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難しい課題の解決に悩まされている時に、思考を一時的に休止させますと、何らかの閃きが思い浮かんでくる、という経験をなさった方々は多いでしょう。

そして、何らかの閃きが思い浮かんだ際に其の閃きを何らかの媒体へ書き控えておかずに、別の思考・作業に着手しますと、別の思考の割り込みが其の閃きを失念させる可能性が高まりますね。

従いまして、これ等の事情から類推を致しますと、「【閃き】は『無心』によっている」のではないかと思われますし、東洋医学では、『思い悩み』をも【七情(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%BC#.E4.B8.83 …)】の1つに盛り込ませまして、『無心』と『経絡』との関係を諭してくれています。

但し、此処迄の流れの中で分からない疑問が沸き起こって参りましたから、教えて下さい。

Q:「もし経絡上の疲労が『無心』状態の維持を損ねていましたら、【閃き】の精度が鈍りますでしょうか?」

A 回答 (2件)

経絡上の疲労というのは、どういうことを指しているのかわかりませんが、


経絡の指圧は筋肉のコリをほぐすとともに気血水の流れをスムーズにすることによって、
臓器や神経に蓄積された中枢性の疲労を解消するはたらきがあります。
ご質問の文面は、経絡指圧で解消する見込みのある疲労という意味で使われているのではないかと
思いますので、でしたら、なかなか癒せない疲労のすべてが該当することになります。

ところで無心と平常心は違うものですね。
無心というのはたとえば禅宗で描く円相のような、
考えのとどまりどころのない、意味を負わされない状態にある事象の、
事象としてのまとまりを意識して有と捉える言葉ではないでしょうか。

七情に関わる臓器を損ね、反応を引き起こすと考えられていますのは、
「『平常心』の維持を損ねる」ことです。
びっくりすれば尿をもらし、激しく喜べば血圧があがって心臓に負担がかかり、くよくよすれば背中が丸まり呼吸が浅くなって肺機能が十分に働かなくなるというものです。

たしかに、中枢性の疲労が、平常心の維持を損ねると考えるならば、じつに現代の世相を浮き彫りにするように思います。
電磁波、環境ホルモン、視覚情報過多、聴覚の過度な刺激、就労条件によるストレス、運動不足、食品添加物、食事の偏り、リラックス環境の不足、自然破壊、家庭と地域共同体の崩壊、
もろもろの社会事情が人間の身体を圧迫し根深い疲労をもたらすとともに、
神経系に蓄積する物質をとりこみやすい体制となっており、
そこで気掛かりなのは、脳神経への影響です。
平常心をいちじるしく損なう脳の働きは、医学的にも社会学的にももっと研究されなければならないでしょう。

ご質問は、【閃き】についてのものですが、
閃きはアルファ派と関わり、アルファ派は精神のリラックスをともなう副交感神経優位の状態で得られる脳派であることが知られています。
そういう意味では、平常心で落ち付いていなければその状態に持ってくることは不可能で、単純な肉体的疲労であればそれを妨げるものではないと思います。
適度な疲労によってノルアドレナリンの濃度が一時的に高くなり、脳が活性化しますので、気分は覚醒を感じるでしょう。
しかし、そこで乳酸が蓄積しセロトニン濃度の低下が引き起こされて回復できないと、事は重大です。
セロトニンはノルアドレナリンやドーパミンを適度にコントロールしますので、脳は平常心を生みだすことができるのです。
過度の疲労や過度のストレスによって損傷を受けた神経や臓器に起因する疲労は、セロトニン濃度を過度に低下させ、ノルアドレナリンやドーパミンの濃度上昇を止めない結果、今度はノルアドレナリンもドーパミンも減少することになってしまいます。
これは大変危険なことで、ノルアドレナリンの過度の濃度低下は、無痛覚といって、無感覚をひきおこしてしまい命を守る能力を失わせます。
ドーパミンの過度の濃度低下は生きる気力を喪失させます。
無心という言葉を短絡的に発すると、あたかもこのような状態に近いものを想像する方もいるようなので、質問者さんは気をつけてください。

細かいことを書きましたが、要は、
「著しい中枢性の疲労がセロトニン濃度の低下を招いていたら、平常心は保たれず、副交感神経優位にもならず、閃きは得られないだろう」
ということです。

この回答への補足

素晴らしい回答を賜り、誠に有り難う御座います。

任脈と督脈との境目が上下の顎に位置していたり、対応した臓器が存在していない「心包経」の末端が【生命線】を構成していたりして、東洋医学は非常に難しいですね。

筋診断法
http://kinsindan.web.infoseek.co.jp/kinsindan010 …
http://blog.goo.ne.jp/shigeki_yamashita/e/9baf22 …

五禽戯
http://nomura47.blog15.fc2.com/blog-entry-101.html

補足日時:2011/06/11 23:36
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この回答へのお礼

他の方の質問のページ(”http://okwave.jp/qa/q6795751.html”の12番)に、此処の内容と関わる回答を投稿させて頂いております。

お礼日時:2011/06/12 07:20

「閃き」という言葉が”inspiration”と訳され得ます通りに、外部からの刺激が「閃き」の切っ掛けになる、という場合は少なくないですね。



従いまして、外部からの刺激への感受性を高める為には、「無心」の妨げの要素を払拭して遣った方が比較的に望ましい、と考えられます故に、経絡の平常化の技術の開発が促されてきたのでしょう。

この回答への補足

N流呼吸法創始者の方の書籍の1つにも、
その内容が記載されていますね。

補足日時:2011/06/13 07:01
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この回答へのお礼

有り難い内容の回答を下さっているのですが、ベストアンサーに致しません事を御容赦下さいませ。

別のページの質問(http://okwave.jp/qa/q6808261.html)にスピンオフさせました。

お礼日時:2011/06/14 07:17

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