激凹みから立ち直る方法

スバルのボクサーエンジンって”ドコドコ”音が特徴ですよね。
その音って水平対向エンジン特有の音ではなく、エキマニが不等長であるためだと最近知りました。
そこで質問なのですが、エキマニは等長にしたほうが排気効率がいいのにボクサーエンジンはなぜ不等長なんでしょう?
低速トルクとかに関係でもあるんでしょうか?

A 回答 (4件)

えっとですね・・・・



例えば直列4気筒のエンジンならば、シリンダーは前から順に、
1,2,3,4とあるわけですが、実際の爆発点火順は、
この通りではありません。
通常は1,3,2,4という順番になります。

で、スバルの水平対向エンジンの場合は、運転席側に
1,3,助手席側に2,4,のシリンダーが位置します。

構造的な制約から、排気管は片方ずつまとめる方が簡単なので、
1-3でひとつ、2-4でひとつにまとめてありました。
これを左右どちらかでひとつにまとめて、後方に排気します。
するとどうしても、片側からの排気管の長さが不揃いに
なってしまうわけです。
また、排気のタイミングも片側ずつとなってしまっています。
これが独特の排気音となっていたわけです。(排気干渉)

今の新型では排気管の取り回しを変更して、少々長くなりますが、
1-2、3-4をひとつずつにまとめ、その後にひとつとして、
後方に排気するようにしてあります。
このため排気圧が、常に一定にすることが出来るようになり、
独特の排気音も無くなったのです。

排気は、そのまま開放されてしまうより、ある程度の
抵抗となって管内に残っていた方が、エンジンのトルク発生に
かえって役に立つものなのです。(排圧の効果)

というわけで、少々見苦しい排気管が、現在では使われています。
しかしエンジン効率は、格段に良くなりました。
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この回答へのお礼

たいへん分かりやすい解説ありがとうございました。
simoxさんのお礼にも書きましたが、性能を追い求めたのではなく、スペース的(=レイアウト的)に不等長になってしまったのですね。
ちょっとあのサウンドが聴けなくなるのは残念な気もしますが、しょうがないですね。

お礼日時:2003/05/28 03:13

既に答えは出てしまってますので、余談を少し。



スバルが最初のレガシーをリリースして間もなく、STIから、排気管の左右等長にしたエキマニを出してまして、ステン材で24万?位してました。

勿論タービン位置が右シリンダー上に位置する為、エキパイも右側だけ長さを確保する為、クネクネとしており、その形状がまたカッコ良くもありました。

これを付けたEJ20は、ノーマルのような鼓動感がかなり減少し、滑らかになっていましたね。WRCラリー車なども、レース目的なんだから当然等長エキパイがいいのですが、GroupAのレギュレーション呪縛で、不等長エキパイでしたので、ドコドコ言ってました。^^;
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この回答へのお礼

ありがとうございました
先日雑誌で社外品の等長エキマニを見ました!
異様な形をしてましたが、マニアックさがかっこよかったですね。

お礼日時:2003/05/28 03:15

最新のインプレッサSTiは等長マニになりました。


下のURLをご覧になっていただければ技術解説があります。
排気管の取り回しの際、4-2-1方式で排気管を集合させていくのですが、
従来はスペースの関係等で(フラットエンジンは横幅が大きくなるので)不等長になる取りまわしをしていたということなのですね。
おっしゃるとおり、効率を求めれば等長マニホールドのほうが有利なので、最新のコンペティションベースモデルではそのようにした、
ということのようです。

参考URL:http://www.subaru.co.jp/impreza/sedan/05/05_02.h …
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この回答へのお礼

ありがとうございました
性能的ではなくスペース的に制約があったわけなんですね。
こんどの新レガシィーも等長なんですかね?
調べてみます。

お礼日時:2003/05/28 03:09

 レオーネのEA82エンジンのときはドコドコを感じてましてたが、インプレッサのEJ15エンジンに試乗したときは、あれっと思うくらい、直列4気筒と変わらない音でした。


 リズミカルも良いですが、静かなオリジナルが運転していても耳に楽で好きです。
 
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