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ホノルルの気候区分について質問です

ホノルルはAw気候(サバナ気候)だということですが、雨温図を見ると夏に降水量が少ないです。
つまり「As気候」になっています。何か理由があるのでしょうか?
でもやっばりAw気候に分類されるのですか?
どう解釈したらいいのでしょうか?

A 回答 (2件)

ハワイは非常に多くの気候区分を抱える地域で、ハワイ諸島全体では砂漠気候と極地気候以外の全てが


存在します。

ホノルル市内は確かにAs気候なのですが、ハワイ全体としてはAwな地域もあるし、どちらかだけに
限定した表記は適切でないと考える人もいます。

著書に気候区分が絡む一説を入れる人も、AwとAsが混在する地域の場合はサバナ気候が最初に
区分の一つとしてできたAwにまとめてしまう人がかなりいるようです。(Asはサバナ気候の
狭義の区分として後から更に追加されたため)

あと、著者はハワイ全体の気候区分としてサバナ気候を当てはめ、ハワイに来る時に一番の基点に
なるのはホノルルなので、例示する都市名としてはとりあえずホノルルを入れただけという可能性も
あります。つまり、『ホノルル』という字面が必ずしもホノルル市内のみとして著者に認識されて
いない状態である可能性も多分にある、ということです。

もうオヤジ世代になった私がこれらの気候区分を学校で習った頃(中学か高校くらい)は、AwとAsの
区別がまだなく、単に『サバナ気候:雨季と乾季が明確に分かれると認められる地域』でした。
一番最初に参照したデータから更新状況の確認をせずにずるずる何十年も来ている資料の類も
案外残存していますしね・・・。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまい済みませんでした。完全な理解は難しい内容でしたが、勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/06/23 18:24

気候記号から判断して、ケッペンの気候区分の質問ですね。

ケッペンの考えに則って回答を試みます。
ケッペンは、まず樹木気候か無樹木気候かをまず区分しました。
ですから、まずこれ(A・C・DかB・E)かの判定を先に行います。
次に、樹木気候ならA・C・Dの判定を、無樹木気候ならBかEの判定を行うわけです。
さらに、気候区の判定を行います(つまり小文字です)。

判定の実際においては、乾燥帯かそうでないかの判定(乾燥限界式)を行う際には、降水量の季節的配分が必要なので、fかwかsかの判定を先にするのですが、もしB気候と乾燥限界式によって判断された場合は、それが優先です。

さて、ホノルルの場合は、
最寒月が18度以上なので、A気候だと分かります。この場合は、AfとAw、Amを区別する表に入れてみるのですが、どう見ても、年間降水量が少なすぎます。
そこで、乾燥限界式に入れることになります。

理科年表によれば、年間降水量429.2mm、年平均気温25.2度です。
ホノルルの降水は明らかに夏乾燥ですので、P=20×25.2=504(mm)となり、
年間降水量429.2mmの方が乾燥限界値を下回りますので、B気候です。
P/2以上ですからBSです。
ひょっとすると、熱帯地方だから、夏乾燥ではなく、冬乾燥だとか乾季なし気候だという可能性もあるかもしれません。しかしどの乾燥限界式P=20(t+7)やP=20(t+14)にいれても、当然乾燥帯になります。

以上のことから、ケッペンに従えば、BS(ステップ気候)と判断するのが妥当だと思われます。

しかし、世界地図レベルでは、そんな細かな表現はできないと思われます。手許の地図では、ハワイ島をAfとAwで分けているのが限界のようです。
例えば、理科年表(1971-2000年)では、函館がぎりぎりの西岸海洋性気候ですが、そんな細かな気候区分は世界スケールでは表現できない、というわけです。作図上いわゆる総描的なことが行われているわけです。

今回の回答にあたり、ケッペンの1900年の論文を見直しました(ドイツ語なので図だけ)。するとケッペンはハワイ諸島全体をA2気候に一括していました。A2気候というのはバオバブ気候と書いてあります。今で言うところのAw気候ですね。当時の知識からするとそんな所なのでしょうか。色々調べさせていただき、勉強になりました。
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この回答へのお礼

つまりはAsという気候区も、場所によっては出現してしまうということですね。きっとDsとかも場所によっては存在するのでしょうね。ありがとうございました。

お礼日時:2010/06/23 18:28

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