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パイロットについて。
私は現在パイロットになるための教育を受けている学生です。将来操縦士となる上で周りの方からどのように見られているのかが気になったので投票しました。質問したいことは、パイロットのイメージ、こういうパイロットであってほしいという理想や、こういうパイロットはいやだや、パイロットにはこういう人がいそうなどなど何でも書いていただけたら幸いです、また、自衛隊と民間航空機のパイロットのイメージに違いとうありましたらどうぞ教えてください。また、先輩の方でパイロットはこうであるべきだという教訓等ありましたら恐縮ではありますがアドバイスお願いします。

A 回答 (2件)

 私も一時期客室乗務員のユニフォームを着た者です。

小型自家用機の操縦訓練も受けた経験があります。

 パイロットに期待するもの・・・、それは、いかなる目的のいかなる機種に搭乗するにしても、冷徹さを第一に挙げたいと思います。今日の航空機は大変高度な進化を遂げた、ある意味大変システマチックな機器です。そうした精密機械のような乗り物を操縦し制御するためには、腕前でも蛮勇でもなく、なによりも冷静でシステマチックな思考と、それに基づく自信に満ちた行動力が求められます。いろいろ輻輳して立ちはだかるシチュエーションに対して、常に冷静な判断と、自信と落ち着きに満ちた正しい対応が出来ること、これがパイロットにとっては最も大切な資質だと思います。

 第二に、パイロットの最大の使命は運行の安全にあります。安全なくして目的の達成はありえません。一旦コクピットに収まったら、そうした全責任が自分の双肩に掛かっていることを自覚できる人格であること、そして、すべから安全に目的を遂行できることは職務として、いたって当然のことに過ぎないと淡々としていられる素質、そうしたものもまた欠かせないものと思います。

 第三に、パイロットは今日けっしてカッコ良い職業ではありません。自己の任務を的確に遂行するためにも、他人のイメージや職業的な人気度などを気にする必要などいささかも無いものと思います。パイロットは空港で、機内で、自分の本分を全うするだけでいいのです。

 自衛隊と民間航空機のパイロットの違い・・・

 この際、イメージという不確かな要素で比較することは避けたいとおもいます。イメージとは第三者が勝手に描く感覚のことであり、かならずしも正しいと限らないからです。

 自衛隊と民間航空機のパイロットの最大の違い・・・、それは、たとえばラインの航空機のコクピットに座ってみれば一目瞭然、すぐ理解できることと思います。

 出発前の多くの手続き、操作、インプット、点検、これらはすべてマニュアルに添って進められます。そして出発、V1、VR、V2の確認と引き起こし、そこから先のすべての操作、これらもまた、すべて決められた手順に従って正しく操作することが求められます。エンジン火災、ランディングギアの不作動、こうした事態でさえ、単なる個人プレイは許されません。

 つまり、ラインの航空機の操縦とは、実にシステマチックで事務的な操作の連続、ある意味ただそれだけ。腕前などの入り込む余地などはほとんど、いえ、滅多に無いひとつの職場にしか過ぎません。

 一方、今日の軍用機などは、やはりかなりシステマチックなものとなっているのでしょう。ですが、そこは瞬時の的確な判断力によって臨機応変に振舞う必要も生じるはずの、特殊な用途の航空機です。大空に舞う楽しみを味わうなら、もう航空自衛隊に入隊するしかないでしょう。

 最後に・・・、私はこのご質問を拝見して、とても違和感を覚えました。パイロットは人気商売ではありません。周りの方からどのように見られようが、どんなイメージを抱かれようが、そんなことを気にすることは一切ありません。ただ自身が身につけた技量と経験を糧にして、常に安全にして効率の良い運行を実現できるパイロット、これが私が望むパイロットの姿です。もし、制服制帽姿で空港ロビーを歩いて羨望の視線を浴びたいとお思いなら、パイロットでなく俳優の道をお選びください。
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この回答へのお礼

率直なご指導まことにありがとうございました。わたしは現在まだまだ新米の卵です。これから空に足を踏みいれるに当たりここで学んだ精神を胸にがんばっていく所存です。責任、安全、精神力その他さまざまな要素が空の世界では必要であることを忘れず、また、けして私一人で飛んでいるのではなく、その陰ではたくさんの方々のご支援があるのだということを認識して、今後の学生生活を全力で取り組んでいきたいと思います。まことにありがとうございました。

お礼日時:2010/07/08 20:48

ヘリコプターではありますが


パイロット挫折組です

そういえばJALのP希望の訓練段階の方々が
経営再建の一環として(無駄金削減)皆地上勤務になってしまいましたね
仕方が無いとは思うものの 当人たちの脱力度は計り知れないものかと・・
パイロットは他の職業と違って志望する段階で意識が違いますからね

パイロットはこうあるべきだ?

うーん 安全飛行でお願いします 

これ以外にありませんねぇ・・

がんばってください。
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この回答へのお礼

経営状況の危ぶまれる現在においてパイロットの職がけして安定的ではないことは十分承知しております。それでもこの大空を飛びたいという私の意志に変化は一切ありません。今後課程を過ごしていく中でパイロットに求められている素質を早く身につけられるように自分に厳しく生きていきたいと思います。ご回答いただいた文からも伺えますように、パイロットの道はけして広き門とはいえませんがけして諦めることなく最後の最後まで挑戦していく所存です。まことにありがとうございました。

お礼日時:2010/07/08 20:57

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