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福島原発からでた放射性物質の影響で大変な状況になっていますが、放射性物質の正体はどんなものですか。
まったく見えず、におわず ガイガーカウンターでしか分からないようですが、物質と表現されるので 形はあるのでしょうか。
ごくわずかな量(具体的な数値が分かりませんが)でもそれから出る放射線で生物には影響があるという 曖昧な表現で さらに計測の単位が ベクレルで 分からないことだらけです。
ごく小さな粒子で大気中に出れば 漂ったままなのでしょうか。
今問題になっている放射性ヨウ素や放射性セシウムの浮遊している大きさはどんなもおんでしょうか。
素人ですので花粉の飛散に似ている感もありますが 比較でお教えいただければありがたいです。
また原子炉の格納容器の圧力異常から内部の蒸気を放出しる際にフィルターや水に通すことで放射性物質の放出量を少なくさせるといっていた感じがありますが 有効なフィルターはあるのでしょうか。

A 回答 (5件)

セシウム137はアルカリ金属で、ヨウ素131はハロゲン元素の1つです。


放射性ヨウ素やセシウムの粒径は0.01~100ミクロン程度の大きさらしい。
(1ミクロンは100万分の1メートル)
杉花粉の直径が30μm(=30ミクロン)ですから、同程度~やや小さい粒子ですね。

非常に小さな物質ですので、花粉と同様に風などにより飛んでいきますが、いずれは落下して
しまいますので、大気中を永遠に飛び回るということは無いと思います。

>ごくわずかな量(具体的な数値が分かりませんが)でもそれから出る放射線で生物には影響が
>あるという 曖昧な表現で さらに計測の単位が ベクレルで 分からないことだらけです。

ベクレル(Bq)というのは、その放射性物質が持つ放射能(放射線を放つ能力)の量を表す単位で、
1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1Bqとなります。
例えば370Bqの放射性セシウムの場合、毎秒370個の原子核が崩壊して放射線を放つ能力を有してい
るということになります。

では、これがどの程度生物に影響を及ぼすかというと、この数値では解明できません。
放射線は距離によって減衰しますし、放射線の種類(アルファ線やガンマ線など)によって遮蔽物
の影響の違いがあります。
放射線の強さはグレイ(Gy)、人間など生体に与える影響も加味した放射線の強さはシーベルト
(Sv)が用いられます。

>有効なフィルターはあるのでしょうか。

セシウムは水溶性の物質ですので水に通すことで、かなり減少させることができます。
ヨウ素はHEPAフィルターおよび活性炭フィルターなどで除去が可能です。
通常は、こういったフィルターなどを通してやるので外部に出る放射性物質の量は自然界でのレベ
ルと同等程度となるのですが、今回は地震と津波による被害で使えない状態となっており、原子炉
内部の圧力が高まって爆発・四散させるよりはということで、フィルターなどの設備を介さずに蒸
気を放出しているため、放射性物質が外部で検出される結果となっているようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
>放射性ヨウ素やセシウムの粒径は0.01~100ミクロン程度ですか。
かなりの幅がありますが 実際に多いのはどれくらいでしょうか。0.01ミクロンのレベルが多ければ本当に厄介ですね。
>1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1Bqということは 原子レベルの大きさということでしょうか それならば本当に小さなものですね。

お礼日時:2011/03/25 23:41

半減期の話などが出ていないようなので、書いておきます。



セシウム137という(セシウムという原子で、質量、つまり陽子と中性子の重さを
合計すると137)は、放射線のβ線(陽子)を出して、バリウム137-mになり、
これはγ線(0.662MeVのエネルギー)を出して、安定なバリウムになります。

このセシウム137は、最初に1gの原子があるとすると、およそ30年で、半分の0.5gが
放射線を出して安定なバリウムになります。残った0.5gは、次の30年で0.25gになります。

ヨウ素131という放射性物質の半減期は、8日です。8日で半分に、16日で1/4に...と
減っていきます。

まだ、原発からの放出が続いているのは、大元の放射性物質が、放射線を出して、これらに
変わっているからです。
が、放出されたヨウ素は、上のように、比較的短い時間で放射線を出さない原子になってしまいます。

ついでに、β線は1cmのプラスチックの板を通り抜けることができません。
γ線は、レントゲンのX線と同じです(ただし、レントゲンで用いられるものは、
コバルトからのγ線で、13MeV)。γ線は、1cmのプラスチックの板は通り抜けてしまい、
10cmの鉛の板でなければ防ぐことはできません。ただし、”MeV”という単位
(メガエレクトロンボルトと読む)が、大きいほど、防ぐのに必要な壁の厚さが必要になります。
ということは、服などでβ線はある程度弱くすることができる、また、木造よりも
コンクリートの建物の中にいれば、γ線も防ぐことができる、ということになります。


また、どのくらいの量なのか、ということについての目安になるかと思うので、
比放射能というものも紹介しておきます。

セシウム137の比放射能(ベクレル/g)3.2×10^12 
ヨウ素131の比放射能(ベクレル/g) 4.6×10^15
記号の"^"というのは、上の場合には、10を12乗、10を15乗する、ということです。
これらが1gあると、セシウムの場合 3200,000,000,000 ベクレルとなります。

例えば、食品の規制値が、ヨウ素で2000ベクレル/kg というのは、1kgの食品の
中に、2000/(4.6×10^15)=4.3/10,000,000,000,000 g 含まれている、
ということになります。
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福島の3・4日分が、チェルノブイリの10日間の20~50%なので、セシウムの量は、一日あたりで比べれば、「チェルノブイリ並み」、だそうです。

レベル7ですね。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110324/erp11 …

2~3週間で世界を一周してしまうほど小さなチリのようです。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110325/erp11 …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
政府発表は 安心感を与えようとしていますが 実際はかなりの状態のようですね。
今の値から下がってくれればいいのですが、多分土壌に堆積して改善されるのは難しそうですね。

お礼日時:2011/03/25 23:45

おいおい、活性炭フィルターでヨウ素が除去できるって?


皆あわてて買っているが、市販の活性炭の浄水器は効果ないって言ってたぞ。
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ヨウ素はガス状、セシウムは粒状(チリ)の様です。

すみません、大きさは分かりませんので確かなことはいえません。花粉と同じ程度の大きさか、それ以下と推測します(あくまで推測です)。飛散範囲については風向・風力によりますが、様々な研究結果を見ると意外と遠くまで飛来することがあるようです。事実、政府からの発表でも首都圏各地に微量ながら到達している報道があったかと思います。大気中に浮遊していますそれらの物質は大気条件によって、地表に降下します。今問題になっていますホウレン草や水道水からヨウ素等が検出されるのは、降下したこれら物質が付着・混入したものと思われます。

ヨウ素については、普通の活性炭マスクで防げるようです。セシウムについても活性炭マスクである程度は防げるようですが、ぬらしたガーゼをマスク内に入れたほうが、放射性物質の微小なチリを吸着しやすくより効果的とのことです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
>ヨウ素はガス状、セシウムは粒状(チリ)の様です。
ガス状ですか。それでは見えないし飛散し続けるわけですね。

お礼日時:2011/03/25 00:48

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