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新司法試験合格者の就職の際の年齢(20代後半)

当方、現在23歳(大学4年)ですが、今年の私立の上位法科大学院(早慶中クラス、既修)に不合格してしまいました。
その下の法科大学院(明治上智クラス、既修)には合格できたのですが、法律の勉強期間が1年半しかなく、自分の現在の法律の実力に納得していないので、自分としてはもし国立も落ちた場合、一年浪人してなんとしても上位法科大学院に入りたいと考えています。
また、もし浪人してまた不合格するようなら自分には法曹の適性なしと考えて別の道に進む覚悟です。

ただ、浪人して上位ローに合格したとしても、自分の場合、年齢が一般的な新卒より若干高いので、将来弁護士事務所に就職活動する際に不安を感じています。

そこで、新司法試験合格者が弁護士事務所等に就職しようとする場合、年齢はどの程度重要な要素なのでしょうか?
浪人するとなると、最短でも27、8歳で就職活動することになるのですが、この当たりの年齢になると1歳の差でも大きく影響するのでしょうか?

なお、大手の渉外事務所等はもはや無理なので、中規模以下の街弁を希望しています(できれば首都圏希望ですが、地方も視野にいれています)。

事情にお詳しい方がおりましたらよろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

私の経験上、年齢はそれほど影響しないのではないかと思いますよ。


1歳や2歳の差ならほとんど影響はありません。

もちろん、大卒ストレートが最も望ましいことはいうまでもありませんが、
修習終了時に20代なら、任官も含めて、ほとんど支障はないです。
あとは履歴書スペックの他の主要要素である本試験成績、出身ロー、受験回数、
英語能力、他士業資格、社会人経験などを考慮して、採否が決まりますが、
中規模以下の事務所は最後は相性で決まるところもあるので、
むしろロースクール在学中に、実務家教員を中心にコネを作っておく方が有意義です。

それと、出身ローがどこであるかは、就職活動に限らず、
弁護士としての活動にも影響する面があるので、
浪人してでも上位ローを狙うというのはひとつの選択肢ですが、
浪人期間に何をやっていたかは、面接で必ず突っ込まれるので、
その点の答えは用意しておくべきだろうと思います。

就職難は事実ですが、ロースクールに入る前から気に病むほど酷くはないですよ。
それより、確実に1回で合格できるようになるのが先決です。
1発合格でないと、それだけで就職先の幅がかなり狭まりますから。
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この回答へのお礼

丁寧な解答ありがとうございます。
実際的な事情を知ることができて大変嬉しく思います。
もしよろしければ2,3お聞きしたいのですが…

(1)> 浪人期間に何をやっていたかは、面接で必ず突っ込まれるので、
 その点の答えは用意しておくべきだろうと思います。

これは、ロー入試に向けた受験勉強以外答えようがないと思うのですが、具体的に勉強した法律の内容を聞かれるということなのでしょうか?

(2)新司一発合格についてですが、これはロースクール卒業した年の新司で一発合格しなければならないという意味なのでしょうか?
それとも、受け控えしても良く、とにかく自分が最初に受ける新司で一発合格すればよいということなのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

お礼日時:2010/10/23 21:45

補足についてお答えします。



>これは、ロー入試に向けた受験勉強以外答えようがないと思うのですが、具体的に勉強した法律の内容を聞かれるということなのでしょうか?
勉強の内容というよりは、何のために浪人し、どのように1年を過ごしたのか、ですね。
ロー入試の時にステメを何本か書いてると思いますが、要するにあれと同じです。
事務所側としては、履歴書に書いてある履歴で目立つものについては質問しますから、
大学卒業後の空白期間についても、ほぼ必ず質問してくると思います。
ないとは思いますが、「中位ローは嫌だったから浪人しました」なんて答えてしまうと、
万が一、所属弁護士さんがその大学出身だったりしたら目も当てられません。
なぜ浪人してまでそのロースクールを選んだのか、
そして、そのロースクールに入るためにどれだけ努力したのか、
(さらには、ロースクールに入ってどのように勉強したのかも絡めて)
自分なりにアピールすればよいということです。

>(2)新司一発合格についてですが、これはロースクール卒業した年の新司で一発合格しなければならないという意味なのでしょうか?
>それとも、受け控えしても良く、とにかく自分が最初に受ける新司で一発合格すればよいということなのでしょうか?
基本的には前者の意味です。
ロースクール卒業後数ヶ月で受験というのは確かに過酷なんですが、
新司法試験の受験回数別合格率を見ても分かるとおり、
1回目受験者の人数が圧倒的に多いんです。
実際、四大など大手の就活では、合格発表前に内定が出ています。
1回で受かるのは当然のことだと考えられているわけですね。
受け控えだと、卒業年次と合格年次がずれるのですぐに分かりますし、
分かればやっぱりその理由を聞かれてしまいます。
上手く回答できればよいですが、そうでないと印象が悪くなるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。

>勉強の内容というよりは、何のために浪人し、どのように1年を過ごしたのか、ですね。
なるほど、そういう意味でしたか、理解不足でお恥ずかしいです。

>1回で受かるのは当然のことだと考えられているわけですね。
確かに、旧司を乗り越えられてきた先生方からすればそのようにお考えになるのは自然ですが、やはりこれから試験を受ける学生としては相当なプレッシャーを感じるので、どうしても慎重になってしまいます。

年齢に関しては特に問題はないとのことなので、後は自分が現時点で一番納得いく道を選択していきたいと思います。
ここまで丁寧な解答を得られるとは思っておりませんでしたので、hirunechuu先生には大変感謝しております。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/10/25 12:16

実務の方から修習生さんたちを見ている立場で言いますと,出身校の泊付けであれこれ悩むよりも,1年でも早く司法試験に通って貰いたい,って言う気持ちが強いです。



質問者さんは高校か大学で既に1留か1浪かしてますよね?現役ストレートでロースクール入学組に太刀打ちするには出身校の泊付けって事なのかも知れませんが,結局は実力主義の世界な訳です。ロースクール入学は,所詮,司法試験の前提条件に過ぎないし,司法試験は,所詮,2回試験~司法研修所の卒業試験~の前提条件に過ぎない。前提条件は,さっさと満たすに越したことはない。

第一,学生さんの法律知識なんて,正直言って~ごめんね~,多寡が知れてます。東大京大ロー現役合格組って言うのは,確かに,頭の回転が速いなという子も居ますけど,知識レベルの点では,他の子達とあんまり違いを感じないです。そう言う団栗の背比べの中で少しでも背伸びするためだけに1年間を使うって,勿体ないと思います。

東京の中~大手の弁護士事務所だと,書類選考でばしばし切って捨ててるって話なので,履歴書に下位ローよりも上位ローの名前を書きたいってのも分かるんですが,地方も視野に入れてるんだったら,とにかく実直に仕事をこなす姿勢とそれを支える基礎的素養が大事な気がします。その基礎的素養って言うのは,何処のローでもそれなりに身につくはずでは?

確かに,余り合格者の少ないローは,学生さんの士気が低くて堕落するのかも知れませんけど,明治だの上智だのだったら,志のある子達も沢山いるでしょうし。

ただ,僕は新司法試験自体は受けたことがないので,前の回答者先生のご意見も十分にしんしゃくして頂いて全然結構です。
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この回答へのお礼

お忙しい中、ご回答ありがとうございます。
実務の先生からの貴重なご意見大変嬉しく思います。

>質問者さんは高校か大学で既に1留か1浪かしてますよね?
はい、大変お恥ずかしいのですが、正確には大学一浪かつ一留(1年次)です。
その点で経歴的には不利な点があるので、上位ロー進学は多少挽回するための箔付けの意味もあるのですが、ロースクールでの高成績やより重要な要素である新司法試験での一発かつ高得点合格を目指すべく、十分な準備をし、できるだけ高い水準でロースクールに進学したいと考えています。

確かに、おっしゃる通り、実務レベルからすればどんぐりの背比べであって、司法試験の法律レベルなどたかが知れていることは容易に想像付きますが、やはり学生である自分にとっては司法試験(新司法試験であっても)は一大イベントであって、軽く見ることはできないのが心情です。
さらに、旧司に比べて合格難易度は易しくなったとはいえ、代わりに就職が厳しくなり、そのため一発合格が特に要求され、また、それにもかかわらず新司に合格できずに三振していく先人たちが少なくないことを考慮いたしますと、どうしても慎重になってしまいます。

自分自身、弁護士になりたい気持ちは強いので、受験回数制限や一発合格条件などがなければ突き進むことにリスクをあまり感じないのですが、今の司法試験制度はリスクがかなり高いと感じていて、それに人生を懸ける以上、やはり慎重に自分の納得いく選択をすべきなのではと考えてしまいます。

お忙しい中恐縮ですが、もしよろしければご意見いただけたら幸いです。

お礼日時:2010/10/25 13:10

貴君の考え方は真っ当だと思いますよ。



ただ,僕自身は,目指す目標に何段階もステップがあるなら,より目標に近いところのステップで足踏みした方が,将来の実力の《貯め》が効くと思っているんです。目標に近いところで貯められる実力は,目標にマッチしたものであることが多いから。

裁判官や検察官への任官を視野に入れたとしても,学閥よりも司法試験の成績と実務修習の結果の方がはるかに影響大です。司法試験が運にも左右されること位は,みんな知っていますから,合格時点と実務修習時点の実力が水準に達していたら,司法試験で何回空振りしたかは気にしない人が多いと思います。
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。

自分自身としても、仮に一年足踏みをする場合、ロースクール入試の前での足踏みよりもロースクール卒業してからの方が、より新司法試験に直結した勉強ができ、知識や能力の向上の点でははるかに有益であろうことは認識しております。

しかしながら、no.1の回答者の先生のご意見のように、今の司法試験制度では、ロースクール卒業直後の新司法試験で一発合格しなければ就職の面では相当に不利になるという話をいろんな方から聞くので、一度ロースクールに進学したらもはや足踏みはできないと考えておりました。

ですが、lighthouse先生のような考えを持っていらっしゃる弁護士の先生も数多くおられるということを今回初めて知り、正直驚くとともに困惑しております。

そこで、度々で大変恐縮なのですが、もしよろしければその辺りの新司一発合格の重要性の実情についてご意見いただけたら幸いです。

お礼日時:2010/10/26 23:29

僕は関東圏に居ないので東京の就職事情は分からないです。

貴君の言われるように司法試験の一発合格は、関東圏では重視されてるのかも知れませんが、僕の地元では余り重視されてないし、官界でもそうだと思います。

ヨンパーなんて揶揄された新60期では、合格できなかったことに何かの意味を見いだそうとした学歴厨はいたかも知れないけど、合格率がここまで下がってくると、実務家的には、結局は司法試験に合格した実力者の、一度や二度の不合格歴それ自体になにか意味を見いだすことこそ無意味だと思っています。僕の周囲で新旧含めて、どの先生が何回司法試験を受けたかと、その先生の実力を関係付けて語ることは見たことないです。

だから、何度でも言いましたけど、上がれるステップはさっさと上がってくれと、田舎実務家は思うのです。
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この回答へのお礼

返信遅れて大変申し訳ありません。

貴重なご意見多数いただくことができて、大変光栄です。

一連の回答も含めてベストアンサーとさせていただきます。

お礼日時:2010/11/09 19:35

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