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昔話で、観音や如来がみすぼらしい格好の老人や旅人、畜生に姿を変えて出てくる話しがあるそうなのですが、ご存知の方いらっしゃいませんでしょうか?
物語のタイトルや書籍名、またはそのお話が読めるサイトなどを教えていただけると大変助かります。
それか、ストーリーを教えてくださいませんか?
よろしくおねがいします。

A 回答 (3件)

 その類の話は沢山あると思いますが、直ぐに思い付いたのは、八世紀頃に光明皇后が1000人の人々の垢を洗い流す事を誓って、現在は法華寺となっている、かっての皇后宮に、大きな蒸し風呂を造り、身分の分け隔てなく、自らの手で人々の垢を落として行った処、1000人目は汚い膿だらけの病気の老人で、皇后がその老人を洗って、膿を口で吸いだした処、その老人は阿閦如来に姿を変えて消え去った、という伝説があります。



【参考URL】
 江戸浮世風呂 > 江戸の湯屋 > 16 光明皇后の施浴
  http://www5.ocn.ne.jp/~ukiyo26/yuya16.html

 法華寺~光明皇后創建の寺|古都の礎
  http://ameblo.jp/rrerr/entry-10553933044.html

 法華寺
  http://www.eonet.ne.jp/~kotonara/hokkejinoohanas …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても参考になります。

お礼日時:2011/06/12 15:52

 回答番号ANo.1です。


 前回の回答を投稿した時には、題名が思い出せなかったために割愛したのですが、昔、TBS系テレビで放送されていた「まんが日本昔ばなし」というアニメ番組で、「身代わり観音」の話を見た事が御座います。

 昔、丹後の国の成相寺という山寺で修行していた僧が、雪に閉じ込められ、いよいよ餓死するかという時に、観音様に祈っていた処、寺内で死んだ鹿(アニメでは鹿の後脚が1本のみ)を見つけ、仏教では獣の肉を食べる事は禁じられてはいるものの、やむを得ずこれを食べて生き延びる事が出来ました。
 その後、近くの村の人々が僧の身を案じてやって来た処、鍋や椀に残っていた肉は、いつの間にか木屑に変わっていました。
 人々は「この僧は、ひもじさのあまり木を削って食べていたのだ」と考え、僧と共に寺の中を見回した処、寺の観音像の脚が切り取られているのを見つけました。
 「では、あの鹿肉は観音様が鹿に身を変えて、私に御与え下されたものなのか」
と僧は感激したそうです。

【参考URL】
 丹後の地名 > 丹後の伝説 第44集:成相寺の伝説
  http://www.geocities.jp/k_saito_site/bunkn44.html

 古典の窓 > 画像をクリックして入場して下さい > $BL>2N!&L>>lLL=8(B ('06,10/16) 名歌・名場面集 > 古本説話集(2)
  http://www.cims.jp/star/kororin/mei38.html

 尚、アニメでは、それから、この僧は「木食上人」と呼ばれるようになり、後には大変徳の高い僧となった、という下りが付いていました。
 因みに、「木食上人」という言葉自体は、田畑で採れた穀物や野菜等を食べる事を止めて、山野で手に入る木の実や草の実を食べる修行(即身仏となる際に、腐敗し易い脂肪分を落とす目的で、五穀断ちや十穀断ち等の形で行われる事もある)を修めた僧の事全般を指す言葉で、特定の人物の事を指す固有名詞ではありません。
 但し、江戸時代の後期の仏師に、「木喰」という名の人物もいたそうです。

【参考URL】
 木食 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E9%A3%9F

 木食上人
  http://www.geocities.jp/kmr_tds/jinn/mkjk.html

 木喰 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E5%96%B0


 それから、長野県の上田市にある「鹿教湯温泉(かけゆおんせん)」は、一人の信心深い猟師が、鹿に身を変じた文殊菩薩に、温泉の場所を教えられた事から始まった、という伝説があるそうです。

【参考URL】
 信州 鹿教湯温泉
  http://www.kakeyu.or.jp/index.html

 信州 鹿教湯温泉 > 鹿教湯温泉の紹介
  http://www.kakeyu.or.jp/index2.html
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この回答へのお礼

再び回答していただきありがとうございます。
「まんが日本昔ばなし」を見ればこのような話が色々とありそうですね。
動画を探して見てみます。
わたくし的には最初の光明皇后の施浴のお話が気に入り、また為になりましたので、ベストアンサーにさせていただきます。

お二人ともありがとうございました。

お礼日時:2011/06/13 19:47

「乞食のくれた手拭」が当てはまります。



江戸に海丸という海産物問屋があり、そこにお梅どんという十八になる女中がいた。お梅どんはたいそうな働きもので気だても良かったが、決して器量よしというわけでなかった。ある夏の暑い日、お梅どんが店先で水を播いていると、一人の乞食がやって来て、水を一杯くれと言う。しかし女将さんが出てきて、とっとと帰れと言って追い返してしまう。心の優しいお梅どんは乞食を可哀相に思い、女将に内緒で水と握り飯を分けてやると、乞食は涙を流しお礼といって汚い手ぬぐいを差し出す。実はこの乞食は観音様が人に姿を変えて現れたのである。お梅はその夜、夢の中で乞食になっていた観音様に顔をなでられる夢をみるが、井戸に顔を映すと、やはり以前のままだった。悲しくなった青梅は明け方まで泣きとおした。朝になり、若い衆がいつものようにお梅の顔をからかった。お梅は涙があふれ、顔を洗って、乞食に貰った手ぬぐいで顔を拭いた。するとお梅の顔が大和絵に出てくるような美人に変わっていた。そこに女将さんがやって来てことの顛末を聞くと、さっそく自分も美しくなろうと江戸の乞食を集めて、酒や食事を振る舞い、乞食の使った手ぬぐいを集めた。女将の顔はどの手ぬぐいを使っても変わらなかったが、最後に残った手ぬぐいで顔を拭くと、馬の顔になってしまった。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大変良いお話ですね。
勉強になりました。

お礼日時:2011/06/12 15:54

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