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動植物からとられる油脂を石油に代わるエネルギー源として使っていくには、どのような問題点が考えられますか。教えてください。

A 回答 (8件)

全面的な代替は特別な状況でしか経済価値がないかと思います。



特別な状況の想定
1:最初BDFが利用されたのは1981年の南アフリカだったそうです。人種差別政策を反対する多くの国からの経済制裁によって石油が入ってこなくなったので実用化されたとの事です。

2:開発途上国において、ディーゼル発電機はあるんだけど軽油の運送経費が高い場合、現地調達の動植物油をBDFにする。

問題点
・原料にする動植物油 廃食油の入手方法
・適切な精製システム 少量か 沢山必要なのか?
・BDFの精製をどこでやめるか? 時間をどこまでかけるか?
・どの方面のエネルギーとして想定するのかでBDFのありようは異なります。
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植物油に関してですが、


生物化学的手法により植物油を構成する脂肪酸をメチルエステル化し,植物油90%をバイオディーゼル燃料にすることが報告されていますが、
問題点として
酵素の単価が高くなってしまうこと。
酵素を繰り返し利用する際のハンドリングに手間と時間を要すること。
グリセリンが酵素に絡まり分離に手間がかかること。
酵素がプラントや実験器具の壁面に付着してロスが発生すること。
などがあげられます。
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1.安定供給


2.経済性
3.環境への負荷
が主要な問題点でしょうか。

今回の原発停止による夏の電力不足に象徴されているように、エネルギー源には「安定供給」が必要です。植物のように気候に左右されやすい物は安定性を欠くので、石油に変わるのは難しいと感じます。

経済性については、化石燃料に高額な炭素税を課す等の施策がない限り、比較の土俵に乗らないと思います。

環境への負荷については、地球温暖化防止条約では、バイオマス起源の燃料から発生するCO2は排出量としてカウントしない等の施策がありますが、これらが真に環境に優しいのかは疑問が残るところです。植物の生産には肥料等が必要でしょうし、油脂を燃料として利用可能な形態にするための段階でエネルギーの消費や不純物等の廃棄物の発生が懸念されます。

石油の将来をバイオマス等の別のエネルギー源に頼るのではなく、エネルギーの浪費をするライフスタイル自体の見直しも需要かと思います。
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やはり、生産コストと絶対量の不足が最大の問題点でしょう。



例えば、20~30年で成木になる海外の広大な松林から、植林と伐採を繰り返し松資源を活用していくという事業があります。
松からは、紙や塗料の原料をはじめ様々な工業製品が取り出されますが、
製品にならなかった残滓(重油なみの発熱量を有します)を燃料として使うということが、実際に行われています。
燃焼時にはCO2を排出するわけですが、もともと植物が光合成で吸収したものなので、トータルとしては、排出されないのと同じ。
ということで、バイオマス燃料と称されており、新エネルギーのひとつです。

問題点ではなく、ほとんど特長になってしまいましたね。
ご参考までに紹介しました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
知識が不足しているため、この様な情報を教えていただける事も、自分にとっては大変勉強になります。

お礼日時:2003/06/04 23:54

収量は限られるし(特に動物は)


煤が出るので公害を巻き起こすし、
外燃機関で使わないと詰まってしまうので、
あまり良いことは無いでしょう。

動植物から取れる油脂は、飢餓を救うために
使った方が有意義なようにも思います。

植物からということであれば、
発酵させてアルコールを作った方が
燃料としては有望です。

参考URLから、海外エネルギーリンクを
選択してみてください。

参考URL:http://www.gaiaenergy.com/top.html
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
海外エネルギーリンク大変参考になりました。

お礼日時:2003/06/02 01:03

炭素原子数が多いので,環境への影響を考えると問題ありそうです.

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この回答へのお礼

ありがとうございました。
二酸化炭素の発生量が多くなるという事でしょうか。

お礼日時:2003/06/01 02:53

収量が限られるでしょう。

もちろん補完的には利用できますよ。実際、日本初のジェット機は松根油で飛びましたし、戦時標準船は焼玉エンジンだったので動植物油を燃料にしました。

しかしそれだけでは賄えなかったので、アルコール、石炭からの人造石油、木炭、カーバイトによるアセチレン発生などを利用してますね。まあ自動車用には木炭やアセチレンでもなんとかなりましたが、飛行機用にはやはりいいとこアルコールと人造石油でしょう。でもジェット機なら使用燃料の幅が広いから動植物油でもなんとかなるかな。

外燃機関用としては、熱量などで問題ありとしても、使用しやすいでしょうが、内燃機関用、とくに膨張式機関となると発火性や着火性などで、使用できるエンジンが限定されますね。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。
その気になれば利用は可能なのですね。

お礼日時:2003/06/01 02:47

面積が必要なこと。


菜種油を仮定すると、1アールでだいたい7kgぐらい採れるようです。
一人一日、1kgの油を使うとすると、
一人当たり52アールの作付け面積が必要。
1億人が使うためには、52億アール、つまり5200万ha必要。

水稲の作付け面積が176万haというから、これは相当きびしい数字です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
量的にとっても難しいという事なんですね。

お礼日時:2003/06/01 02:37

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