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現在化学を自習していてふと疑問に思ったことがあったので投稿させていただきます。

イオン結晶、例えば塩化ナトリウムは、陰イオンである塩化物イオンと、陽イオンであるナトリウムイオンがイオン結合してできているということが参考書に書いてありました。

ここで疑問なのですが、陰イオンや陽イオンというのは電気を帯びた粒々ですよね?
なんで塩化ナトリウムにふれたときに手にビリッと感じないのでしょうか?
私としてはイオン結晶中の陽イオンと陰イオンの数がまったく同じなので、結晶全体としては電気的に中性であるために感電しないのではないかと考えているのですがいかがでしょうか?
答えをお持ちの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

A 回答 (2件)

>陽イオンと陰イオンの数がまったく同じなので、結晶全体としては電気的に中性であるために感電しない


半分あっています。
でも一端がプラスで他端がマイナスなら電池のように電流が流れるか、磁石のように互いに引き合うでしょう。
実際には、↓のように塩化物イオン(緑)とナトリウムイオン(紫)が結晶中で整然と並んでいるために静電場も存在しないのです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Sodium_chloride
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電気的に片寄っていることと、電気が流れることは同じではありません。

電気的に片寄った原子、分子、イオン、電子などが一方向に動くことで電気が流れる現象になります。

感電とは、電気が体の中を流れることをいいます。電圧がかかっていてかつ電流が流れているものでも(例えば被覆のない配線)を触ってもそれは電流の入り口になりますがもし出口がなければ電気は体を流れません。鳥や虫が電車の高架にとまっても感電しない理由です。電気配線作業をする人は同様に絶縁を保って感電しないようにして電圧のかかった配線を取り扱うことがあります。

塩化ナトリウム等のイオン性結晶や自由電子が動き回っている金属に触れて感電しないというのは、別の方が回答されているようにそもそも物質中に電気的に片寄った素粒子が固定されていたり、電圧がかかっていません。例えばイオン性結晶でも圧電体(圧電素子)のようなものだと物質にかけた圧力の変化で電圧がかかります。このようなものだと電気が流れます。ただし、この素子の場合は圧力が変化したときだけ電流が流れるため、圧力変化がなくなると電流もなくなります。

もし、イオンが媒質共に移動するときでも電気が流れるとするならスポーツドリンクやジュースなど電解質の溶けたものを飲むと体に電気が流れる(感電する)ことになりますが、媒質と共に移動しているイオンと、電気が流れる現象は異なるものです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A7%E9%9B%BB% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B5%81
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