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時速50kmで進む高速フェリーに乗って、フェリーと同じ方向(進行方向)に歩きながら海面を見た時と逆方向に歩きながら海面を見た時では、進行方向に歩いた時の方がフェリーの速度+歩く速度で、海面との相対速度が加わり海水が早く流れているように見えると思っていたが、フェリーの進行方向と逆方向に歩きながら海面を見た時の方が海水の流れが早く見えた。これは複数の人が体験しています。なぜ海面との相対速度が小さい時の方が海水の流れが早く見えるのでしょうか。

A 回答 (2件)

人間は水の分子の動きは直接見えませんから、当たり前と言えば当たり前の話です。



船の上からそういう「速度感」はどうやって得ているかと言うと、「波の動き」です。船の作る波は舳先で作られ、徐々に船体から離れていくという動きをします。船の速度が一定だとすると、この「波」は一定の距離にあり、その「波」の中での波頭などの動きを船からみて「速度感」を得ていることになります。

ここで視点が舳先方向に動くとすると、この波は船体に徐々に近づきます。波頭の動きも、舳先で作られた状態に近づきますので全体の動きはスロー・・・というより統一された動きになり、速度感はスローになります。船尾方向に視点が動く場合はこの反対で、波が遠ざかると同時に波頭の動きも複雑になりますので、速度感は速くなります。

さらに問題なのは、海上の波も必ずしも静止しているわけじゃないということで、仮に船が風下に走っていたとした場合、波が船を追い抜くことすらあり、遠方の波だからと言って基準になるわけじゃないんです。おまけに舳先からの波がある場合、その内側の波も「船の作る波」の影響を受けるんですね。

要は「速度感の判断基準になる波の動きも、風の具合や海流、それに船自身が作っていて静止状態ではない」ってことです。
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安定感のありなしということではないでしょうか。



バスに乗っていて、前方を向いて座っているときよりも、後ろ向きの方が速度感があります。これは自転車の荷台に載るばあい、前向きと後ろ向きにすわることではひどく感じが違う、恐怖感すらあるということでヒントが得られるのではないでしょうか。
船にいて前方を向いているのは安定的ですが、後ろ向きでは(どこへ向かっているのか分かり難い、自分で状況をコントロールできないというような)不安な心理状況があって、それがスピード感につながるのではないかという単なる私見です。
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