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戦艦大和で艦砲射撃を加えていた場合、ヘンダーソン飛行場は全滅していたでしょうか?

A 回答 (7件)

ヘンダーソン飛行場への攻撃実行時、島には戦闘機などの単発機用のヘンダーソン"第二"飛行場が既に完成していましたが、帝国陸海軍は偵察不足からこれを察知していませんでした。

戦史にある"この攻撃で数日に渡り基地機能が失われた"、と言うのは第一飛行場だけで第二飛行場は無傷でした。つまり大和型が参加したとしても第一次攻撃時点では敵第一・第二飛行場を双方とも殲滅するのは不可能だった事になります。
元々この作戦の骨子は米増援部隊の上陸阻止でしたので、増援部隊が着陸可能な滑走路(及び破壊された第一飛行場を整備する部隊)を殲滅しきれなかったことで戦略的に失敗に終わりました。
ヘンダーソン飛行場を無力化している間に増援部隊を急送する作戦も、この第二飛行場から飛び立った米航空部隊に輸送船団が大きな損害を受け、弾薬・重火器のほとんどを喪失するなど、戦術的にも成功したとは言い難いものです。

また、当時帝国陸海軍では人力で木の根を抜き、土を運んで滑走路を設営していたので飛行場が完成するまで数ヶ月を要したのですが、米軍は機械化部隊がブルドーザーで地面をならし、鉄板を並べ、わずか数日で滑走路を作って行きました。双方の滑走路を破壊したとしても、結局はこう言った地力に勝る米軍に敗れていたのでは無いかと思います。

"戦力の逐次投入""敵戦力の過小評価""偵察の軽視""補給・整備部隊の軽視"など、帝国陸海軍の悪癖が露見してきたのもガダルカナル戦からです。
大和型は確かに強力な戦艦ですが、あくまで対艦兵器として強力なだけです。ミッドウェーでの大敗を引きずる海軍が、空母を伴わずにこの戦域に進出させたなら、結局は大和型を失う結果に終わるのではないかと思います。
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大和金剛榛名でいけば


最後の一回分の反撃はないかもたしか
少数機と一回分の燃料しか
ならないほど被害をうけていた
大和の三段式も役に立ったとおもうよ
その一回の損害がなくなるだけだと思うけど

その間に陸さんが占領成功しなければ

史実どうりに
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結果論ですがヘンダーソン飛行場への艦砲射撃よりも、水上戦においてそれなりの戦果は得られた可能性があります。


仮に第三次ソロモン海戦で比叡・霧島と共に鉄底海峡に突入していれば、これら両戦艦の喪失は避けられたでしょうし、ワシントン・サウスダコタ両戦艦との砲戦が勃発した可能性もあります。
仮想戦記のように米戦艦を次々となぎ払う華々しい活躍とまではいかずとも、大和が目的とした「戦艦同士の砲撃戦」が行えたかもしれないのです。
もっとも当時の大和は連合艦隊旗艦でしたので、そのような局地戦に投入される可能性は低く、現実味があるかと言われると疑問ですね。
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 金剛・榛名に替わって大和が砲撃していたら、って意味にとっていいんでしょうか。



 もしそうだとしたら、金剛・榛名の36センチ砲、大和の46センチ砲でどれだけ破壊力が違ったかという話になると思います。ただし砲弾にはいくつかの種類があって、それぞれに特性や破壊力は異なっており、またヘンダーソン飛行場砲撃の際には金剛・榛名はそれぞれ3種類の砲弾を混ぜて使用していますので、このシーンでの破壊力の比較はそう簡単ではありません。

 たとえばごく乱暴に、単純に砲弾重量を破壊力に置き換えてしまえば、46センチ砲弾は36センチ砲弾の2.2倍程度だったか(間違っていたらすみません)と思いますので、破壊力も2.2倍程度となります。ただし大和が(単艦)という設定ですので、金剛・榛名合計の破壊力2に対し大和が2.2で、せいぜい1割増し、ということになるのでしょう。
 さて、この程度の差でヘンダーソン飛行場の運命がどう変わったかということですが、結論としてはたいして結果は変わらないだろうと思います。
 ただし、そもそもこの手の話はそれ以外のパラメータ、例えば発射速度などを加えた一定時間内の投射重量などの条件も重要になるはずですので、設問自体がちょっと無理目なのかもしれません。

 なお、大和型戦艦の話になると脊髄反射的に時代遅れとおっしゃる方もいますが、少なくともガダルカナル戦の時点では戦艦は(使いようによっては)まだ有効な兵器であったことはよく知られているところです。
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一時的には、甚大な被害を与えた可能性はあります。



考えなければならないのは、ヘンダーソン基地に対する砲撃はあくまで飛行場に対する攻撃であって、海兵隊地上部隊に打撃を与えたわけではないということです。無線機の信頼性が極めて低かった日本軍では、米軍や独軍が見せたような地上部隊への戦術支援爆撃なんかはできなかったのです。
そもそも日本の陸海軍といえば「海軍は全力で陸軍と戦い、余った力で米軍と戦う」と揶揄されたほどの犬猿の仲で、飛行場攻撃はあくまで「海軍独自の作戦」です。別に「陸軍を支援してやろう」なんていうつもりでやったわけじゃありません。海軍が作戦を行う上でヘンダーソン基地を叩いておきたかったからやったまでであって、陸軍は陸軍で勝手にやってくれという感じです。ただし、ガダルカナル攻防戦のときはそれでもあの日本軍にしては陸海軍がかなり緊密に協力したほうなんですけどね。

考慮しなきゃならないのは、海軍の設営部隊通称「シー・ビーズ」の奮闘振りです。史実の砲撃のときも突貫工事をして数日のうちにほぼ修復してしまいました。仮に大和の砲撃でさらに甚大な損害を受けたとしても米国の工業力をもってすればせいぜい一週間使用不可能にする程度だったでしょう。米国の工業力ときた日にゃ現代の日本人をもってしても想像を超越したものです。ミッドウェーで空母ヨークタウンが突貫工事で三日で修理をした話は有名ですが、あれが日本なら修理にたっぷり三ヶ月はかかっているところです。最近あまり話題にならないチリの鉱山事故ですが、救出に四ヶ月かかるなんていわれてますが、それを四日でやったら驚きでしょ。比較対象としてはふさわしくないですが、感覚的に考えるならすごさが分かると思います。

もしヘンダーソン基地が壊滅的な損害を受けたのならその後の第二師団の重砲が上陸していた可能性もありますが、じゃあそれでその後のガダルカナル島の陸上戦に影響を与えたかというと、まあまず無理です。川口支隊と第二師団はヘンダーソン基地の西側から攻撃していましたが、川口支隊が回り込んだ南側は人跡未踏のジャングルな上かなり険しい山岳地。重砲どころか歩兵が進むのも苦労したほどです。比較的持ち運びやすい山砲でさえ兵士がバラしてそれぞれ部品を背負って山登りするという苦労ぶりで、攻撃予定日にはもうお話にならないくらい後方に取り残され「ええい、大砲がくるのを待っていたら敵が陣地を築いてしまう」と待たずに攻撃して失敗したので、とうとう無用になったので山の中に捨てられたほどです。
一方、地形がなだらかな西側は海兵隊の強力な陣地が展開しており、当時世界一の性能と実力を持つ米軍砲兵隊が展開していました。大砲の射程、性能、数、弾薬数全てに劣っており重砲が攻撃したところでこっぴどい展開になったことは火を見るより明らかです。本来なら米軍の重砲陣地に空爆を加えて使用不可能にすべきですが、前述の通り日本軍は戦術爆撃ができないのでそれは不可。そもそもガダルカナル上空に行っていたのは海軍航空隊なんですから陸軍への戦術爆撃なんてできるわけがない(指揮命令系統が違う)のですが。海兵隊も自前の航空部隊を持っていて、戦術爆撃は自前の航空部隊でやっています。

「歴史にIFはない」としばしばいわれるのはそういうことなのですよ。
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そりゃ全滅してたでしょうね(^^;



訓練艦ってのはウソですから気にしないで(^^;
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%92%8C_ …
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戦艦大和は「訓練艦」としての任務で実践では全く活躍してません。


既に、艦砲射撃の時代ではなくなったので、出港したなら米軍機から攻撃されて主砲を射つ前に撃沈されてます。
事実、沖縄戦に向かう途中に撃沈されました。
戦艦大和の兄弟艦と言われた、戦艦武蔵も主砲を放つ以前に米軍機によってフィリピン・レイテ沖で簡単に撃沈されてます。
明治時代の日露戦争の頃なら活躍したかも知れないですが、太平洋戦争では役立たずの戦艦だったのです。
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