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出版に詳しい方・宮部みゆき「日暮らし」について

私は普段、文庫本の「解説」は読みません。
作家の作品を読みたいのであって、他人の評なんぞどうでも良いからです。
しかし今回入院中、持ち込んだ本は何度も読んでしまい「たまには」と思って読んでみました。

コレが間違いのもので、以来頭を悩ませているのでどなたか助けて下さい。

宮部みゆき著「日暮らし・下巻」に、末國善己という人が解説を載せています。
私は、解説を書く人はそれなりに作品を読み込んでから書くものだと思ってたのですが、
この解説者は登場人物の名前を何度も間違えているので、そうでもないのかな?
と思われます。

この解説者の人となりはどうでも良いのですが、私を悩ませているのは
「文庫本になる前に誰も解説者の原稿をチェックしないのか?」という事です。

たった8ページの解説中に7回も名前を間違えているのです。
性格も境遇も全然違う2人の女性の名前をそっくり間違えているのです。
上中下巻と3巻で完結ですが、下巻だけ読んでも名前を間違えてると分かるのです。
それとも第2刷や第3刷以下増刷はちゃんと訂正されて出版されているのでしょうか?

出版に詳しい方、どうなんでしょう?
文庫本になる前にチェックしているのですか?
こんなポカする解説者は誰が依頼するのですか?
ミス発覚後の本は訂正後に出版してるのですか?
こういった登場人物の名前間違いも『落丁本・乱丁本』の類に入るのですか?

どなたか教えて下さい。

A 回答 (1件)

文庫本になる前にチェックしているのですか?


→チェックはしているはずです。
 考えられる原因としては…
 「締切が迫っており、余裕を持って校正できなかったため気付かなかった」
 「解説部分の担当者が、本編をきちんと読んでおらず間違いに気付かなかった」
 というところでしょうか。
 
こんなポカする解説者は誰が依頼するのですか?
→担当編集者、もしくは編集部でしょう。

ミス発覚後の本は訂正後に出版してるのですか?
→出版社に「ミスがあるよ」という指摘の連絡があれば、
 増刷の際に訂正されるかと思います。
 ただし、その書籍が初版のみで重版されていなければ、
 訂正の機会は(訂正文書の挟み込みくらいしか)ありません。
 指摘がなかった場合は気付かないことが多いです。

こういった登場人物の名前間違いも『落丁本・乱丁本』の類に入るのですか?
→いいえ、これは「校正ミス」です。
 編集者としては恥ですが、落丁や乱丁ではありません。
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この回答へのお礼

早々の回答ありがとうございます。

丁寧な回答で、とても良く分かりました。

お礼日時:2010/05/14 23:11

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