誕生日にもらった意外なもの

3本の回復不可能と思われる虫歯があります。
インプラントを考えているのですが、ネット上で調べたところ、
人工歯根は突起していて、それに人工歯冠をはめ込むというものでした。

素人目ですが、一見すると横方向の力が顎の骨に直接伝わるような気がします。
横方向の強い力がかかった場合、直接骨に力が伝わるのでしょうか?
また、人工歯根と突起したヘッドの間にクッションのようなものはあるのでしょうか?

専門家の方のご意見をお聞かせ下されば幸いです。
宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

No.2です。


ロックさせないというのは側方に力がかかった時に力が逃げていく道をつくり

力を加えさせない、、という事です。
ガッツリ力がかかれば埋めてあるインプラント体が破損します。
人工歯根、デンタルインプラントは代替臓器の中でも
完成度が高いものであると現在考えられています。
過去には骨膜下インプラントという、骨にガッツリ固定しないタイプをはじめ
様々な形式、材料が考案され、選別収斂し、今の形になったため、
今の方式が最終形に近いと考えられています。
今の方式以外がでるとすればそれはブレークスルーと呼ばれるレベルの改革だと思います。

クッションつきのインプラントは過去には研究がありましたが
ここ数年での日本口腔インプラント学会において発表はないように思います。
ですので研究があったとしても小規模でしょう。
理由としては現段階である程度成績が良いため
これを改善する方向が効果的であること。
人は1日に1500回ぐらい噛むので1年間で考えても45万回。
これだけの回数弾性を保つ弾性材が世の中にないため
弾性を生じる機構で対応することになります。機構が複雑になれば、破損のリスクが上がるため、そのリスクを負ってまで
クッションをつける理由がない事があると思います。

前歯は審美的にインプラントの難しいところです。
(土台の金属が見える)
土台部分を白くするジルコニアアバットメントも出てきましたが
登場してまだ数年のため予知性は低いです。
リスクを聞いたうえで良く検討されてください。
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この回答へのお礼

再びのご回答ありがとうございます。

やはり耐久性や施術的な面で残ったのが現行法で最善という事ですか。
もう少し様子を見て、やはり動きが無いようでしたら、
現行法で治療するのが良さそうです。

詳細なご教授ありがとうございました。
おかげさまで正しく認識することが出来ました。

お礼日時:2010/01/14 18:40

鋭いですね。


天然の歯は、歯根膜というクッションが歯と骨の間にありますが
インプラントにはありません。

インプラントは骨に埋め込むフィクスチャー(インプラント体)が
オッセオインテグレーションと言って光学顕微鏡レベルで一体化する事が現在のインプラントの考え方で
実用段階で、クッションを挟むものはありません。

横方向の力には噛み合わせと配列で対応します。
まず配列
数本並べてインプラントを作るときはオフセット配列と言って
ベクトルが分散するような配列をする事があります。
噛み合わせは、天然の歯には歯根膜というクッションがあり
噛んだとき30μ沈みます。(30μ引っ込むんですね。)
インプラントには歯根膜がないため30μ他の歯より低く調整し
軽く噛んだときは当たらないけど
強く噛むと当たるという噛み合わせにします。
また横方向の力はロックせず逃げるように調整もします。
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この回答へのお礼

なるほど、よくわかる解説ありがとうございます。

再びお伺いして恐縮ですが、力がロックせず逃げるということは、
強い力がかかっても人工歯根に影響せず人工歯冠だけが取れる、
というような仕組みになっているという事でしょうか?

また、人工歯根と骨の間に緩衝を設けるのは、技術的に面倒そうな感じがしますが、
では人工歯根とヘッド、或いは、ヘッドと人工歯冠の間に緩衝を設けることは難しいでしょうか?
また、そのような研究がされて今後開発される可能性はあるでしょうか?

前歯も虫歯なので、殴られた時に骨ごと行っちゃわないかと心配しています。

再びご教授願えれば幸いです。

お礼日時:2010/01/14 15:21

書かれている通りなのですが、人工歯根と天然歯との大きな違いは「歯根膜」の有無です。



以前は、インプラントに緩衝を持たせるような機構も考案されていましたが、今では全て無くなったと思います。
骨とインプラント本体が直接くっつき、その上に上部構造(虫歯治療でいうところのいわゆる差し歯)が装着されます。

従って、骨にダイレクトに感覚が伝わるようなイメージはあるのですが、案外とそういう違和感を訴える方はおりません。

横方向の力が大きく伝わると問題が出てくることもありますので、上部構造は横方向の力があまりかからないように配慮して作成します。
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この回答へのお礼

そうでしたか。どおりで見つけられなかったわけですね。
早速のご回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/01/14 14:55

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