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遺伝子組み換え作物について疑問に思っている事があります。
そういう作物はよく人体に悪い影響を与える可能性があるといわれていますが、塩基配列の変化は生殖の過程で必ず起こるものであるし新しい遺伝子の発現はいつ起こってもおかしくないものですよね?
それなのに人が遺伝子操作したものの危険ばかりが強調されているのでしょうか。
勉強不足だったらすいません

A 回答 (5件)

確かに自然に新種の作物はできるかもしれませんが、遺伝子操作をして作ったものは自然界にとっては、とても劇的な変化だと言えます。


たとえば農薬に強い作物を作ったとします。その作物は強い農薬をまいても虫が死ぬだけで、その作物はへっちゃらです。こんな農薬漬けの作物を食べたいと思いますか?

そして、その作物には農薬に対抗するための新しい物質を作り出していると考えられます。その物質が人体に対する影響というのは未知だといえます。薬の場合製品化されるまでかなりの時間をかけて人体に影響がないか調べたうえでやっと市場に出回ります。それぐらい人体に対する影響があるのかないのか分からないということです。

長年食べ続けられてきた作物はその点安全は保障されていると言えるでしょう。

人に対する影響だけでなく周りの植物にも受粉によって農薬に遺伝子が組み込まれてしまう可能性もあります。そうすると生態系のバランスが崩れてしまうでしょう。

いい回答ではないと思いますが、参考程度にしてください。
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 本来なら発生の段階で淘汰されていくはずが、人工的に成長できるようにしてしまったため自然では起こらないはずのものが生まれるという危険性があります。

また、「●●菌耐性」などを持たせてより収穫量を上げようといった試みが遺伝子操作であるのだと思います。無論、その食べ物を人が食べたからと言って遺伝子が細胞に組み込まれるハズはまずないです(今のところ)。ただ、そういうものを食べた昆虫がどうなるか?作物に寄生する細菌類がどのような変化をもたらすか?また、それによって影響するエコシステムはないのか?などは予測するのが難しいので、もしかしたら強力な耐性菌などを生む原因になる可能性があるようでしょう。


 ただ「おいしいように遺伝子改変した」だけなら見かけ上問題ないかもしれないですが、その改変がもたらす影響は結局のところわかりません。RNAの役割だってただ転写に働く以外のものが近年たくさんあることが分かっています。一見無関係な改変が別の機能に変化をもたらす可能性だってあるわけです。

結局、「危険性が強調される」というのはまちがってません。ただ、「今のところわかっていることでは問題ない」=安全という考えではまずいよ、というのが根底にあるのだと思います。結局こういう革新的技術は、必要性とリスク(=現時点での安全性と問題が起きた時にどれだけ元にもどるか)のかねあいなんでしょうが、危険性が強調されるのはそういう意味でリスクがまさっているからなのではないでしょうか?
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自然には起こりえない遺伝子が生み出せるからでしょう。


自然に起こる塩基配列の変化は、突然変異を除けば同種か近縁の種の間でのやり取りだけです。
それに対し遺伝子組み換えでは全く別の種からとった遺伝子を埋め込みます。これは過去になかったことです。
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新しい遺伝子の発現はどれほど頻繁に起こるかは分かりませんが、ゲノム上のDNAの変異はそれなりの頻度では起こってるでしょうね。

そして、その変異が何をもたらすかは、人間は完全にコントロールできません。それを積極的にコントロールしようとするのが遺伝子組換え技術ですから、ことさら危険性を煽るのは、私も奇妙には感じています。

おそらくは、本能的に、人間は安全情報よりも危険情報を必要とするからではないかと考えています。

少し前に、「買ってはいけない」という本がよく売れたのはご存知でしょうか(中身はトンデモ理論で既存の製品を貶すという代物でしたが)。これは、消費者のリスクを回避しようという信念が、科学的事実を並べたものよりも、とにかく危険性を煽っている情報を必要としていることの好例かもしれません。残念なことに、こういった感情に訴えかける本の方が、安全だという論拠を並べた本よりも売れるというのが現状です。

さらに、自分は不勉強だと思っている人が、いざ学ぼうとしても、巷にあふれるのはそういった「不要な危険性を煽る本」ですから、悪循環が発生してしまうわけです。


あるいは、#1さんの回答にある

 >「安価な方法」で作ろうとする「バカ」

という文からも理由は類推できるかもしれません。この記述、実際は逆で、安全性の試験法はどんな作り方をしようと共通ですから、「安価な方法」で作ろうとするのが当たり前で、うまく安価な方法を作れたら「頭がいい」んですよね。そして、「頭のいい」人が儲かるなんて許せない!と思っている人が、頑なに反対しているのかもしれません。この意見は、私の勝手な妄想ですけど

とりあえず、こんなところでしょうか
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>遺伝子操作したものの危険ばかりが強調されている


ごもっとも。
この際、放射線と比較して下さい。
太陽起源やや宇宙線として降り注ぐ放射線は常にあるのですが、人工ないし濃縮放射性同位元素からの放射線は規模がまるで違います。
組み替え遺伝子が「全ての作物で」「個体差無く」うまく導入され、分析しても元から有る遺伝子と区別出来ない形で入っているなら問題は少ないのです。
しかし遺伝子操作作物は工場で遺伝子操作するので、様々な「余計な配列」を使用し、変な位置に入っているものも莫大な量供給されます。
その辺が「お金」が絡むと「安価な方法」で作ろうとする「バカ」が居るため、信頼性に乏しいのです。
また、放射線と比較しますが、放射性同位元素は容易には手に入りませんが、遺伝子組み換えの道具は少しお金を払えばだれでも入手出来るので、非常に恐いのです。
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