アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

西洋舞台の小説について。

この手の質問は数多くあるかとは思いますが、自分の言葉で質問したかったのでよろしくお願いします。

たとえば塩野七生さん著の「ローマは1日にしてならず」のように、歴史を追っていくものではなくて、史実から多少それたり過剰脚色があっても、ある個人や団体などを主役にした西洋舞台の小説を探しています。時代は特に問いませんが、現代よりは少し前の時代だとありがたいです。(西洋史はあまり詳しくありませんが、古代や中世が特に好きです) 書いているのは日本人でも外国人でも構いません。

ちなみに日本や東洋ものの時代・歴史小説は読んでも、西洋ものは未読なので、「定番かも」と思えるものでも大丈夫です。


お暇なときにでも回答お願いします。

A 回答 (5件)

物語風の伝記本で、アンリ・トロワイヤ著の『女帝エカテリーナ』というのがあります。


これはかなり有名だと思います。
邦訳文庫本が出ていますし、ベルばらの池田理代子さんがこの本を原作にしてマンガを出しています。
18世紀のロシアの女帝です。

以下は比較的新しい作品で、定番というわけではありませんが、

『真珠の耳飾りの少女』トレイシー・シュヴァリエ
映画化されたので結構有名です(自分は映画は見てませんが)。
17世紀のオランダのデフルトを舞台に、画家フェルメールの家に女中として働きに入った少女を主人公にしています。
名画が出来るまでを想像で描いた小説。
フェルメールとその家族、名画などは実在のものですが、あとは想像。

トレイシー・シュヴァリエには『貴婦人と一角獣』という小説も邦訳が出ています。
文庫版が出てないかもしれないので高いかも。
現在のベルギーあたりですか、15世紀末のフランドル地方を舞台に、貴婦人と一角獣のタピスリー製作と、その周辺にいた人々。
タピスリーは現存する実在の壁飾り(織物)ですが、発注者や製作者として登場する人々は架空の人物です。

『ブーリン家の姉妹』フィリッパ・グレゴリー
これも映画化されました。映像的に綺麗だったけど原作よりソフトになってしまい残念。。
16世紀イングランド。ヘンリー8世をめぐる姉妹の愛憎劇と宮廷の権力闘争。
登場人物達は基本的に実在の人々ですが、史実の流れを軸にして想像や創作を織り交ぜています。

『女王フアナ』ホセ・ルイス・オライソラ
物語風の伝記。狂女王というあだ名で有名な15世紀~16世紀のスペイン王女フアナ。
スペインで映画化された作品だそうです。角川文庫から邦訳が出ています。
表紙は映画化したときの女優さんだと思います。
http://www.amazon.co.jp/%E5%A5%B3%E7%8E%8B%E3%83 …
で、このフアナの姉がヘンリー8世の最初の妻キャサリン・オヴ・アラゴンで、『ブーリン家の姉妹』の中で、アン・ブーリンにイングランド王妃の座から追い落とされることになります。

中世というにはいささか新しい時代の本ばかりですが。
女性が主人公のものが多過ぎたでしょうか(^_^;

私は読んでないんですが、ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』というのが有名ですよ。
14世紀のカトリック修道院が舞台のミステリだそうです。
これは中世と言えるのでは。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

あわわ、こんなに挙げてもらえるなんて思ってもみなかったので嬉しいです!早速大きな本屋に直行したのですが、『女帝エカテリーナ(下)』しかないという・・・なんでだろう本当に。実際手にとって見ていないので作家さんの癖との相性などなんともいえないですが、アマゾンさんなどであらすじをみたところ、『女帝エカテリーナ』は本当に面白そうですね。他挙げてくださった作品も、映画化しているとは、間違いなく面白そう。同時代のものということで、『ぶーりん家の姉妹』『女王フアナ』を続けて読むのも、視点が違ってまた楽しそう・・・・などなど、本当にわくわくしてきますね!本屋さんで見つかり次第、読みたいと思います。ありがとうございました!

お礼日時:2010/04/28 20:36

 やっぱりケンフォレットの「大聖堂」でしょうか。


それまでのフォレットの作品の中では異質の、いわば大河ドラマです。
ヘンリー4世没後からヘンリー5世までの英国の人々の運命が、修道院を軸に紡がれてゆきます。
混乱期での庶民のさまざまな生き方、駆け引き、知恵比べが、現在の我々にも身近に感じます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

時代も国も、ちょうど興味のあったのとぴったり一致していて驚きました。この時代の西洋と宗教は密接に関わっているようですので、そんな時代の、しかも大河ドラマのような話と聞いてドキドキしています。生憎立ち寄った本屋で在庫切れだったので、また探してみますね。ありがとうございました^^

お礼日時:2010/04/28 20:20

他の方も名を上げていますが、佐藤賢一さんの作品はどれも面白いです。


文章に癖のある作家なので、まずは一冊完結の作品の中でも評価の高い「王妃の離婚」を読んでみてはどうでしょうか? ちなみに直木賞受賞作でもあります。
そして、それで気に入った様なら、どれも面白いですが、特に「双頭の鷲」、「傭兵ピエール」、「二人のガスコン」などをお勧めします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました!

「王妃の離婚」を読んでみることにしました。プロローグを立ち読みしたところ、続きが気になってしまって; 確かに独特な書き方をする作家さんですが、私と相性が良いみたいです。あらすじを読んでみて、kentshkasaさんが挙げた他作品も気になっているので、今のが読み終わったら考えてみます。

お礼日時:2010/04/28 20:15

・佐藤賢一 カルチェ・ラタン 集英社文庫


 宗教改革の嵐の時代のパリの学生街「カルチェ・ラタン」を舞台に夜警隊長と修道士が行方不明の
 靴職人に端を発する陰謀事件で活躍する作品
・アリソン・アトリー 時の旅人 岩波少年文庫
 三百年前のイングランドの荘園を舞台に現代の少女が幽閉されたスコットランド女王メアリ・スチュアートをめぐる事件で活躍する作品
などどうでしょうか
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

お恥ずかしながら、佐藤賢一さんを知らなかったのですが、面白いととても評判の方なんですね。挙げてくださった『カルチェ・ラタン』も気になりますが、まず『王妃の離婚』に手を付けてみることにしました。『時の旅人』も面白そうです。実は後味がすっきりしても、もやもやしても、事件を解決していくものは好きなので、とても気になります。ありがとうございました!

お礼日時:2010/04/28 20:43

・藤本ひとみ


『逆光のメディチ』
『ハプスブルクの宝剣』
『大修院長ジュスティーヌ』
『マリー・アントワネットの生涯』
『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』
『王妃マリー・アントワネット―青春の光と影』
『皇帝ナポレオン』
『ナポレオン千一夜物語』
『ナポレオンの恋人たち―愛される女の条件』
『皇后ジョゼフィーヌのおいしい人生』
『侯爵サド』『侯爵サド夫人』
『ジャンヌ・ダルクの生涯』
『ジャンヌ・ダルク暗殺』
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

mshr1962さんは藤本ひとみさんが大好きなのですね。たくさんの本を挙げてくださってありがとうございます。マリア・テレジアの時代がとっても苦手なので(詳しくないという意味で)、『ハプスブルクの宝剣』はぜひ読んでみたいですね。ありがとうございました^^

お礼日時:2010/04/28 20:23

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!