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「人」と「人物」の使い分けを教えてください。

「文は人なり」という諺がありますが、それを「文は人物なり」と言い換えることはできるのでしょうか。(「諺として存在するか」ということではなく、同じ意味合いをあらわす日本語として不自然ではないかどうかということです。)

個人的には、「人」が一般的・普遍的なイメージを含むのに対し、「人物」はある程度特定されないと使えないと思うので、「文は人物なり」は不自然だと思っているのですが…

こういう場合の「人」と「人物」の使い分けを、できるだけ詳しく教えていただけたらと思います。

A 回答 (1件)

人」と「人物」では、意味はほとんど同じです。


人物の「物」は、「形あるもの」という意味で、「人物」という漢語は同じ意味の漢字を二つ並べたものと言って差し支えないと思います。

さて「文は人なり」の元は、フランスの博物学者ビュフォンの言葉で、英語で表すと
 The style is the man (himself).
ということらしいです。

和訳すると「文章は書いた人の人柄を表す」ということになりましょうか。

これを格言や名言のような文にするときは、できるだけ短くして、歯切れのよい文語調にする必要があります。
そして説明的な文章はいけません(先程の和訳文はチョッと説明的です)。
俳句などもそうですが、説明的でなく簡潔に本質を言い表しているのが名句の条件です。

そうしてできたのが「文は人なり」だと思います。
ご質問の「文は人物なり」ですと、「人物」を「立派な人」と誤解して?となるかも知れません。
また「文章は人物なり」の方が、バランスがとれていいかもしれません。

まとめますと、格言や名言はできるだけ簡潔で歯切れよくし、説明的にならない方が「ありがたみ」が出ます。奥深い感じがします。

そういうことですが、学校や会社のレポートでは、できるだけわかりやすくしなければ、「何だ、あいつは
格好をつけて」ということになります。
「人物」よりもさらに説明的な表現「人柄」にして、「文章は書いた人の人柄を表す」とした方が叱られずに済みます。
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