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プロ野球の盛んな国の球場の大きさ(ホームランまでの距離)って、国によってかなり差があるのでしょうか?
ご存知の方、教えてください。

A 回答 (1件)

まず、日本から。

参考ページ[1]をご覧ください。
東京ドームが誕生するまでは日本の球場は実に小さく、特にパリーグは両翼89mの川崎を筆頭に両翼91-92mの球場ばかりでした。参考ページ[1]はライオンズが所沢に移転した後のデータですが、これが移転前の平和台だとパの平均はさらに小さくなります(平和台は両翼92mくらいだったと思います)。逆に今では小さい方に分類される横浜も、当時は画期的な広さ(+フェンスの高さ)を有する球場でした。
その後各地にドーム球場が続々と生まれ、今では両翼100mが当たり前になったのはご承知の通りです。現在のパリーグの本拠地は両翼99-100mが標準となり、球場の大きさに関してはセパが逆転していることも申し上げるまでもありません。

次に韓国です。韓国のプロ野球は1982年に始まりましたが、古い球場も多く全般に狭いです。(韓国の球場の情報は参考ページ[2]に詳しく載っていたのですが、残念ながらサイトが閉鎖されてしまいました)
正確な数字は忘れましたが仁川公設運動場(今は使われていない)が両翼90mくらい、大邱市民運動場が両翼92mくらいだったと思います。新しくて比較的大きい球場は釜山の社稷球場、オリンピックの際に作られたソウル・蚕室球場、昨年から使われている仁川・文鶴球場ですが、これらの球場で両翼95mくらいだと思います。(最新の文鶴球場については例えば参考ページ[3]でどうぞ)

大リーグのデータは[4]をご覧ください。古い球場のデータもあり「よく調べたなあ」と感心させられます。よく大リーグは球場が大きいと言われ、確かに平均はざっとみて両翼330フィートくらいと日本より大きいですが、一方で現役球場で両翼300-310フィートの小さなところもあります。ボストンのフェンウェイパークは小さな球場の代表ですが、私はこの球場を実際に見た時「あれ、これで大リーグの球場なの?」と小ささに驚いたものです。

さてもう一つ台湾のプロ野球もお忘れなく。台湾プロ野球の球場データは[5]でどうぞ。台湾の球場はスタンドは小さめですが(収容人員1万人台のところも少なくない)、フィールドは平均で両翼95mくらいあるようです。球場による差が結構見られ、両翼90mちょっとのところがあるかと思えば両翼100mを越す球場もあったりします。
参考までに、このページに載っていない台北・天母球場(昨年ダイエー-オリックスの公式戦が開催された)は両翼325フィート、中堅400フィートです。

全体をざっと眺めると、球場(フェアグラウンド部分)の平均的な大きさは韓国<台湾<日本<アメリカ、といったところになるでしょうか。
このほかオーストラリアやオランダ、や中南米のデータなども調べると面白そうですが、残念ながらそこまで手が回りませんでした。

[1] 「球場サイズと本塁打」http://www.baseball.per.sg/htm/brj/2000apr.htm
[2] 「韓国野球」http://www.motoyasu.net/kbb/
[3] 「文鶴野球場 球場風土記」http://www2.csc.ne.jp/~fudoki/incheon4.htm
[4] "Major League Ballparks", http://baseballguru.com/joemock/ballparkchart.htm
[5] "Bun's Baseball World", http://www.geocities.co.jp/Athlete/2322/base/bal …
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この回答へのお礼

たいへん詳しい御回答、どうもありがとうございました。
10mも違うと、ホームランの数にも随分、影響がありそうです。

お礼日時:2003/07/28 14:23

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