岩波文庫「フランバーズ屋敷の人びと」について

岩波文庫のヤングアダルトに 「フランバーズ屋敷の人びと」 というシリーズがあり（全５巻かな？）小学校の頃に読んではまって買い揃え、今でも持っていたりして、結構思い入れあるんですが、お好きだった方いませんか？
現在クリスティの本を色々読んでいるんですが、少し共通点見つけて、なんとなく懐かしくなりました。
読んだことあるって方（いないかなあ？マイナーすぎ？）ちょっと一言感想などを・・・いただけると・・・嬉しいです。似た傾向の本のおススメなども。

No.1 ベストアンサー 回答者： shirogane 回答日時： 2003/07/26 02:04

kalkanさん、こんにちは。

「フランバーズ屋敷の人びと」私は中学生のときに読みました。懐かしいです。
あの頃、早川FTをよく読んでいて、自分の気持ちのままに行動する強いヒロインたちが好きでした。ファンタジーじゃないけどクリスチナも同じだなーと思いました。というか第一次世界大戦頃のイギリスなんて異世界みたいな感じでしたね。そのあたりの背景描写も興味深かったです。「グリーン・ノウ物語」のような屋敷もの好きなんですよね。
昔誰が好きだったんだろう？　ディックだったような気がします。身分違いのシチュエーションが好きでした。でも今は違うかも。確か捨てないでどこかにしまってあると思うので確認してみます。
似た傾向の本と言えば、最初読んだとき「ジェイン・エア」を連想しました。あとマンガですがさいとうちほの「円舞曲は白いドレスで」がヒロインのもてもて感（？）が似てます。舞台は第二次大戦頃の日本で、ちょっと昼メロか宝塚みたいですがおすすめです。

参考URL：http://kairou.cool.ne.jp/manga/list/saitou.htm

この回答へのお礼

ありがとうございます！
私も【屋敷もの】好きです。自分の場合、原点がこの「フランバーズ」なんだなあと。
「グリーン・ノウ物語」ぜひぜひ読んでみたいので探してみます。
クリスチナ、素敵な女の人ですよね。小学校の頃は、いとこの兄弟と使用人・・・三人ともタイプが違ってイイ！萌え！(^_^)だったと思いますが、後で読み返すうちにクリスチナの強さに魅かれるようになりました。
さいとうちほの「円舞曲は白いドレスで」は、タイトルは知っていたのですが、shiroganeさんのおススメ文を見てスゴク読みたくなりました！

お礼日時：2003/07/26 11:42

No.2 回答者： noname#21649 回答日時： 2003/07/26 03:57

世代間の対立を描いた本として子供（当時中学生.中学校の課題図書にもなりました）に読ませたらば.息子の野郎が.以後恋愛小説しか読まなくなったという.いわく付の本です。

しかも.何を間違えたか.女の子を追いかければ良いものを.男しか追いかけなくなって。

最近見かけなくなったから.読んでないのかな。もっともペンギンを買い揃え始めているので.ペンギンで読んでいるかもしれません。

なお.手持ちは愛蔵版の初版です。

にたような社会階層の話というと.
アーサーランサム.（恋愛小説ではないのですが）
ブロンテ（恋愛小説ですね）
ですか。日本ですと.平安時代の宮中文学が雰囲気が近いかと思います。

この回答へのお礼

中学校の課題図書になったことあるんですね。
息子さんが中学生のときにインスパイア受けた「フランバーズ」のキャラってやはりウィルなのかな～～？
数学や機械にめちゃくちゃ強くて、逆境をバネに好きな分野で成功・・・自分が男だったら惚れます！イヤ、女でも憧れるけど！
アーサーサンサムもブロンテもまだ作品を読んだことがないので、この機会に挑戦してみようかな、と思いました。特にランサム。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時：2003/07/26 11:48

No.3 回答者： noname#21649 回答日時： 2003/07/27 02:51

>数学や機械にめちゃくちゃ強くて、逆境をバネに好きな分野で成功

ウィルは.乗馬がいやで落ちた後の治療を放棄してわざと足を曲がらなくして..ウイルに知識を授け飛行機の世界に導いたターモット氏は飛行機事故で死亡唯一の支援者を失い.親との喧嘩が元で家出というか駆け落ちというか（1巻）.曲がらない足が飛行の邪魔になるとヨーロッパに飛んで足の治療.せっかく足が治っても相棒と編隊飛行中に相棒が墜落死亡（2巻）。結局は結婚後子供が生まれる前に飛行機（戦争？）で死んでしまった（3巻冒頭）という.親と最後まで対立し.親に見捨てられた悲劇の人間では。主人公以外のウイルの支持者がほとんど死亡して行くという悲酸な人生を歩むのでは。

巻は愛蔵版より。

この回答への補足

文庫１巻のあとがき読み返してみたんですが
ヒコーキ野郎に守り育てられた草創期の飛行機が時代の流れとともに・・・みたいな件があって、そういえば２巻のラスト付近は 「飛びながら戦うことになると思う」 のセリフが悲しくて、３巻目の冒頭にはポカーンでした。う～～ん。
世代間の対立というテーマもウィルと父親の関係に顕著だったかも。
あー、当時の中学生のみなさんの読書感想文ってチョト興味あります。ウィルの人生とかどんなふうに捉えてたのか。
小学生の私は・・・イヤ、今も？・・・キャラ萌え読みだったので。（一番好きだったのマークで・・・）
ウィルについては、飛行機という最先端の分野に目覚めて、自分の道を切り開いていく・・・そんな才能まぶしすぎる！とか思ってクレバーなキャラに憧れてました。
イヤ、なんか小学生の頃は自分に対しても夢みちゃってました(^_^;)

補足日時：2003/07/27 16:14

この回答へのお礼

スペースの都合？で補足もつかちゃいマシタ。不慣れですみません。
私的には、ウィルに悲惨なイメージはなかったです。時代に裏切られてしまった人…とは思いますが。
レストランの場面でクリスチナが思い描いた情景？（うろ覚えかも） が実現してほしかったです。
ご意見ありがとうございました。

お礼日時：2003/07/27 22:01