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\mathrmと\rmの違いについて教えて下さい。


TeX2imgというソフトウェアを使ってTEXで数式を画像化しています。


\mathrmと\rmの違いって何なのでしょうか?
例えば、
A_{\mathrm BC}
と書くとBだけが斜体がキャンセルされます。
A_{\rm BC}
と書くとBとC両方とも斜体がキャンセルされます。
でも字体には特に違いはないように思います。
ネットなどで検索しても特に使い分け方などが書かれていません。

ネットなどで他の人の文書を見てみると、下付き文字は全て立体文字で書くべきなようなので
\rmを使うべきなのでしょうか?

A 回答 (2件)

>つまり、\rmと\mathrmは、使い方は異なるけれども


>表示される書式としては全く同じということですよね?

そうです.しかし,\rmは
\DeclareOldFontCommand{\rm}{\normalfont\rmfamily}{\mathrm}
というように定義されており(「Old」とわざわざ書かれている),
しかもclsファイル内での定義です.
つまり,clsファイルの実装に依存しており,
使えないときもあるわけです.

>\mathrmは、打つのが面倒くさいので\rmを使いたいといったことが書かれているページが見つかりました。
宗教論争になりますが,
主観ではそのブログの内容は論外です.
入力が面倒であるならば,
それこそエディタの置換機能を使えばいいだけです.

見易さですか?
\mathrm{AB}とあれば,ABだけが確実にローマンであることがわかります.
\rmの場合,同一グループ内の\rm以降がすべてローマンになることと
{ }による閉じ間違いでわけの分からない状態になること,また
\rm{AB}というような誤用で混乱しているTeXソースはやまほどあります.
意識的に「何をローマンにするのか」を表現できるほうが見やすいでしょう.
なお,\rmは数式専用ではないので,
semanticの意味でも問題があるかもしれません.

>検索すると以下のページが見つかりました。
つまり「ルールがある」ということです.
これはISO式とか数学系・物理系でいろいろ違います.
物理の中でも核融合系とか天文系とかでも微妙な差異があったりします.

ものすごい大雑把なところでは
添え字に複数のアルファベットが使われ,
それが何かの略号だったり単語そのものだとローマン,
単なるパラメータだとイタリックです.
たとえば,行列のij成分なんかだと
$a_{ij}$であって,$a_{\mathrm{ij}}$ではない.
例の「定圧熱容量」の場合,熱容量で$C$で「定圧」であることをpressureの頭文字pで表し
$C_{\mathrm{p}}$となるのでしょう.
ただし,この手のルールは雑誌ごとのルールもあり厳密なものは存在しません.
ルールがない雑誌もありますので,「慣習に従う」としかいえません.
ただし,何でもかんでもローマン・イタリックというわけではないのです.

>「Latex2ε美文書作成入門」だけがありますが、こういったことに関して解説は載っていません。
LaTeX2εですが・・・奥村先生のサイトはみましたか?
「表記の哲学」というページがあります.
奥村先生ご本人に確認したわけではないですが
あえて美文書では「表記の哲学」の宗教論争の奥地に
入るのは避けたのではと思います.
ご自身でTeX Q&Aで聞いてみたらどうですか?
次回の改訂六版(たぶん2013年だと思う)に
何か反映されるかもしれません.
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ひとまずきちんとしたLaTeXの本を読みましょう



\mathrmは引数をとるマクロであり
\mathrm{BC}のように使うものです.

\mathrm BCとすると
\mathrmの引数として,Bのみが取得され,Cは立体にはなりません.

他方,\rmは引数をとらないマクロであって
\rmが含まれるグループ内で,\rm以降を立体にする命令であり
たとえば$AAA{\rm BC}BB$では,BCだけが立体になります.

実際は「立体」というのが何をさすかが微妙ですが,
まあ,こんな感じです.
#普通は OT1/cmr/m/nのことが多い

また,\rmは互換性のために用意されている「古い命令」であるので
非推奨ですし,そのうちなくなってしまう可能性もあります
意図的に使えないようにするのは容易です.

>ネットなどで他の人の文書を見てみると、下付き文字は全て立体文字で書くべきなようなので
そんな間抜けなルールはありません.
それぞれの数式の意味に応じて,
立体・イタリックは厳密に使い分けられます.
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

・つまり、\rmと\mathrmは、使い方は異なるけれども
表示される書式としては全く同じということですよね?
そして\rmは古い使用法なので、\mathrmを使った方が将来的に利点が多いということでしょうか。

検索してみると、
http://d.hatena.ne.jp/j74th/20081121/1227259352
\mathrmは、打つのが面倒くさいので\rmを使いたいといったことが書かれているページが見つかりました。
当たり前ですけど\mathrmの方が文字数が多く、打つための時間もかかるし、後から見直した時の見やすさでも
\rmの方が良いように思うのですが、それでも上記の理由により
\mathrmの方が推奨されるのでしょうか?
手元にある「Latex2ε美文書作成入門」には特に解説がありません。


・それと、下付き、上付き文字は斜体にすべきか、ローマン文字にすべきかに関してなのですが、
検索すると以下のページが見つかりました。

http://www.ceramic.or.jp/ihensyuj/tebiki-j.pdf

物理量の名称,単位,下付並びに上付はローマン文字(立体文字)で記し,物理量記号はイ
タリック文字で記す.なお,下付文字が物理量の一部である場合にはイタリック文字で記
す.
[例] Cp (定圧熱容量)

この例ではCpが挙げられていて、pは物理量記号の一部ではなく、単に「定圧」であることを示すための
添え字だから、ローマン文字にすべきなのですよね?
でも、ボルツマン定数のkBのBもローマン文字にするということはこれも物理量の一部ではないということですよね?
そうすると、一体どういったものが、下付き、上付き文字で且つイタリックにすべきなのでしょうか?

手元には、「Latex2ε美文書作成入門」だけがありますが、こういったことに関して解説は載っていません。
もし、こういった込み入ったことに関して解説してある書籍、ウェブサイト等ありましたら教えて下さい。

お礼日時:2010/12/29 14:59

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