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植物体からのDNA抽出を行っている際に、何度フェノクロ沈澱を繰り返しても上清が緑のままです。
ゴミが取れて透き通った緑になっていく、という感じです。
その後、イソプロもしくはエタノールを加えると緑色のDNAが析出してきます。
1M 塩化セシウム溶液に溶解しても緑のままです。
この緑の正体は何なのでしょうか?ただ単に色素で片付けていいものか・・・。
緑ではなく白いDNAを得るためのアドバイスをお願いします!

A 回答 (1件)

貴質問の内容から推定すると「緑」物質は溶解性に関してはDNAと挙動が一致していると考えてよいでしょう。

調べてはいませんが,多分,クロロフィル関連物質でしょう。タンパク質のような高分子物質はフェノール・クロロホルム処理とエタノール沈殿で除去できているのでこの色素分子は低分子性と思われます。したがって,高分子性のDNAと低分子性の色素分子をわければよいのですから,原理的には,ゲルろ過で分離できるでしょう。簡便性という点から考えて,私なら,市販のスピンカラムでまず試してみます。それと,色素分子の実態を知って,方策を練りたいのであれば,溶液状態のものの吸収スペクトルを取得すれば,おおざっぱには同定可能かもしれません。もちろん,TLCやペーパークロマトで分離して,色素分子が何種あるか,最初に検討してみてもよいでしょう。まあ,DNAの分離が目標ですから,ゲルろ過を最初に試してみてはどうでしょうか。
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