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ベルサイユ宮殿と村上隆のコラボが、フランス国内で問題になっているそうですね。僕がテレビで見た印象では、やはり違和感がありました。皆さん、どう感じられましたか?

A 回答 (8件)

いや「作品を観ずに」とは、今反対しているグループは作品の内容ではなくて排外主義的な「信条」「心情」から反対しているに過ぎないという事です。



美術は映像や写真からだってかなりのものが充分伝わります。
美術それ自体がメディアでもありますし。

ベルサイユというのは日本で言うと東照宮のような時代と性格を持った物だと思います。
そこで一時的にベルサイユそのものをテーマに含んだ展覧会をやっても何が変形するというほどでもないのです。
そもそも見ようによっては東照宮と同じで元々が金色のカッパだらけなのです。

日本でもベルサイユよりはるかに古い東大寺で時々インスタレーションや各種イベントをやっていますが、それで東大寺が壊れたわけではないとあらかたの人は思っているのではないでしょうか。終われば撤去しますし。
http://event.japandesign.ne.jp/news/1229040705/
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村上さんは話題を起こしてナンボですね


一時期、彼はオタクアートから離れて、日本ぽい和の墨絵みたいのを
描いてたんですが、受けなかったんでしょうねぇ
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 問題になっているというよりも、問題にしている人がいる、レベルの印象しかモテませんでした。



 ところで、僕の印象は、村上美術は、まさに「ああいった場所」での、「ああいった展示」によってしか成立しないものと、興味深く見ました。

 僕はもともと、村上さんの作品に共感したことが全くありません。
 共感しないばかりでなく、彼によって語られるもっともらしいコンセプトも、「良い作品を作る能力のない作家の、悲しい言い訳」としか、感じたことがありません。理屈は確かに、いつもごもっともですが、作品自体は退屈でしかないからです。

 ガングロのギャルを最初に見た時の「衝撃でなくて、違和感」、村上作品にはそれ以上のものを感じません。

 しかし今回、これまでは、ただの退屈なオブジェに過ぎなかった村上作品が、ベルサイユ宮殿を展示場所にしたことによって、「違和感以上の衝撃」がありました。

 そういった意味では、イベントは面白かったです。
 もともと、ベルサイユ宮殿に対する共感がありませんので、マイナスである村上作品に、マイナスであるベルサイユ宮殿を掛け合わせたことによって、プラスに転じたような印象がありました。
 ただしそれはそのひととき、最初の衝撃だけでした。

 村上作品そのものは、やはり、相変わらず、「退屈なオブジェ」でしかありませんし、ベルサイユ宮殿も、外国人が外国に造った僕には関係のない場所でしかありません。
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違和感はありますが、それは作者の計算のうちでねらい通りと思います。


ヨーロッパの伝統とかお約束の中に美術の伝統に由来していないオタク芸術を対比させてみるということですよね。

村上隆は日本で見るとオタクアートに負けている「B級オタクアート」にしかみえないと思っていたのですが、ああいう場所でやっと成功しているように見えます。

ただそういう観かたをするなら今回の作品は過度に装飾的で、むしろあの場所に迎合しているだけのように見えるのです。

どうせ企画展示で期間限定ですからおおかたの人は楽しんで観ていると思いますね。
もし村上隆の作品が美術館にコレクションされるとすれば、村上隆が古典になった日には今言う所の古典作品と並列される可能性は無きにしもあらずですが、その時には意味も変質しているかもしれない、やはり村上隆の作品は作品自体期間限定なんではないかと予想します。


今反対している集団は民族排外主義であるとか、フランス中心的な世界観をよりどころにしているだけで、いまここでみんなが話しているように作品そのものを観ていないからちょっと議論以前ではないかと思います。その辺を考慮に入れて「反対運動」を見てみてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。作品を見ずに評価してると言われれば、その通りですが。

お礼日時:2010/09/19 19:24

こんにちは。


パリが好きで、フランスの伝統絵画にも大いに愛着を感じるとお断りした上で、
あえて投稿させていただきたいと思います。

>やはり違和感がありました。皆さん、どう感じられましたか?

とても面白い試みだと思いました。
NYでは真似できないでしょう。
LDNではどうでしょうね。

NY times comの記事に対するコメント、よろしければご覧になってみて下さい。
"Louis 14 and those guys were into cosplay.
They would have loved manga. Go Takashi!" ですって!笑
思わず微笑んでしまいました。
http://intransit.blogs.nytimes.com/2010/09/13/mu …

私は別に村上隆のファンでも作品おたくでも何でもありませんけれども、
あのロココ様式は、当時最先端を突っ走っていたわけで、
だから余計に現代では時代遅れにも映るのでしょう、 そして、
ちょっと行き過ぎた感じと、評価はさておき、現代アートの寵児とも言える?
村上隆の尖った作品との間には、それ相応の共通点があると考えられるのです。

で、正直、私も初見では「なにこれ?!」と衝撃をくらったのですけれども、
感性・情感・作品技術的な側面に目が向きやすいであろう、一般日本人の素人的な芸術評価とは異なり、
あちらの西洋美術というものは、どちらかというと、
古代ギリシアよりの体系的な美術史の流れを理解し、
なおかつ、理性や主義主張といった側面が重視され、
自ずと評価の対象としてみられるように見受けられますし、
ですからある意味、鑑賞スタイルの大いなる差が横たわっているように思われます。
作品同士やインスタレーションに対する感性評価ではなく、もっと大局的でロジカルな評価というか。

まあ、パリのエッフェル塔ですらも、当時はかなり反対派から槍玉にあがったようですし、
(今回もそのようですけれども)
だいたいいつの世も、おおかたの巨匠と言われる芸術家たちの作品というものは、
とかく酷評に晒されることがあったわけですよね(「印象派」などまさに好例でしょう)。

ですから、この意味において、村上隆本人は内心えらくご満悦なのかもしれませんね。
そしてそれは、フランスの関係者も同じではないでしょうか。
革新的なアートの情報発信というか、イニシアチヴを取るのが、非常に上手いですよね。
少なからず、外交手腕と通底するものがあるようにすら感じられます。
日本には到底真似できない芸当のように思われます。

本当は、もっと日本も対外発信できるようにと心より願っているのですけれども、
だから、その意味において、やはり「違和感」としては受け取り難く思われるのです。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。ゴッホの絵が全く売れなかったのは知っていますし、マリー・アントワネットのファッションも相当奇抜だったそうですね。

お礼日時:2010/09/19 19:21

私には、「違和感」というよりも、長らく伝統的な古典美という衣装だけを着させられてきた、しかもそれにすっかり馴染んでいたベルサイユ宮殿が、思いがけなくも奇怪なポップアートという衣装を着せられ、豆鉄砲を喰らったハトさながらに目をパチクリさせているように見えましたが。



でも、おそらく、村上さんはフランスで「違和感」、否定的評価、非難等が巻き起こることを前もって織り込んでいたと言うか、むしろ積極的にこういう反応を喚起することを狙っていたのではないでしょうか。
そして、ベルサイユ宮殿を支えてきた歴史の重み、フランスの伝統美の力に対し、あのポップアートの放ったパンチが多少なりとも効き目があったからこそ、マスコミもあのように大きく取り上げたのではないでしょうか。
とすれば、村上さんとしても、今頃「してやったり!狙い通り、伝統的、古典的な美意識や美的規範に一矢報いることができた」と内心ほくそ笑んでいるかもしれませんね。

思うに、芸術に限らず、何か新しい価値が生まれるためには、相反する、互いに遠い関係にあるモノ同士が衝突したり、交錯したり、摩擦し合ったりすることが必須条件ですよね。
たとえば、人間の新しい命が互いに異性である男女間の劇的な摩擦なくしては生み出されないように、新しい芸術や文化が生み出されるためには、自文化間の単性生殖ではなく、やはり異種芸術や異文化間の交流、抗争、摩擦が大前提となるはずです。

とは言え、村上さんのポップアートがベルサイユ宮殿に大きな衝撃を与えたたり、その美意識や美的規準を大きく揺るがせたりするほどに大きな力を発揮し得たかとなると、私としてはやや懐疑的です。
おそらく、今回の騒動にしても、一過的なものに終わるのではないかということです。
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この回答へのお礼

 色々な要素が混ざり合って、新しい芸術が生まれるのは理解できます。でもそれなら「混ざり合った新しい作品」として発表すべきじゃないでしょうか。NO、2さんへのお礼にも書きましたが、他人の作品をかってに変形させるやり方は、ずるいと思います(簡単に話題として取り上げられる事の計算を含めて。)

お礼日時:2010/09/17 09:18

私もあれはいただけないと思いました。



フランスってあまり日本に良い印象ももっていない国のような気がするんで、それを俺の芸術で覆してやるぜ!的な意気込みがあるのかもしれませんが、あれはないでしょう。凡人には芸術でもなんでもない、全く意味のないものに感じますけど・・・。

他国の芸術とのコラボを考えるのなら、最低限の敬意をはらうべきだと思うのですが、あれじゃベルサイユ宮殿が台無しでしょ・・・・。 フランスの公園とかですればよいのに。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。村上さんも、自分の作品をかってに作り変えられたら嫌だと思うんですけど、それをしてるとしか見えませんよね。

お礼日時:2010/09/17 09:07

私も違和感を感じましたが、



良くも悪くも話題になって脚光を浴びれば、観光客が増えますし、

観光客でも、日本人は特にお金を使いますから、日本人観光客を集めるにはよろしいのではないでしょうか。

ギリシャの破綻が話題になって、ユーロ安、円高で、それまでユーロ高で日本からの観光客減っていましたから、「今ここで頑張らなくっちゃ」というフランス観光局の気合を感じます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。僕もフランス観光局は凄いと思いました。日本で竜安寺の石庭や清水の舞台に「黄金のカッパ」を置くなんて発想は無いでしょうから。

お礼日時:2010/09/17 09:04

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