなかった。
「バンザ~イ!」「バンザ~イ!」と激励されながら、列車や船で戦地へ送り込まれていった。
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国民を死に追いやった者たちには、恩を感じるどころか憎悪(ぞうお)を感じます。国を破滅に導こうとした者たちこそ、国賊(こくぞく=自国の独立、尊厳、利益を傷つけ失わせる者)と呼ばれるべきだと思いませんか。
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さらに世界が驚いたのは日本の士官の戦死率です。


兵士の戦死もありますけど、中堅クラスの戦死率の高さが支えていたのです。

国際常識的に士官の戦死は流れ弾だったとか。
あれ?前線から遠く離れた場所に流れ弾が??
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出来事:残念、気の毒、涙を誘う。



体制・風土:頭が悪いとしか言いようが無い。
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>いまさら戦果を挙げて何になるのか?という感覚があります。



確かに特攻は「統率の外道」であり、やってはいけないものだと思っています。その上で敢えて言わせてもらいます。

2:実は戦果以上に、敵に与える精神的ダメージが大きかったのが実体です。死を覚悟で向かってくる特攻機への恐怖から精神症になる兵士が少なくなかったそうです。望外の効果でしたが。
2:負けたとしても、少しでも講和時の条件を良くするためです。それは未来の日本の運命を左右します。


>日本の戦い方に関して嘲笑的な評価が結構妥当でないでしょうか?

★フランス アンドレ・マルロー元文化相
「日本は太平洋戦争に敗れはしたが、そのかわりに何ものにも替え難いものを得た。それは、世界のどんな国も真似のできない特別攻撃隊である。スターリン主義者たちにせよ、ナチ党員にせよ、結局は権力を手に入れるための行動だった。日本の特別攻撃隊たちは、ファナチックだっただろうか。断じて違う。彼らには、権勢欲とか名誉欲など、かけらもなかった。祖国を憂える尊い情熱があるだけだった。代償を求めない純粋な行為、そこには真の偉大さがあり、逆上と紙一重のファナチズムとは根本的に異質である。人間は、いつでも、偉大さへの志向を失ってはならないのだ」


>「命よりも国家の方が大事なのである」というような、人間蔑視ともいえるような極論を推し進める傾向があるきがします。


どの国でも戦争を始めるときは、「国家」の部分を正義とか自由とかに言い換えて国民を扇動しています。
またその考えは、現代の常識で、加えて平和な状況下で言っているに過ぎません。結果が全てが分かっているなら、どんなきれいごとでもいえるでしょう。あの時代では、国家のみがその国民を守る唯一の存在であり、国家の滅亡は植民地としての奴隷化・難民化でありました。国家と国民は不可分の時代だったということであり、今でもそのはずです。
また、今の思想が未来においても主流であるとは限りません。当時は民主主義より全体主義の方がより進んだ国家の体制ではないか?と本気で考えられていました。この先もどうなるかもわかったもんではありません。

民主主義は最低のシステムだ。歴史上で採用されてきた全てのシステムを除いてだが。と某政治家が言っています

ソ連と国民党には督戦隊というのが後ろにいて、その任務は後退してくる味方を撃つことだったそうですよ。

ガンジーの独立運動のポリシーである非暴力・不服従の意味を知っていますか。殺されても侵略者には服従しない。殺されるときも抵抗はしないという意味です。これは特攻以上に覚悟が必要であり、且つそれを外国人が報道しない限り全く無駄になる行為ですよ。


日露戦争は近代戦では史上初の要塞攻略戦や艦隊砲撃戦が行われた、重要な戦争です。この戦いで、機関銃というものの威力が始めて実証されました。ということで科学の発達による戦術の転換時であったことを考えれば、被害が出ましたが非難はできないと思います。支援砲撃もきちんと行っています。
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戦略・戦術面でいえば、まったくあなたのおっしゃるとおりです。

私もそう思っています。ただ、世界的評価もそうかといえば、違うようです。自己犠牲による公共奉仕はいつでもどこでも尊いものだからでしょう。究極の自己犠牲ですからね。アメリカ空軍のパイロットの多くが、自分も状況によっては同じ行動をとるだろうと言ってた映像をみたことがあります。

さて質問の本題ですが、末文は本質をついたすばらしい考察ですが、前半は認識が甘いようです。技量云々は後付の理由なんです。先だって、戦後海軍軍人が何年にもわたって行っていた反省会の膨大なテープをNHKで放送していましたが、その中で特攻についての激論がありました。潜水艦隊の元司令が軍令部の参謀に噛みついていました。大意は「軍令部は特攻は現場のやむをえない判断で、軍令部の命令によるものではないと言って、大西さんにみんな責任をおしつけてるが、桜花や回天はどうなんだ。あんな、特攻専用の兵器の開発を戦争はじまるかはじまらんかのうちに、開始しておいて、特攻なんていうものは現場が考えたもので、軍令部は知らんっていうのは筋がとおらないじゃないか」というものでした。このように、この国は確かにそもそもが人の命を軽視しています。

理由はいくつか考えられます。

ひとつは、江戸期に醸成された武士の死に対する美意識。まともに切腹できない武士が多かったようですが、観念のみは勇敢で命を羽毛よりも軽く処せることが武士の美徳とされました。また、乃木の無能も大きい原因でしょう。本来、戦闘で死傷というのはそんなに多くはないのです。日本人は戦闘に参加すれば死ぬのが当たり前と思っていますが、それは間違いです。というより、旅順以降の思い込みです。本来、師団約1万のうち、2割程度の死傷がでると師団が機能しなくなり敗退します。ところが、旅順では文字どおり、壊滅や全滅が起こり、当時は非常に非難されたのですが、その後、それが美化され当たり前のことと錯覚され教育されてきたのです。

そして、ほかにも色々ありますが、最も大きな理由は主権在民ではないからです。国家の構成要素は国民ですが、天皇主権下においては国家とは天皇であり、守るべきは天皇であり国体だからです。

まあ、今の日本も主権在民とはいえ、国家とは官僚と企業であり、それを守るために国民は存在しているようなものですが^^;
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あなたの言うことが正しいです。


特攻なんて二度とあってはなりません。
でも・・・
ぼくは特攻で敵艦に突っ込んだ日本兵の勇気を讃えたいです。そしてよくぞ突っ込んでくれたと賛辞を贈りたいです。私は長年海外で暮らしましたが、実は外国人のほうが特攻を高く評価しています。人間は自分にできないことをやる人間を素直に尊敬するものです。私は特攻兵へ敬意を払うために靖国神社奉賛会および英霊にこたえる会の会員になっております。
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> 特攻というのは、他からみると実に笑止千万だったのではないでしょうか?



 世界がそう思っていると思うなら、ハワイに飾られている記念艦『ミズーリ』号に行ってください。20歳そこそこの特攻兵が突っ込んだ痕跡がミズーリに残っていますが、そこで手を合わせるアメリカ人は多く、記念艦の学芸員によって誰が突っ込んだのか?その勇敢ぶりを讃えるコーナーを艦内に設けています。


> 「なぜそんなにしてまで戦果を挙げたいの?」
戦争が終わるまでは戦い続けねばならず、対空砲で無駄に叩き落され死ぬより(通常攻撃では0/300の確率で戦果が出る)、家族に少しでも恩給が出て命中率も高い(1/15)特攻を選んだだけのことです。普通に出撃しても特攻で出撃しても死ぬのです。ならば家族に遺族恩給が残る道を選ぶのは自明の理ではありませんか?

> 「なぜ、国の構成要素である人名を消耗品と割り切って使うの?バカ?」
外国も同様に酷いですが?
戦車のハッチを溶接して脱出出来ないようにして戦うソ連軍
足枷をつけて塹壕に並べ戦う中国軍
味方8万人が戦っているのに退路の橋を全て破壊したドイツ軍
味方がいるのがわかっているのにその場所を平気で砲爆撃する米軍

> 「なんで、イタリアみたいにさっさと降伏しないの?」
イタリアは降伏した後に南イタリア軍と北イタリア軍で内戦状態に陥り、多数の犠牲を出しております。更にファシスト党の凋落にかこつけてマフィアが暗躍し、未だにマフィアと政界の癒着が問題になっています。ちなみにイタリアで戦争が終わったのは降伏から1年半も後ですよ。45年4月(ドイツと同じ)です。
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 政府・軍部・警察は、筋金入りのバカだった。


これらを、熱烈支持した日本国民が、大バカで、
現代の平和な日本で、ぬくぬく生活し、歴史も知らず、恩も感じず、
当時の日本人をバカにする、私たちは救いようのないバカだ。

 「命より国家が大事」当たり前。国家が無くなった民族の悲惨な
末路は歴史が物語っている。命が1番大事なら、世界の紛争の多くが
無くなるだろう。世界中で命を賭して国家を守ろうと、復興させようと
している人々に「どうせ勝てないのだから、奴隷でいろ」と、言える
だろうか。

 20世紀の民族独立運動で、国家>命は結論が出ている。
平和ボケの現代日本人の心は、日本の歴史上最も劣化している。
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この回答へのお礼

>政府・軍部・警察は、筋金入りのバカだった。
これらを、熱烈支持した日本国民が、大バカで、
現代の平和な日本で、ぬくぬく生活し、歴史も知らず、恩も感じず、
当時の日本人をバカにする、私たちは救いようのないバカだ。

これはおっしゃるとおりです。しかも、保身が一番大事だという腐った根性がおまけにつく。こういうものは他の一流国ではありえません。軍人たるものもっと覚悟が決まっているものなんです。日本人にはそういうものはありません。

国家こそ礎であると言うことは確かですが、それはその構成員の命を犠牲にしてはならないと言う大原則のうえにこそある。

お礼日時:2009/12/31 08:37

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