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グリーンニューディール政策が失敗したことが、オバマの立場が弱くなった一つの原因…

という話を聞いて、ちょっと分からなかったのですが、グリーンニューディール政策って失敗していたんですか?今まさに推進している真っ最中かと思っていたのですが…どの程度の意味で言われたのか分かりませんが、著名な経済学者の方が言われていたので確かなことだろうとは思うのですが…

A 回答 (4件)

 グリーンニューディール政策は失敗したという話は聞いたことがないですが(もしかするとこの間の中間選挙での民主党大敗をして言われているのかもしれません)、元々失敗する可能性が高い話なのは確かです。

なぜかというとブッシュ政権時代の温暖化防止対策は経済活動に支障をきたすという主張に反論するという選挙対策的な意味合いが強く、理想が高すぎて現実的に考えると実現がかなり難しいということです。

 たしかグリーンニューディール政策はその大部分道路やダムなどを造る従来型の景気対策だけではなくエネルギー(電力)の拠り所を現在の石炭による火力ではなく太陽光や風力で賄うことで温暖化対策、それらの施設を設立もしくは開発することで雇用創出を図り景気回復を果たすという形だったかと思います。

 しかし太陽光や風力など再生可能エネルギーは現在の技術ではまだ発電量が低く高価になりがちです。一方で石炭はアメリカが自前で調達することができてしまうため5分の1以下の価格で発電できてしまいます。このような状況では太陽光や風力発電を商業化するのは当分時間がかかると言わざる負えず、雇用創出しようとするのはかなり困難と思われます。

 一応、天然ガスや原子力についてもそれぞれ政策がありましたがこちらも難航しています。天然ガスについては中東などから輸入するため受入基地が必要になります。現在基地の新設を予定していますが、環境問題などの理由で設立工事の延期が続いています。原子力についても発電所の計画がそれぞれ示されてますが、30年前のスマイリー原発事故による反原発運動が今も黒い影を落としており政府の中でも反対者がいるような感じでこちらも延期が続いています。

 実施すれば現状財政悪化は免れない政策で、雇用創出も長い目で見なければいけないし、足元では政府内から反発があり政策が揺らぐというのでは実行性に疑問をつけざるおえないです。話は冒頭に戻りますがこの間の中間選挙で民主党は大敗し議会での勢力は大幅に減りました。今後、環境の大幅な変化が起きない限り政策の実現はより難しくなったと思います。
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この回答へのお礼

まだまだ壁が多くて遅々とした進みなんですね。ありがとうございます!

お礼日時:2011/01/22 02:19

失敗しているかどうかの進行形については僕はよくは分かりません。



ですが、グリーンニューディール政策が本質的な問題の解消解決にならない事ならばお伝えする事が出来ます。グリーンニューディール政策では、本来解消解決したい問題について一時的な目安としてどうにかはなるかもしれませんが、もっとヒドイしわ寄せが起こる事が予測できます。

まず、現状の正確な認識をする必要がありますが、現状は消費が非常に冷え込んでおります。消費者が消費してくれません。だから経済が循環しませんね。商品を買ってくれないのですから経済が循環しよう筈がございません。

この時に、お金をもらって何が嬉しいのでしょうか?

例えばです。

今朝、白ご飯を食べました。昼は白ご飯、夜も白ご飯を食べました。明日も白ご飯だけを食べ、明後日も、一ヶ月間ずっと白ご飯を食べ続けています。なぜ白ご飯だけを食べ続けているかと言いますと、周りでは白ご飯しか売っていないからです(例え話です。そういう設定です)。

この時に、12000円を国からもらったとしまして、喜ぶでしょうか?よーし、もっと白ご飯を張り切って買うぞ・・・とはなりませんよね?白ご飯しかないのでしたら・・・。

ですが、この時にもし!

誰かが味噌汁を開発したとします。売り出すときにはその価格何と1000円!でも、喜んで買うと思います。これまでもずっと白ご飯、これからもずっと白ご飯、そんな白い人生を美味しく彩り深めてくれる1000円のお味噌汁。買いたくなりますね。

消費意欲が低迷している状態では12000円をもらいましても消費したいとは思いません。1000円を800円や500円にされても、悪くはないですが人生がパッとする訳ではございません。

人生がパッとするのは、例え1000円の出費がありましても単独でも楽しめる味噌汁に、或いは白ご飯と共に楽しめる味噌汁に、手を付けたくなります。ここで重要な事は、この時の1000円は喜んで出費する1000円でございます。

ちょっと偏った例え話かもしれませんが、消費意欲を刺激するのが一体何であるのか?についてはおおざぱにイメージ出来るのではないかな?という気がしております。

さて、グリーンニューディール政策では、低迷しきっている消費意欲を刺激する事には至りません。環境ビジネスそのものは需要と、実は全く関係の無い事業だからです。また、それで市場にお金が溢れましても、需要市場が膨らんでいる訳ではございませんから、別段何を消費するという事もございません。

そもそも、アメリカは少し前にサブプライムローン問題に端を発した金融バブルの崩壊によって、夢の喪失、理想の喪失、計画の喪失、期待・希望の喪失、など心のダメージが大きく、自分がこれだけお金があると思ったのにお金が無かったというショックから傷がいえておりません。

この状態でお金が出回ったとしまして、何がどうかなりますか?

なりません。

消費意欲は、それでは刺激されませんし需要に応えるものでもございません。

他にも、Made in Japanの大躍進の影響など諸々と理由がございますが、ニューディール政策がうまく行く理由など本質的には一つもございません。時間の問題で、新たな危機や危険性が露呈してくる事でございましょう。

現在は、どの段階かは存じませんが、日本人にとってもっと大切な事、もっと関心を寄せるべき事があるかと思っているが故にニューディール政策について、それ以上の事に吸収意欲がございませんでした。

今はどんな段階にまで来ているのか?

そういう意味では僕も、この質問に対する回答は参考にさせて頂きます。日本の出番が予測できますしね。
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この回答へのお礼

う~~ん、確かに一般の消費者は温暖化対策商品を積極的に喜んで買わないかもしれませんが…せいぜいエコカーポイントなどのような特典付き等の条件付きの時だけでしょうね。やはり政府が条件付けをする、という条件のもとである程度の需要を人工的に作り出せると、アメリカをはじめとする国の政治家たちは考えているのではないでしょうか?同じ意味合いになりますけど、大きな経済活動が期待できるのは一般の人が買う消費財というよりも企業対企業の、資本財ではないかと思いますが。政府の優遇を受けるために企業が工夫して温暖化対策製品をつくり、買う方も特典を期待して買うということなんでしょうね。

お礼日時:2011/01/22 02:18

すいません。


先ほど書いた文章で原発事故の名前を間違ってしまいました。
正しくはスリーマイル島原発事故です。
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グリーン・ニューディール政策のそもそもの発端は選挙対策です。


戦争反対、エコを標榜することでブッシュと正反対のイメージを描いたに過ぎません。
 
少し、失敗の内容がよく分からないので独断で失礼しますが、
もともと米国の景気悪化は金融破綻が原因であり、
オバマであろうが、ブッシュがあろうが、簡単に回復できるものではありません。
それを表面的に軽いノリのグリーン・ニューディールで良くするのは無理があります。
 
結局、FRBは世界的に資源暴騰によるインフレを人為的におこして
米国経済を復活する道を選択いたしました。
既に今年、過剰流動性によって各国通貨や金、銀、商品穀物は高騰しています。
来年以降、これらが更に高騰し、発展途上国は地獄になるでしょう。
 
これは資源高騰を抑えるとしたグリーン・ニューディール政策とは明らかに反対です。
この状態を指して失敗しているというのなら、正にその通りです。

しかし、私は別の視点を持っていて、グリーン・ニューディール政策は現在進行形、
まだ始まったばかりで2020年に向けて大成功の途中にあると見ています。

グリーン・ニューディール政策が真に威力を発揮するのは穀物が高騰した時です。
この時に人々は自発的に資源価格暴騰反対を唱える筈です。
尤も、これは来年以降に発生する資源暴騰の話ではありません。
先進国がもっと追い込まれて、先進国側の人間が騒ぎ出した時の話です。

では、この状態になるのは何が必要かというと戦争なのです。
世界各地でくすぶる紛争の火種があちことで自然発火し、不安定な状態になります。
この時期を2017年以降と仮定して、必然的に資源価格は暴騰していきます。
 
この時に初めてオバマのグリーン・ニューディール政策は真の意味を発揮してきます。
つまり、グリーン・ニューディール政策とは10年先を見越した戦争ビジネスなのです。
そして、このビジネスを看破して失敗というのなら、その通りなのでしょう。
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