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こんばんは。文型「とは思わなかった」について質問させていただきます。
日記を読んだくらいで、あんなに怒るとは思わなかった
→あんなに怒るとはまったく思わなかった。と言う意味になります。
この場合の「〜とは思わなかった」の「とは」は、感情を表す「なんて」にチェンジすることができますね。
つまり、日記を読んだくらいで、あんなに怒るなんて思わなかった。ですね。
とても驚いたと言いたい時に使われますね。
 
あの小説はみんなが褒め称えていたほどいい小説とは思わなかった。
この文の場合の「〜とは思わなかった」の「とは」って「なんて」にチェンジすることができますか。ここの「とは」は驚いた気持ちも含まれていますか。
 
あの小説はみんなが褒め称えていたほどいい小説とは思わなかった。
この文って二種類の意味がありますね。
1 ややよいだろうとは思っていたが、まさかみんなが言うほどよいとは思っていなかった。
2 みなんが言うほどよい小説とは思わなかった。
大抵の日本人は2を想像しますね。それはなぜですか。
 
 
 
日本語勉強中です、教えていただければ嬉しいです。

A 回答 (2件)

1.『日記を読んだくらいで、あんなに怒るとは思わなかった。



この「とは」は、

❷ 《下に驚きや感動などを表す表現を伴って》それを誘発したものを取り上げて、それについて述べる。
「ここで君に会う━思ってもみなかった」
「石の上にも三年━よく言ったものだ」(明鏡国語辞典)

という用法の連語(格助詞「と」+係助詞「は」)です。

「日記を読んだ」という前件が、「あんなに怒る」という後件を誘発したのは驚きだ。

という構文。

2.『あの小説はみんなが褒め称えていたほどいい小説とは思わなかった。』

こちらの「とは」も連語ですが、

❹ 《「━思う」などの形で、下に対比的表現を伴って》思うことの内容を対比的にとりたてるのに使う。
「優勝したい━思うが、恐らく無理だろう」(明鏡国語辞典)

という用法で上記 ❷ の用法とは異なります。

「みんなが褒め称えていた」という事実に対比させれば、それほど「いい小説」とは思わなかった。

という構文。

「みんなが褒め称えていた」という前件は、「いい小説」という後件と矛盾しないので ❷ のような《驚いた気持ち》は含まれません。
《1 ややよいだろうとは思っていたが、まさかみんなが言うほどよいとは思っていなかった。》
という意味でもありません。

《驚いた気持ち》になるのは、次のような構文の場合です。

『あの小説はみんなが褒め称えていたが、あんなつまらない小説とは思わなかった。』
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2021/10/31 09:41

→あんなに怒るとはまったく思わなかった。

と言う意味になります。

いいえ。
なりません。
「まったく」ではなく、「あんなに」という程度の問題です。

「と」は引用の格助詞で、「あんなに怒る」を引用しています。「は」は特殊性の認識を表す副助詞で、引用の内容を特殊なものとして認識し表現しています。

>>この場合の「〜とは思わなかった」の「とは」は、感情を表す「なんて」にチェンジすることができますね。

上記の通り特殊性の認識を表すもので、感情を表す「なんて」にチェンジすることはできません。

>>「とは」は驚いた気持ちも含まれていますか。

特殊と感じたもので、驚きとは異なります。

>>大抵の日本人は2を想像しますね。それはなぜですか。

「ややよいだろうと」いうのは相対的な感情で、この文が表しているのは、悪いとは思わないが、「みんなが褒め称えていたほど」には良くないという意味で、「ややよいだろうと」いう意味ではありません。■
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2021/10/31 09:42

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