100m 9秒台の壁

Question

失礼します。

100mについての質問です。

１００ｍにおいて9秒台を出すことは不可能といわれていたと聞きました。
しかし、一人の選手が9秒台を出したとたんに、他の選手も9秒台を出したと聞きました。

そのくらい人間は限界をつくってしまうものであり、しかし、できる！と思えば、
不思議とできてしまうと。

この１００ｍ走に関して、詳しい経緯、選手の名前をご存知の方、人類が9秒台を出した話を
教えて頂けませんでしょうか？

よろしく御願いいたします。

noname#163797 · Accepted Answer

こんばんは。
現役で長距離をやっている者です。

100ｍの話ではないのですが、非常にそっくりな話を知っているので一応書かせてください。

「パーフェクトマイル」という本があるのですがご存知でしょうか？
この本に書かれている内容がそれなのですが、僕の説明では逆に分かりにくくなってしまうかもしれないのでwikiから抜粋してきました。

「1923年にフィンランドのパーヴォ・ヌルミが1マイル4分10秒3の記録を樹立。それまで37年間も破られずにいた記録を2秒も更新する驚異的な世界記録だった。もうこれ以上の記録は出せないだろうと専門家は断言し、1マイル4分を切ることは人間には不可能というのが世界の常識とされていた。世界中のトップランナーたちも「1マイル4分」を「brick wall（れんがの壁）」として「超えられないもの」と考え、エベレスト登頂や南極点到達よりも難しいとさえ言われていた。
しかし、オックスフォード大学医学部の学生であったバニスターは、トレーニングに科学的手法を持ち込み、自分のコンディションを科学的に分析した。そして、2人のチームメイトをペースメーカーにして4分の壁を破った。
46日後の1954年6月21日、フィンランドのトゥルクで、ライバルだったオーストラリアのジョン・ランディが3分58秒で走り、バニスターの記録は破られた。その後不思議な事に、1年後までにランディを含め23人もの選手が「1マイル4分」の壁を破った。最初から絶対無理だと決めてかかっていたことが原因で、実際に記録を破る力があっても力を出し切れないまま失敗していたのである。この事例は、メンタルトレーニングの分野でよく取り上げられる。」

非常に興味深い話だと思います。
やはり自分で限界を決めたり、無理だと決めつけてしまうことがいかにパフォーマンスに多大なるマイナスの影響を及ぼすのか、またいかにメンタル面が大切なのか、そのほかいろんなことを教えてくれる逸話だと思います。

短距離長距離関係なく陸上競技ましてや全てのスポーツに当てはまる話ではないでしょうか？

以上参考までに書かせていただきました。

poizon19 · Answer

近代オリンピックの大第一回大会「アテネ大会」で陸上部門で100ｍ走は既に競技に入っていました。その時の金メダリスト、アメリカの「トーマス・パーク」の記録は12.0秒。現在ではこの記録では女子100ｍでも勝てません。第二回「パリ大会」ではアメリカの「フランク・ジャービス」が初めて11.0秒を出して金メダルを獲りました。公式に初めて10秒台に短縮したのは第五回「ロンドン大会」で南アフリカの「レジー・ウォーカー」が出した10秒8。1906年です。その後10秒台で記録は落ち着きますが、1968年のメキシコシティオリンピックでアメリカの「ジム・ハインズ」が9秒95の記録を出し、初めて10秒台を切りました。実に62年の歳月を経て、10秒の壁を打ち破ったわけです。1987年、アメリカの「カール・ルイス」が9秒93を出して以降は、男子の記録は全て9秒台です。現在の世界記録はジャマイカの「ウサイン・ボルト」が2009年に出した9秒58。ルイスが世界記録を更新して以来、現在まで25年。短縮されたタイムは0.25秒。25年で0.25秒短縮ですから、単純計算しますと、75年後には9秒00が出る計算になります。しかしそれはあくまでも机上の計算で、9秒の壁の高さは物凄いとしか言いようがありませんが、10秒を切るのに事実62年かかってる訳です。そう考えると、この計算もあながち机上の空論で片付けられないです。しかし8秒台に突入するとなれば、これは怖ろしい事です。肉体の限界だと思います。スポーツ力学にそって練習を繰り返してる一流ランナー達です。練習方法の発達に伴い、記録はこれから先少しづつ縮められていくでしょう。少なくとも私の目が黒い内は、8秒台は見られないと思いますが。

100m 9秒台の壁

こんばんは。

近代オリンピックの大第一回大会「アテネ大会」で陸上部門で100ｍ走は既に競技に入っていました。

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