アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

アップストリームについて


連結子会社から親会社への売却取引(アップストリーム)の場合で、
親会社A社に連結グループ子会社B社から仕入れた棚卸資産100があり、そのうち20がB社がのせた利益。
 少数株主にこの利益の減少分を負担してもらう必要があるため、アップストリームの場合、棚卸資産の未実現利益消去の仕訳は次のようになる。少数株主持分比率は20%とする。

借方:(売上原価)  20  貸方:(棚卸資産) 20
   (少数株主持分)4   (少数株主持分損益)4

ここで少数株主持分に関しての数値が4となるのは分かりますのですが、親会社分の数値が20となるのが理解できません。持分比率に応じて按分するということですので、
借方:(売上原価)  16  貸方:(棚卸資産) 16
   (少数株主持分)4   (少数株主持分損益)4
となると思うのですが。というより最初の仕訳だと余計に4だけ利益を過大に消去しすぎてしまっている状況だと思うのですが…。どこが間違っているでしょうか?

よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

最初の仕訳で余計に4だけ利益を過大に消去しすぎてしまっている状況には、あたりません。



大前提として、連結修正仕分けでは、親子会社間の取引は全て相殺消去しなければなりません。

シンプルに、
 
子会社が外部から仕入れた棚卸資産100を親会社に120で売却したとして、
親会社の個別貸借対照表に計上されている棚卸資産の簿価は120ですね。
このとき、連結修正仕分けが、
借方:(売上原価)  16  貸方:(棚卸資産) 16
では、連結貸借対照表に計上される棚卸資産は104になり、
連結貸借対照表に計上されている棚卸資産が子会社の外部からの取得価額を反映しないことになります。

よって、借方:(売上原価)  20  貸方:(棚卸資産) 20
と、仕分けをきることになります。


さらに、

(少数株主持分)4   (少数株主持分損益)4
この仕分けは、親会社説の下、連結子会社が獲得した利益のうち少数株主に帰属する部分、
すなわち親会社株主に帰属しない部分を、親会社株主に帰属する当期純利益から控除する仕分けです。

つまり、連結修正仕分けを行って、算定された当期純利益を、親会社株主の視点から連結財務諸表を作成するために必要となる仕分けであって、未実現利益の消去のための仕分けとは別の次元にあると考えてください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。

未実現利益の消去のための仕分けとは別の次元にあるという考えを全く持っておりませんでしたので、そのことを意識しながら、もう一度問題を解き直すと理解することができました。連結難しいです。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/09/08 15:01

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!