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高速増殖炉について

高速増殖炉は、発電しながら消費した以上の燃料を生成できる原子炉だと書いてありました。
通常の原子炉では、使用済み核燃料が出ますが、高速増殖炉では出ないのでしょうか。

わかる方、回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

高速増殖炉はどちらかというと「使用済み核燃料にプルトニウムがいっぱい取れる」原子炉です。



日本の原子炉は低濃縮ウランを突っ込んで劣化ウランとほんのちょっとのプルトニウムが使用済み燃料として出てきます。で、燃え残りのウランとプルトニウムをとりだすのが再処理施設。
まあ核廃棄物の分別と言えないことないけど、分別したほうが核廃棄物が増えるって説もありますけど。

高速増殖炉は普通の原子炉より薄い低濃縮ウランとプルトニウムを突っ込むと劣化ウランと、普通の原子炉よりおおいプルトニウムが出てきます。

はじめに突っ込んだプルトニウムより使用済み燃料に出てくるプルトニウムを多くもできるのですが、反応するに従って燃料棒のなかに反応を止める動作をすす物質ができるので、これを再処理をして取り除かないと反応が継続できません。
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高速増殖炉でも使用済み核燃料が出ます。

使用済み核燃料中に含まれるプルトニウムの量が多くなるように設計された原子炉が高速増殖炉です。消費した核燃料以上の量の核燃料が生成される場合を「増殖」と言っています。
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>通常の原子炉では、使用済み核燃料が出ますが、高速増殖炉では出ない


まあ、逆に近いですね。高速増殖炉は使用済み核燃料中のネプツニウム、プルトニウムの収率を上げる様に設計された原子炉です。
高速というのは早く反応が進むということではなく、ウラン235から放射される速度の大きい中性子をウラン238に効率良く吸収させるという意味です。
普通の原子炉は遅い中性子を使うために水や重水のような「減速材」を熱媒体に使用しますが、高速増殖炉では減速の起きない金属ナトリウムを熱媒体に使用します。
「バカな駆け出し研究者」が「職人」の経験を無視して、折れやすい温度計の鞘を作らせたために十五年も無駄になりました。
其の間も研究者や技術者、作業員を雇い続けた何千億円ものお金は何だったのだ!(怒)
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