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バイクの溶接について

バイクの溶接は初めてなのでアドバイスお願いします。
製作したいものは、純正バックステップ(鉄かステン、鉄+メッキ)の
チェンジペダル部にカブのシーソーペダルの後ろ部分のみを溶接しようと
考えています。もしくは下のような市販チェンジペダル部分のみ交換か
多少削ったり曲げたりして移植です。できればリアシート周りの
鉄溶接・加工までしたいです。
http://fortyfive-degree.ocnk.net/product/346

その際、溶接の火花等でカウルやシートの焦げ、タンクの引火を避けるため
もしくは、電子部品の感電?を防ぐため、必要な部品(この場合ステップ)のみ
バイクから外して行うのか、イグナイターやIGコイル、バッテリー、電球等の部品
外しステップを溶接するのが基本でしょうか?それとも分厚い不燃シートで溶接箇所
以外覆えば、ヘッド、ウェッジ球や電子部品等には何ら問題ないでしょうか?

溶接は、数回CチャンやLアングル交流手溶接(100Vと動力)経験ある程度の
素人です。その他、プロに任せた場合の金額とか、そんなの市販であるとかの情報や
材質や処理の注意点でも結構ですのでアドバイス、ご意見お願いします。

A 回答 (4件)

他の皆さんも書かれていますが、溶接は難しいモノです。


チェンジペダル等でしたら、取り外して溶接した方が確実ですよ。

また、こういった突きつけによる母材の溶接は、補強材を入れないのであれば、開先を絶対に取らなくてはいけませんね。溶接後は2番(溶接箇所のすぐ横)が非常に折れ易くなります。(図参照)

溶接は電流量の調整、アークの角度、送りの早さ等々、非常に熟練した腕が必要となります。ましてや薄物の突き付け溶接ですから、先の2番折れ等のリスクを考えますと、できるならプロに任せてしまったほうが良いのではないでしょうか。

ただ、ご自分で挑戦したいお気持ちは大変に良く判ります(私も何でも自分でしたい性質なので)。幸いシフトペダルなら万が一、2番折れ、もしくは溶接部から折れてしまっても、命に関わる事はないでしょう。(落下物要注意ですが。)

溶接機があるのでしたら、ディスクグラインダーぐらいは置いていないのでしょうか?購入しても安価ですし、後にも非常に役に立つものですよ。

とにかく開先を付ける事が肝心です。そうすれば肉盛りが多くなります。溶接時はとにかく一気に溶接しない事です。慣れればそれもよしですが、そうでない内はとかく溶接母材も一緒に溶け落ちてしまう事が多々ありますので。一度母材が溶け落ちますと、肉盛りは難しいと思いますよ。

また注意しないといけないのは、溶接ノロです。アーク溶接ですと必ずノロが出ます。一度溶接した後、コレを完全に取り除かないで再溶接すると、ピンホールや溶接溝が出来たりします。もし出来てしまったら、その上から根気よく溶接しなおしましょう。

ある程度肉が盛れたら、後はグラインダーで形を成形すれば良いと思います。開先を取らないと、この成形過程で肉が薄くなってしまい、破断の原因になりますから。

そしてリアシート廻りの溶接ですが、これについてもガゼット等をフレームに溶接する場合、2番割れに注意が必要です。

これには捨てビートを打って対応するのが良いですね。捨てビートとは母材の少し前から溶接ビートを走らせ、母材が冷えた後の割れに対応する溶接方法です。ご自分のバイクのフレームをよくご覧になってください。鉄フレームだったら、プレートなどの溶接部分がパーツより少し延ばして走っていると思いますから。

だだ、フレーム関係についてはご自分でやらない方が良いと思います。溶接部分の指定はあっても良いと思いますが、プロに仕事を任せるべきですね。(溶接機材も色々ありますので。)

余談ですが溶接業者も自動車、またはバイクに精通しているところが良いと思いますよ。街の鉄工所等だと、捨てビート等は知らないかもしれません。

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あとは、塗料についてです。釈迦に説法になるのかもしれませんが。

ローバルを使うと書いてありましたが、塗装はローバルのみですか?基本ローバルは上塗りはできませんよ?そんな場合はエボローバルや他社製品ではジンクプライマー等があります(関西ペイント等)。

また、ローバルの様なジンクリッチ塗料は亜鉛の電気的な特性を使って防錆するモノですから、母材との密着は最重要項目です。元の状態がどの様な処理なのか存じませんが、メッキの剝離、塗装の剝離は大事です。
リムーバー等の剝離材が付いていても、母材との密着度合いが弱まり、防錆に影響があります。
本来なら、最終的にサンドブラスト処理が望ましいと思いますが。
個人的には普通のサフェーサーでよいと思いますよ。その一回で満足できる品物が作れるとも限りませんから(笑)。

溶接が出来る環境など個人ではあまりありませんので、頑張って良い品物を作ってください。溶接は知識と勘がモノを言う世界なので、あまりよいアドバイスが出来ませんでしたが、参考程度になれば。
「バイクの溶接について」の回答画像3
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この回答へのお礼

cross-flow様、とても詳しいご回答ありがとうございます。

所持機材は、100/200V単相スズキッドRedGo122(40~120A)と
Panaの3相200V用250AD1(電防付75~250A)、半自動CO2/MAG-350A一式
(CO2ガス、レギュレーター、送給機、トーチ180,350A各1本、0.9mmソリッド)
ディスクグラインダー、研磨材、青棒、バフ、サンドブラスト(アルミナ、ガラスビーズ)
日立1馬力コンプレッサー(動力、タンク100Lくらい?)、吸上塗装ガン(安物)
ロウ付け機などで、一部仕事で使いますが一種の道具マニア状態で、いかんせん
塗装、溶接機は出番が少ないため経験が伴いません。
お察しの通り基本的なことが理解できていませんので、的確なご指摘
アドバイス、とても有難く存じます。

溶接後、ディスクグラインダーで削るため、強度を考えると開先は必ずつけます。
溶接ノロというのは、表面にできるガラス質のカス、スラグと考えて良いでしょうか?
それとも別のものでしょうか?

捨てビート、2番割れ、初めて知りました。そんな技術やトラブル防止があるんですね。
ガゼットとは、形状の異なる母材を溶接する場合、適当な大きさ、形状に加工した
鉄板の補助材とともに溶接する技法でしょうか?調べてみましたが良く分かりませんでした。

リアシート周りは、リアキャリアが標準でついていないので、タンデムバー製作と
トップケースをステーで固定するためのもので、それほど強度は必要ないですが
いたずらに溶接してフレーム溶けたら大変なので、他車部品流用加工、既存ネジ穴
+ボルト・ステー、溶接は加工品にフック増設程度にとどめたほうがいいかも
しれないと思えてきました。

塗装に関しても、具体的な製品名や特性、手順、前処理等とても参考になり
少しづつ調べて、2~3回失敗するつもりでいろいろ挑戦してみます。
的確で詳しいアドバイス、ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/04 02:26

No3です。


よい機械をお持ちですね。半自動まであるのですか。しかも動力で。とても良い整備環境ですね。メカ好きな所がわかります。

私の場合は単相200Vでほとんどの機械を動かしています。動力も考えたのですが、整備は趣味でやっていますから、動力の使用頻度は少ないので。コンプレッサーも単相200Vで4馬力程度のモーターも回せています。4馬力あればブラストを吹くのも楽ですね。

ちょっと話がそれました。お察しの通り、溶接ノロとは溶接スラグの事です。また、ガゼットについても、書かれていることでよいと思います。

いずれにせよ、フレーム本体の溶接はもう少し技術を磨かれてから、実行された方が良いと思います。フレームは、しなりも性能の一つですから、溶接熱による硬度の変化(=モロさ)等は出来るだけ避けたいものですね。もちろん書かれている様な、ボルト止めも良い方法だと思います。

しかしながら、せっかく良い機材を持っていらっしゃるのだから、是非とも溶接を勉強なさってください。実践しないと宝の持ち腐れになってしまいますから(笑)。

はじめは簡単な荷物棚であったり、バイクスタンド等から始めるのもいいかと思います。バイクを趣味でやっていると(しかも深くなってくると)、溶接が出来る事は結構なマージンになります。最終的にTIGが使えるようになれば、もう怖いものなしです。

自作パーツでも溶接ビートが綺麗に仕上がると非常に満足度も高いですから(笑)。
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この回答へのお礼

cross-flow様、再度のご回答ありがとうございます。

フレームは、仰るとおりもう少し経験積んで腕を磨いてからが
良さそうですね、脆くなると怖いので。
強度や精度、安全性に問題ないモノでもっと経験積みたいと思います。

溶接するようになってから、金属製構造物に目がいくようになり
ホームセンターでアルミ脚立見るたび、交直TIGはジャンクでもアルゴン
含め高いのでなかなか手が出ません。CO2は流用できるのでいいですけど。

動力は、独立するときにたまたま中古の出物があり、
「動力は電気代安いよ、100Vに比べて」と言われ、何も考えずに
ドライヤー(100V)と集塵機、コンプレッサー(動力)を
セットで買ったのが始まりで、ならエアコンもパワフルに動力って
導入したら、基本料金見てビックリってオチです(笑
今、考えれば良かったのかもしれませんが・・・。

いろいろと参考になるアドバイスありがとうございました。

お礼日時:2010/11/06 00:33

溶接ほどスキルによって差が出るものはありません。


溶接時の熱がどの程度かわからない程度のスキルであなたの考えていることが出来るようには思えません。
自分でやってみたいというのも趣味だから許されることですが、結果を求めるのでしたらプロに任せるのが良いと思います。
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この回答へのお礼

DaiABC様、ご回答ありがとうございます。

確かに、熱による影響も大きいので取り外して溶接します。
溶接後の歪や破断も経験しているので、仕上がりまで考慮すれば
プロに任せるべきでしょうが、自己責任と経験の観点から
ガラクタで十分練習した上で、予備パーツ購入し挑戦してみます。

溶接後、形状を整え研磨し塗装する場合、お勧めの塗料、処理があれば
ご紹介下さい。今のところ錆止めを考慮し、ローバルやローバルアルファ、
シルバーで塗装を考えています。
http://www.roval.co.jp/products/choice.html

お礼日時:2010/11/02 09:23

部品の加工なら部品を外して溶接します。


フレームであれば、タンクを外し、キャブのガソリンを抜き、イグナイター(もしくはCDIユニット)を外し、バッテリーを外して作業していました。
イグナイターやCDIユニットなどは、壊れた例があるそうです。(たまたまじゃないの?って気もしますが)
バッテリーやガソリンは引火防止です。

プロに頼んだ場合の工賃は、言値なのでわかりませんね。私のところでは、段取りしてあれば一箇所500円くらいでやっていたのかな?
溶接の段取りはわかりますかね?わかりますよね。あとは付けるだけという状態です。

シフトペダルなら、外さないと裏面が溶接できないでしょう。
外してメッキを落として開先つけて、母材の厚さが大きく違うので、厚い側を重点的に溶かしつつリアペダル側を溶かし込んでいくように溶接しないと、イモ溶接になってモゲますよ。

溶接経験があるのなら判るでしょうか、
段取りを手を抜くと失敗します。
急がば回れとは溶接作業に使う言葉です。
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この回答へのお礼

Lupinus2様、ご回答ありがとうございます。

やはり溶接したい部分だけ取り外してから行うのが基本なのですね。
そんなことすら分かっていない素人なので、取り外して溶接します。

開先については大した道具・経験がないので、メッキはがし点付けで仮着し
バイクに戻して寸法、位置を確認後すみ肉溶接でも良いでしょうか?
パーツの中には、どう見てもメッキの上から無理矢理溶接してある
イレギュラーなものもあるようですが、母材共に3mm程度と厚ければ
そこそこ溶け込むので大丈夫なのか?と少し疑問に思いました。

溶接後、形状を整え研磨し塗装する場合、お勧めの塗料もあれば
ご紹介下さい。今のところ錆止めを考慮し、ローバルやローバルアルファ、
シルバーを考えています。
http://www.roval.co.jp/products/choice.html

お礼日時:2010/11/02 09:13

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