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[質問]PSPICEにおける発振回路のシミュレーションをやる際の設定の
詳細に関して教えてください。

[概要]
ウィーンブリッジ系の発振回路を以下の図のように設計しました。
PSPICEにてシミュレーターで、実際に所望の周波数を得られるかを
確かめようとしたのですが、発振していません。

ネットで調べたところ発振回路は特別な設定をしなければ、PSPICE
ではシミュレーションをできないと書いてあり、その設定(具体的にはコンデンサーに蓄えられた電荷の初期値を与えるなど)を試して
みたのですが、設定の仕方などがわからずうまくいきませんでした。
詳細な設定方法が書いてあるウェブページ、もしくはご存知の方がいましたら、詳細な設定方法そのものを教えていただけるとありがたいです。使っているシミュレーションはOrCad PSPICEシミュレーターで試用版を使用しています。

よろしくお願いします。

「PSPICEによる発振回路におけるシミュ」の質問画像

A 回答 (4件)

>√{ (R2/R1)^2 + 4*(R2/R1) + 4 }とはならないと思いますが


済みません計算間違いでした。C1 = C2 のときの中心周波数での利得は R1/(2R1+R2) が正解です。
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回路図でOUTからIN+(図では-と誤表記)までのCRバンドパスフィルタの伝達関数T(s)は,


T(s)=sC2R1/{C1C2R1R2s^2+(C1R1+C2R1+C2R2)s+1}
です.
ここからQは
Q=1/{√(C1R1/C2R2)+√(C2R1/C1R2)+√(C2R2/C1R1)}
です.これを大きくするようにしましょうね.
中心すなわち発振角周波数ω0は
ω0=1/√(C1C2R1R2)
です.
このとき
T(ω0)=R1/(2R1+R2)
でこれの逆数が損失ですから,損失がANo.2のように
√{ (R2/R1)^2 + 4*(R2/R1) + 4 }
とはならないと思いますが,小生は計算間違いが多いんで自信がありません.

ところで,初心者が100kHz以上の安定な発振器を作るのは難しいですよ.
回路形式としては,ブリッジドT(ザルツァー)型がお勧めです.
なぜブリッジドT型が高周波まで発振可能か寄生インピーダンスやオペアンプの周波数特性を入れて検討し理解できれば,100kHz以上の安定な発振器もできるでしょう.
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この回路は、回路シミュレータの初期条件以前の問題として、以下の理由で発振しません。


  (1) オペアンプの反転入力(-)と非反転入力(+)が逆になっている(これでは正帰還にならない)
  (2) ANo.1さんご指摘のように、バンドパスフィルタの損失が大きすぎて発振条件(アンプの利得 > フィルタの損失)を満足しない

普通は R1 = R2、C1 = C2 としますが、その場合は、バンドパスフィルタの中心周波数でのフィルタの損失は 3 (=1/フィルタの利得)なので、アンプの利得 > 3 が発振条件です。C1 = C2 で、R1 ≠ R2 の場合のフィルタの損失は
   √{ (R2/R1)^2 + 4*(R2/R1) + 4 }
となります。R2/R1 = 40kΩ/200Ω = 200 だと、フィルタの損失は 3 よりはるかに大きくなってしまいます。したがって、ご質問の回路では( (1)を直したとしても )、アンプの利得が不足しています。

R1 = R2 = R、C1 = C2 = C とした場合のウィーンブリッジ発振回路の発振条件は参考URLが参考になるかと思います。

C1 = C2 = 100pF、R1 = 200Ω、R2 = 40kΩ のとき、バンドパスフィルタの中心周波数は 796kHz となりますが、その周波数で発振させるのが目的でしょうか。その場合、オペアンプの利得帯域幅積 >> アンプの利得*発振周波数 となるようなオペアンプを使う必要があります(利得帯域幅積が1MHz程度の汎用オペアンプでは796kHzでの発振は難しいです)。

回路シミュレータで使っているオペアンプのSPICEモデルの入力オフセット電圧がゼロになっていなければ、全てのノードの初期電圧を設定しなくとも発振します(入力オフセット電圧がゼロでなければオペアンプの出力電圧が0でなくなるため)。ただし、アンプの利得が発振条件ぎりぎりだと、出力信号の振幅がなかなか大きくなりません。ご質問の回路は、振幅制限回路がないので、最終的には、出力信号の振幅はオペアンプの最大出力電圧になります(波形も矩形波に近くなります)。そのような波形を早く見たいのであれば、アンプの利得を 3 より大きく(5など)にしてシミュレーションすると良いです。

参考URL:http://www.rlc.gr.jp/project/e_circuit/analog/op …
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ウィーンブリッジ発振回路については,


この本「PSpiceによるOPアンプ回路設計」の「第7章 発振回路の設計」の後半に載っています.
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/36/36331.htm
きちんと振幅制御回路も入れてシミュレーションしています.
起動方法は,コンデンサ電荷に初期値を与えることで行っています.

ところで,図示の回路は振幅制御回路以前の問題として,C1,C2,R1,R2の値が変です.
C1,C2,R1,R2はCRバンドパス・フィルタを構成していて,できるだけQを高く設定するのが定石です.
とはいっても,Rの損失からQは0.5未満ですが.
C1=C2,R1=R2のよく見かけるウィーンブリッジでQ≒1/3です.
R2>>R1ではQが低すぎて動作しないんじゃないでしょうか?
ウェブページ云々よりも,伝達関数を書いて基本的に検討することを勧めます.
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