泣ける小説やら映画やらって、昔から人気がありますよね。
それは、やはり「泣きたい」から読んだり観たりするのでしょうが、何故わざわざ「泣く」という、いわば負の感情?を味わいたい人が多いのでしょうか。
実生活では、「泣く」などという出来事には出会いたくない人が殆どだと思うのですが・・・
そんな小説や映画には一切興味がない私に、どうぞその理由を教えて下さい。
尚、アンケートとしての質問ですので、正解が何かというより、仮説でもジョークでも何でも結構ですから、いろいろな視点でのご回答を歓迎します。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
私も喜びの涙以外は流したくないので「泣きました」みたいな宣伝文句にはげっそりします。
が、考えてみました。
悲劇を楽しめるのは、しょせん絵空事だからかもしれません。
ホラーやパニック映画なんかも実際の出来事だったらとんでもない惨劇なのに楽しめるのと同様なのかも。
悲劇の主人公に同情している自分の感情がきれいなもののように感じられるのが気持ち良いのかもしれません。
これは対象がドキュメンタリーなんかでも同じような作用がある気がします。
実際に泣くとかなりの生理的カタルシスがあるらしいです。
いったんそういう快感を味わうと泣くことを積極的に求めるのかも。
最近テレビでよくやられる「泣けました」という映画宣伝は、私もげんなりですけど、続けられているのも事実なので、やはり「泣ける」ことが魅力に感じる人も多いんでしょうね。
小説や映画は絵空事という点が最大の特徴ですから、リスクなしに疑似体験できるからこそ人気があるというわけでしょう。
もっとも、中では「悲劇」だけが他と違っているようにも思えます。
それは、おっしゃるように「悲劇の主人公に同情している自分の感情がきれいなもののように感じられるのが気持ち良い」ということかもしれません。これはほかのホラーやパニック映画、アクションものにはない感覚ですしね。
泣くことでもたらされるカタルシスには、中毒作用がありそうですね。
ありがとうございました。
No.12
- 回答日時:
お礼をありがとうございます。
想像で考えると、映画や小説を泣くために観たり読んだりする人は
安全な場所から、傍観者としてじゃなくて、限りなく現実的な痛みや感情を
受け入れるほんのちょっと手前までの部分を、掬って味見をしたいだけなのかな、と。
味見で涙を流せたら、自分の体や心は痛まないし血も流れないから・・?かな、ともおもいます。
時間的にも精神的にも、余裕があるから、そういう負の刺激の享受や
自分の身の安全を確保した上でのアリストテレスのいうところの
娯楽的な「感情の浄化」をできるのだろうか、とも予想します。
泣くために観たり読んだりするのは、「泣く」ということで味わう快感を求めてのことのように思えてなりません。
しかも、それが如何に悲劇的なことであっても、自分の実生活には何の影響も及ぼさない「安全さ」があるのですからね。
娯楽的な「感情の浄化」を否定するものではありませんが、私にはそういった動機で泣ける作品に接しようとは思えないので、みなさんにアンケートしてみた次第です。
ありがとうございました。
No.11
- 回答日時:
同情して泣くのも、心の洗濯です。
「他人の痛みがわかる」と、そのような辛い思いをする人が少なくなるようにしようと思えるから…
(悩み苦しみ、不幸な目に合っている人をテーマにした作品と分かっていて「泣けるから読みたい・観たい」というのが、どうしても理解できないんです。)
作品は、「悩み・苦しみ・不幸の伝達」だけでは、終わらないですよね。
必ず、作者のメッセージが込められている。
それを知りたいから、見るんです。
そこに、次への希望があるから…。
(心のコインランドリーで洗濯したら、色移りして服がオシャカになったりしないか…)
新しい色がたされて、味わいが増しますから、心配無用ですよ。
小説や映画といった作品にはいろいろとありますので、必ずしも作者のメッセージが「次への希望」とは限らないと思います。
そのメッセージを知りたいとか体験したいとかいうことで作品に接することはありますが、正直なところ、泣きたいと思って作品を選んだことはないですね。
結果的に泣くことと、泣きたいと思うことは、同じではないと思っています。
まあ、「心のコインランドリーで洗濯したら、色移りして服がオシャカになったりしないか…」というコメントも、自分の心配をしてのことではないのですが・・・
ありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
自然の本能に逆らい、涙をこらえて前を向くことが美徳のように謳われる世の中だからこそ、思い切り泣いても後ろ指をさされない空間と時間を、人は無意識の内に求めてしまうのかも知れませんね。
喜怒哀楽の感情をまだ知らないはずの赤ちゃんが笑ったり泣いたりするのは、外部からの攻撃を避け、味方の応援を引き寄せるための防衛本能なんだそうです。
人間社会をうまく生き抜くための、こうした「笑い」と「泣き」の本能は、大人になっても消えずに残ります。
ただ、笑うことはポジティブに解釈されることが多い一方で、泣くことに対しては、(嬉し涙を除いて)どうしてもネガティブなイメージがつきまとうことが多いですよね。
幼児期から思春期へと年齢を重ねるにつれ、大抵の人は誰に教わるでもなく、声を抑えて人知れず泣く術を覚えます。
これも、他人に弱味を見せまいという、防衛本能の働きなのかも知れませんけど。
ところが、「泣ける作品を観て、つい流してしまう涙」に悲しい涙や悔し涙のようなマイナスイメージはありません。むしろ、「澄んだ心の現れ」といった洗練されたイメージがついてきます。
泣ける小説やら映画やらに不動の人気があるとすれば、その秘密はそうした理由からかな?…と私は想像します。
もっとも私自身は、泣ける演出に出会って実際泣けたためしって、全くないんですけどね。
男性の場合には、いまでも「涙をこらえる」というのが美徳だという風潮が残っていますね。
それは、「他人に弱味を見せまいという、防衛本能の働き」でもありましょうし、「物事に軽々に動じないことが、人間が出来ている」という世間の評価があるからだとも思います。
「澄んだ心の現れ」としての涙さえも、昔は好まれなかったような気がしますが、その点は今は変わってきたのかもしれません。
それでも、私は泣ける小説や映画にはトンと興味がわかないですし、泣かそうという演出の意図が見えてしまうと、途端に敬遠してしまいます。
ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
No8さんの
>自分の場合は、泣きたいから読んだり観たりするというよりは、
体験を共有・同調してみたいという興味のほうがつよいです。
>最初から、「泣きたい」と思って小説やアニメ・映画・音楽に
触れてみようとおもったことはないです。
私も同じです。
泣いた時は・・・
他の方がおっしゃるように、スッキリすることもあります。
特にいい終り方の時でしょうかね
あーよかった(*´∀`*)泣きはらした顔も、は~(*´∀`*)
・・・うまく説明できません・・^^;
でも、その内容が辛い内容だと、もう見たくない
と思うものもあります
といいつつ、もう泣かないだろうと思って見てしまうのもありますが・・・
だからといって見て後悔することはありません
この質問を見てから考えたことですが
いろいろな感情をもって学ぶこともあるかなと思っています。
以前、泣ける映画は?というアンケートをここでやったのですが
きっかけは彼にTVで泣いた話をしたら
そういうので泣いたことがないからうらやましい
と言われたのでアンケートで聞いてみることにしました。
でもまたこれもこの質問を見てから考えたことですが
彼はかなり忙しそうなので、あえて泣きたいというよりか
他のことで泣けるくらい心にゆとりがほしいのかな?
と思いました。
前の方のお礼にも書きましたように、私も全く同じです。
泣いたあとにスッキリするというのも、私はあまりありませんが理解が出来ないことはありません。
となると、その「事後のスッキリ感」を求めて泣きたい作品を読んだり観たりするという分析も成り立ちそうですね。
いろいろな感情を疑似体験して学ぶことも、結果的には多そうですね。
それが目的化していくということになりましょうか。
泣けるくらい心にゆとりがほしい・・・どうなんでしょうかね。いつも現実を見つめてばかりいると、虚構の世界で泣けなくなってしまうということもあるんでしょうか。
ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
こんにちは。
自分の場合は、泣きたいから読んだり観たりするというよりは、
体験を共有・同調してみたいという興味のほうがつよいです。
最初から、「泣きたい」と思って小説やアニメ・映画・音楽に
触れてみようとおもったことはないです。
いつか居なくなってしまう自分という個体が
生きている何十年という時間や制約のある世界の中では
実体験として味わうことができる感情や経験はそんなに幅広くないので
自分が行かないような場所の出来事や架空の世界のしらない誰かに
自己投影してみたりして、好奇心や体験欲を満足させているのかなぁと
かんがえました。(違う気もしますが・・・。)
実際の生活で泣くことは、最近では、頻繁にはなくなりました。
それでも、普通の日常の風景の中で、もうこんな(きれいな)空をみることは
多分ないんだろうなとか、仕事でほぼ初対面の人と数字的な話をしていて、
自分(の一部)をすこし認めることができたようなきがして、
その方にもその気持ちを伝えながら、涙が出てきたことはありました。
最初から、「泣きたい」と思って小説やアニメ・映画・音楽に触れてみようとおもったことはないというのは、私も全く同じです。
体験を共有・同調してみたいという気持ちで作品に接するというのも、よく分かります。
それは、必ずしも「泣ける体験の共有・同調」ではないですよね。
一方で、「泣ける体験の共有・同調」を求めて小説を読み、映画を観るという人も多く見かけます。
どうもこの考え方が理解できないのです。
小説や映画に対してそういった姿勢で臨むのは、もちろん個人の勝手ですけど、その心理がどういったものなのか、知りたいと思った次第です。
ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
それがストレス解消になるからですよ。
どうやら「泣く」という行為はストレスの緩和作用があるらしく(経験的にも確かにそうですが)、一度その味を覚えたらまた泣いてストレスを発散したい、でもなかなか泣けるような事態は人生には生じないし、仮に生じたら大抵はつらい出来事が原因でしょう。安全・安心で、かつ本気で泣ける状況(すなわちストレス発散の場)として「泣ける」映画や小説にハマるのだと思います。
http://www.nagaitosiya.com/a/cry.html
「泣く」という行為がストレス解消になるという人も、確かに多そうですね。
逆に、私はストレスが倍増してしまう方なので、そういった作品を敬遠したくなるんでしょうね。
安全・安心で、かつ本気で泣ける状況・・・それがストレス解消になるタイプの人にとっては、泣ける小説ですよとか、この映画で思い切り泣いて下さいとかいった前宣伝は、大いに効きそうですね。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
感動して泣くのは、「心の洗濯」ですよ。
実生活で出会う悩みや苦しみで泣くのとは、わけが違います。
人間、生きてりゃ誰にでも、いつか身につくアカもある…
映画館や、図書館は、心のコインランドリーなんです。
お風呂に入るのは、体だけじゃありません。
感動の涙を流すことが、明日への活力になるんです。
感動して泣くのは「心の洗濯」だとすると、同情して泣くのは、どういった効果なのでしょうか。
悩み苦しみ、不幸な目に合っている人をテーマにした作品と分かっていて「泣けるから読みたい・観たい」というのが、どうしても理解できないんです。
心のコインランドリーで洗濯したら、色移りして服がオシャカになったりしないか、余計な心配をしてしまいます。
ありがとうございました。
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