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大戦中の戦艦などの大型艦が旋回する際に、右のスクリューを前進させて左のスクリューを後進させることで、左に旋回することが普通より早くできるみたいなのを見たのですができますか?
砲撃や航空機からの攻撃を回避する際の緊急的な感じで使われてたりしてましたか?

A 回答 (3件)

両軸を反転させるということは



・回転中心がそこになって、全部船体の大きなモーメントを回さなければならない
・推進力がゼロになってその場回転
・その間、舵がほとんど効かなくなるので、蛇行したりしてコントロールが効かない。

停船中なら使えるかもしれないが、航海中だと、普通に舵を使って旋回する方が確実ではやい。

アンカーぶっこんで急旋回という方法(秋津洲流戦闘航海術)はありましたが、実際は錨を喪失する可能性が高く、大型艦では効果が少ないので使われることはまずない。ただ、見栄えがするので、映画「バトルシップ」ではハイライトシーンで使われている。

なお、その場回転できるフォイト・シュナイダー・プロペラというのがあって、宇高連絡船の初代讃岐丸などに採用されたが、動力の伝達効率が低く、最近の大型船ではアジマススラスターが採用されている。
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後部の全長に対して同じ位置にあり、前後方向の中心線を挟んで同じ位置にある複数のスクリューを前進と後退で動かすとモーメント的にどうなるか、その時スクリューよりずっと前方にある船首はどういう力を受けるか・・・自明ですよね。

(^^;
そもそもそこで片側だけ後退にしたら船を前進させようとする力が半分になるので旋回による水の抵抗に加え前進力の半減により急速に速度が落ち、爆弾や魚雷の命中率がアップしますよね。
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ムリだと思います。



たとえば二軸推進の場合を考えます。
プロペラは船体の長さ方向では同じ場所、幅方向では船体の中心線から等距離に配置されているとします。

プロペラの推力はプロペラの場所で発生します。
船体に対するその推力は、プロペラと船の重心を通る直線上のベクトルとなるでしょう。

さて、軸それぞれを逆に回します。

この時の各プロペラの推力ベクトルを、船の長さ方向と幅方向の分力で考えます。

船の幅方向のベクトルは両プロペラで方向が同じ向きで同じ長さになります。
一方、船の長さ方向のベクトルは両プロペラで方向が反対向きで同じ長さになります。

その結果、船には重心に対して船尾で船の幅方向の力がかかるので、その力は船に重心に対する回転モーメントを生み、その力と反対方向に船は尻尾を振るでしょう。
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