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食肉工場、部品工場等が、最近私たちの市に多く立つようになりました。

「賃金が安くて済む。広くて平らな土地が安い。」ということで工場が出来ているのだと思いますが、

市では「きれいな水」「きれいな空気」を誘致のうたい文句にしています。実際のところ、「多くの水が必要で、排水できるような場所」ということも立地条件になっているのかなと思いますが、どうなんでしょうか。

また、「きれいな空気」というのも関係があるのでしょうか。あるとすればどんな理由があるのでしょうか。

A 回答 (5件)

 一つにはその工場の性格にもよります。

例えば「部品工場」ですが、そこで作られる部品はそれだけでは私達の身の回りにある電気製品の形にはなりませんね?。そこで作られた部品が別の工場に運ばれてそこで別の部品と共に組み立てられることで1つの製品として出荷されます。ですから各工場には「資材」を運び入れ「保管」することと「製品」を出荷するためには容量スペースの大きい倉庫を持つことが求められることからある程度の敷地面積とそこにつながる交通手段としての道路・鉄道の路線確保が必要となります。
 企業と自治体で環境問題に対する姿勢には温度差があります。企業が利益の追求を命題とすることに対して、自治体の追求するモノは住民が安心して生活できる環境の確保です。そして自治体として企業を誘致することで法人税収入を確保でき、財政の安定を図ることにもつながります。
 「きれいな水」「きれいな空気」を宣伝文句にしても水や空気は私達の手で生み出すことはできません。私達の手に渡るまで様々な場所を経た後に届けられています。私達ができることは「汚染物質」を自らの会社や自治体で処理した後に排水するシステムを構築し維持することです。
 近年、あちこちで「ISO14000シリーズを取得しています」という掲示を御覧になったことはありませんか?。これは「ISO14000シリーズという国際標準規格に基づく認定を受けました」という意味で、これを取得している企業は「社会貢献に寄与している」証として積極的に導入が図られています。「企業の社会貢献」という表面的なイメージのみで取得する企業もあって本質的な意味で環境保全にはつながらないとの議論があることも確かですが。
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この回答へのお礼

私たちができることは「汚染物質」を
自らの会社や自治体で処理した後に排水するシステムを
構築し維持することです。

と書かれていたところが心に響きました。

水も空気も循環し、私たちのものでもなく私たちのもの
でもありますから、きれいな水・きれいな空気にしていく
ために、会社・自治体がどうしているのか、一住民として
知っていかなくてはいけないと思いました。

ISO14000というのは、工場で聞いたような気がします。
そこの会社は、早くから認証をうけているそうです。
やはり、真の意味での環境保全にはならないという
批判をしていました。思い出しました。

後、立地条件の理由が具体的に書かれていて、
とても良く分かりました。
すごく知りたかったことだったので
助かりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/01 00:22

2番です。



排水処理については、役所・役場の企業誘致担当課に電話してみてください。

家庭用排水を受け入れるつもりで作った下水処理施設だとすると、大量の工場排水を処理するキャパシティはないでしょうから、平野部だと河川経由で海域への排水になると思いますが、工場誘致を想定して処理施設を作ってあるのかもしれません。

下水道料金は意外と高いので、大口利用者が確保できれば、設備投資分の回収の助けになると思いますが、企業誘致のためには料金の優遇もしなければならないでしょうし、首長さんのバランスの判断が難しいところですね。
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この回答へのお礼

なるほど、海には近いのでその可能性がありますが、

誘致の特典みたいなもので処理施設を作ってあげている

かもしれないということ、そこまで

政治も関与している可能性もあるっていうことですね。

面白くなってきました。

聞いてみたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/31 23:28

工場には水は必須です



例えば川から水を引けば簡単じゃん!!と考えたら大きな間違いで・・・
水利権というものがあり
水源地~河口までの利用者全ての人(団体)から許可を貰わないと利用できません

その許可を貰うのにすごく労力を使いますし
期限があるため全員から許可が下りた時点で
期限が切れて振り出しに戻ることもあるようです
なので面倒というか難しいので
造成と一緒に用水池を造ってしまうのです
工業団地にはほとんどといっていいほど用水池があるのはそのためです
涸れることのない用水池と
もちろん土地が安くて鉄道の駅とかICが近く交通の便が良いなども条件に絡んできますね

排水は排水処理を行って雨水や川に排水します
もちろんある基準をクリアしないと出来ないことは言うまでもありません
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この回答へのお礼

なるほど水利権をクリアしないといけないので、
川ではなく、自分たちで用水池を作っていると
いうことだったのですね。
水源地から河口までの人たちから許可をもらう
なんて不可能に近いですもんね。枯れることの
ない用水池。
でも、工場内や工業団地内に見かけなかった。
調べて見ます。

雨水・川に流される。分かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/31 23:14

例えば、クリーンルームやエアシャワーが必要な工場だと、空気がきれいなら、フィルタの交換頻度など、そういう装置への負荷が減りますので、コスト減につながりますね。



水も同様で、前処理のコストが減らせれば、企業とすれば助かるでしょうね。
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この回答へのお礼

なるほど、コストダウンにつながっている具体的事実・理由が分かり良かったです。
すみませんが、工場で処理された水は、さらに工場できれいにされたとして、どこへ行くことが多いのでしょうか。自然(海、湖、地下)なのか下水処理施設なのか、良かったら教えてください。

お礼日時:2011/05/29 23:04

 働くものにとって、きれいな環境のほうがいいに決まってます。


大都市圏では、多く工場が交通の便は悪くても田舎とまではいいませんが、新たに山を切り開いたりして作った工業団地に引っ越さざるを得ません。
そういうところは「きれいな水」「きれいな空気」「緑豊かな風景」です。
 仮に質問者さんが働く立場で考えたらどう思います?
もちろんその場所に住んでいる住民にとっては鬱陶しいかもしれませんが、雇用の問題や多くの人が集まる上でのいい面がたくさん出てきます。

 なんて書きながら、ふと福島原発を思い出しました。
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この回答へのお礼

働く立場での回答、なるほどと思いました。
私も、そう思います。工場の周りは、広大な芝生です。街路樹も植えてあります。
そこにいるだけで、癒されます。
そして、交通の便が悪くても、都会では人件費等がかかるので引越しを余儀なくさせられる。必然的に「きれいな水」「きれいな空気」ということになるのですね。ありがとうございました。

工場の場合、水道水を使うことが多いと思うのですが、確かここの地域は、地下水でまかなえるという低コストな所がいいのかもしれません。今、思い出しました。

工場の排水は、水をきれいにしてから、どこへ流すことが多いのでしょうか。下水処理施設でしょうか。

良かったら、教えてください。

お礼日時:2011/05/29 22:48

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