哲学を考えるツールとは何ですか。
前回の質問ではたいへん多くの人に回答をいただきましてありがとうございます。
大変嬉しく思いました。
しかしながらまだよくわからないところがあるので
もう一度質問させてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%B2%E5%AD%A6
上記によりますと
学問としての哲学で扱われる主題には、真理、本質、同一性、普遍性、数学的命題、論理、言語、知識、観念、世界、存在、時間、空間、現象、経験、人間一般、理性、自由、因果性、世界の起源のような根源的な原因、正義、善、美、意識、精神、自我、他我、神、霊魂、などがある
とあります。
この中には科学で研究されるテーマもたくさんあります。
言語・世界・時間・空間・現象・神・霊魂などは科学においても研究されます。
科学ではデータ・史料・観察などの手法によって研究すると思います。
それでは哲学はどのような手法をもちいて研究するのでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
「哲学と科学との違い」との新しい質問ですが、
西洋哲学の場合には、元々、哲学と科学は分類される
別の学問ではなく、哲学のくくりだけがありました。
例えば、ギリシャ哲学では、元素の研究をしています。
現代の科学は、昔西洋では、哲学に含まれていました。
ですので、基本的な研究に対するスタンスは、科学も
西洋哲学もあまり変わらないと思います。
あとは、ご自分で・・
何度もありがとうございます。
新に新しい質問をたてるべきだったでしょうか。
大変失礼いたしました。
にもかかわらずお答えくださいまして感謝いたします。
>西洋哲学の場合には、元々、哲学と科学は分類される
別の学問ではなく
>現代の科学は、昔西洋では、哲学に含まれていました。
なるほど、おかげさまでそろそろ哲学についての結論が出せそうです。
哲学は他の学問で代用できるので、不要である。
どうやらここに行き着きそうです。
No.11
- 回答日時:
>歴史を考える際に用いる手法です。
すると歴史っていうのは哲学なんでしょうか。
歴史も科学も新たな物証や理論や手法により
今までの説の辻褄があわなくなって
有力な説の蓋然性は否定されて
そこから更に研究が発展してきたことは共通しますよね。
結局確かなものは何か?となると
哲学者の多くは想像力豊かに思考実験をしたり、
素朴に性質を直感で表明したり。
今現在便利に採用している学術、理論体系も
(何次元かもわからん)現実の忠実な模写が出来ていると言い切れない限り、
その曖昧さでは、乱暴な言い方ですが、
「直感や予見妄想」というツールも人間が素朴な感性で長年大いに採用してきた。
情報源としては冷静なる客観的な観察と同等かもしれないと思います。
何度も回答をありがとうございます。
>哲学者の多くは想像力豊かに思考実験をしたり、
素朴に性質を直感で表明したり。
哲学では直感を表明するのもアリなんですか。
だとすれば科学と哲学が異なるのはその点でしょうね。
私は歴史を考えるときに、直感で仮説をたてることがあります。
しかしながら、科学というものは説明がないと認められないので
その直感を言葉に直していくという作業をします。
>「直感や予見妄想」というツールも人間が素朴な感性で長年大いに採用してきた。
情報源としては冷静なる客観的な観察と同等かもしれないと思います。
そのとおりですね。
将棋の羽生さんなど、理屈で考えずに直感で将棋をさしているそうですし。
No.10
- 回答日時:
回答番号:No.8です。
>哲学は各自めいめいそれぞれの結論を出しても全く構わないのではないか、と思うんです。
構わないというか人文系は諸々の仮説が収束されにくいということかと感じます。
実験することも実験対象をシンプルにすることも実験結果を解釈することも、要素が多すぎ複雑なのでしょうか。
>例えばその発生を研究するとして、正しい答えが複数あるなんてことはありませんよね?
複数の説が存在することはあっても。
正しい答えはひとつだと思いますが、問い自体に曖昧さがあったり、問いの本来の複雑さを削ぎ落として単純化しているために、あたかも複数の答えがあるように思えるのだと思います。
例えば、経済モデルにしても真に正しいのは、この世の全てに要素を変数に組み入れたモデルなのでしょうが、現実には無理なので、複数の簡略化されたモデルが研究者によって主張されることになります。あとは、そのモデルが如何に現実をもっともらしく説明できるかの勝負になります。しかし、それでも正しい答えではなく有力な仮説にすぎません。
>いろいろな考え方が出てくると思いますが、どれも間違いではないと思うんです。
それを議論してもしようがない。
はい。前提や定義が曖昧なので議論をしてもしょうがないですね。
何度も回答をありがとうございます。
>人文系は諸々の仮説が収束されにくいということかと感じます。
>正しい答えはひとつだと思いますが、問い自体に曖昧さがあったり、問いの本来の複雑さを削ぎ落として単純化しているために、あたかも複数の答えがあるように思えるのだと思います。
なるほど。
そういわれればそんな気もしますが
それじゃあ、「神とはなんぞや」という問いをどのように変えれば
たったひとつの正しい答えがでるのか、と考えてみたんですが
これがわからないんです。
哲学というものがわからないので質問したわけですが
結局哲学というものを明確に定義することはできないのだと感じます。
このカテゴリーでも、政治・経済・歴史・物理・恋愛相談・人生相談・宗教など
さまざまな質問が入り乱れています。
しかしお教えいただいたことは大変勉強になりました。
No.8
- 回答日時:
難しいテーマですね。
基本的に科学も哲学も仮説的推論がメインという点では共通と思います。
異なるように観える点は、仮説を導き出す前の諸材料の客観性ではないかと思います。
科学では(正しく観測したという前提で)観測結果を正として考察していきますので
客観性が高いように感じられます。
一方、哲学では客観性は帰納や演繹といった推論により仮説を導き出す前の諸材料を獲得していきますから、「結局は、あなたの推論ではないか!」という批判につながりやすいのかと思います。
ただし、よく考えてみると、観測結果を得る科学的装置も帰納や演繹といった推論をベースに作られていますから同じ批判をすることは可能ですね。
結局、科学の方が仮説をたてる時の諸材料が具体的なのでもっともらしく感じるということだと思います。
ご回答ありがとうございます。
>「結局は、あなたの推論ではないか!」という批判につながりやすいのかと思います。
哲学は各自めいめいそれぞれの結論を出しても全く構わないのではないか、と思うんです。
例えばこのカテゴリーで繰り返されるテーマに「神とは何か」というのがありますが
(最近もこういう質問がありましたが、それは読んでおらず、その質問の批判ではありません)
これを科学的に結論を出すとすると
その発生や、それぞれの地域での比較などを研究するのでしょうか。
例えばその発生を研究するとして、正しい答えが複数あるなんてことはありませんよね?
複数の説が存在することはあっても。
哲学的に神を考える場合、
●神は自分自身の中にある。
●神は存在しない。
●神とは自然のことである。
●神は大勢存在する。
●神はひとりしかいない。
などいろいろな考え方が出てくると思いますが、どれも間違いではないと思うんです。
それを議論してもしようがない。
このカテゴリーでは鷹揚さが感じられないのがときどき気になります。
結局哲学には客観性はなく、主観的なものではないか、と。
(主観的なのが悪いとは思いません。それが人を助けることもあるでしょう。
逆に客観的事実をつきつけても人を救わないと思います。)
No.7
- 回答日時:
#6
ご質問者様のお礼投稿に対して
まあ、でも細かいこだわりはないので哲学のツールでもいいですけど(笑)
細かいところにこだわるのが哲学ですか。
まあ、ここをのぞいていると、そういうQandAもありますね。
言葉遊びというかな・・・
【無意味な言葉のやりとりと、重要な細かいことばの厳密性は区別することでしょうね。先日「プロとは」という質問に投稿しました。哲学や思索でツールとしてのことばを選択し得ない、きちんと使用できないものはプロではないという投稿です。http://okwave.jp/qa/q6045114.htmlのNo.8回答です。】
哲学では何を基に考えるのか、とお聞きしているのです。
回 答者様は、論理と思考だとお答えになった。
【ツールということを作業プロセスに読み替えました。欧米哲学という共通のツールがない普遍追求世界でして、この知の世界は混乱と空しさだけですね】。
その論理と思考の材料は何か、という質問です。
【欧米の頭の先っちょの哲学や学問はことばでの演繹でしょう。概念遊びですね】
それを討論する意味がいまひとつわかりません。
【討論は空しいものだと存じます】
No.6
- 回答日時:
takotakoqさん、哲学のツールでなく哲学を考えるツールですか?
それぁ考えることですよね。思索でしょう?論理と思考ですか。
所詮それは、欧米の所謂フィロソフィーって奴ですね。
それにしても哲学のツールはその哲学をきめますね。
一人の人間に一つの世界、人生。そして哲学。それは一つのツールの世界。
これが共通というか、ともにできるとすればそれは大きな人格世界でしょうね。
或いは真似事をしているたくさんの亜流を包括する本物の世界でしょうね。
ツールはその哲学を決定していますね。
不変と普遍、そして永遠を追究する哲学はツールも世界も個別であるから普遍であり不変、そして永遠かもしれません。
何かご回答を勉強できるかと今までtakotakoqさんとお待ちしていたのですよ。
更にお待ちしましょうね。
ご回答ありがとうございます。
>哲学のツールでなく哲学を考えるツールですか?
はい。
まあ、でも細かいこだわりはないので哲学のツールでもいいですけど(笑)
細かいところにこだわるのが哲学ですか。
まあ、ここをのぞいていると、そういうQandAもありますね。
言葉遊びというかな・・・
そういうことをする意味とか価値とかがまるで理解できないんです。
科学では考えるために材料を用いますでしょう。
データ、資料、観察、実験、などなど。
哲学では何を基に考えるのか、とお聞きしているのです。
回答者様は、論理と思考だとお答えになった。
その論理と思考の材料は何か、という質問です。
おそらく主観で考えるのではないかと思いますが。
主観っていうのはどのように感じてどのように考えようと自由なので
まちがいなどありません。
それを討論する意味がいまひとつわかりません。
No.3
- 回答日時:
科学と哲学の最大の違いは、手法ではなく、対象でしょう。
生物を扱えば生物学、化学物質を扱えば化学、というように、
対象に対応して分野があるから「科」学というのです。
昔は、科学も宗教も哲学も、1つの環境認識という分野でした。
科学がそれぞれの対象に対して深まり、またそうした科学の
深まりによって、神を対象とする分野が「環境認識」から
遊離して宗教となったのです。
もちろん、そうした個々の対象の分析手段が精密化するのに対し、
哲学の扱う“残された全体”には、なかなかそうした実験的手法は
適用しにくい、というのも事実ですが、それが定義の先に立つ
訳ではありません。
回答ありがとうございます。
科学と哲学の違いは対象だとおっしゃいますが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%B2%E5%AD%A6
上記によりますと
学問としての哲学で扱われる主題には、真理、本質、同一性、普遍性、数学的命題、論理、言語、知識、観念、世界、存在、時間、空間、現象、経験、人間一般、理性、自由、因果性、世界の起源のような根源的な原因、正義、善、美、意識、精神、自我、他我、神、霊魂、などがある
とあります。
この中には科学で研究されるテーマもたくさんあります。
例えば言語・世界・時間・空間・現象・人間一般・世界の起源・意識・精神・神・霊魂などは
科学でも研究されているテーマだと思います。
No.2
- 回答日時:
私は、哲学の研究の手法も科学の研究の手法もそんなに変わらないと思います。
勝手に分類すると、
(1)過去の研究成果を土台として、その上に構築するか、土台の欠点を修正する
(2)過去の研究成果とは関係なく独自に構築する
(1)には質問に記述の「史料」が含まれていると思います。
ツールと、なりますと私は、哲学学科は出ていないので申し訳ありませんが、
例えば、「死」に関する哲学であったら
データ=>日本の死因の理由の統計、
史料=>過去の死についての考察(仏教とかハイデッガーとか)
観察=>周りの人で自殺したいと考えている人の意見・理由
特に重要なのは、観察でしょうか
御参考になりましたら。
回答ありがとうございます。
科学も哲学も同じ手法なのですね。
チョット安心しました。
ここではときどき自由というより勝手な思いつきで
哲学しているような人がおられるようなので
哲学とはそんなものなのか、とちょっと失望していたのですが。
では科学と哲学はどこがちがいますか。
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