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プレート境界の地震には、大きく分けて
重いプレートが急角度で沈むマリアナ型と、
軽いプレートが浅い角度で沈むチリ型と、
があるそうです。
マリアナ型は大地震が起き難く、チリ型は大地震が起き易いそうです。
宮城沖(東日本大地震)はその中間型っぽいらしいです。
東海大地震が想定されている駿河トラフから南海トラフ、日向灘では、
フィリピン海プレートがユーラシアプレートに0度~20度くらいの浅い角度で沈んでいるらしいです。
そうすると、東海~日向灘では、マグニチュード9クラス以上のチリ型の超巨大地震が想定される、と考えていいのでしょうか?

A 回答 (2件)

 南海トラフのプレートの沈み込み角度はチリ型に属します(山岡、2001,固着域と東海地震、

http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/yamaoka/nnsl/nnsl-n …)。

 慶長タイプの海溝軸の大きな断層すべりと宝永タイプの長大な震源域の両者の性質を合わせ持った超巨大地震はMw9クラスの超巨大地震の可能性はあります。

 最近、徳島県や高知県で巨大津波による数十センチの分厚い津波堆積物が発見されました。高知大学・岡村によると、Mw9クラスと推定されるそうです。同じような分厚い津波堆積物は貞観津波(869年)、スマトラ-アンダマン地震(2004年、Mw9・1~9・2)でも観察されています。

 東日本大震災の震源域の長さ約450~500km、幅約200km
 西日本大震災の震源域の長さ約700km、幅約150km

両者ともに断層面積はおよそ100,000km2です。

モーメントマグニチュード(Mw)=断層の長さ*断層の幅*すべり量*断層面の固さ

断層面の固さは海溝域ではほとんど変わらないので無視できます。
断層すべり量にも依りますが、ダイナミックオーバーシュートが起きたとすると、南海トラフ(日向灘~東海)では東日本大震災と同じエネルギーを放出する可能性は十分にあります。


このようにプレートの形状だけで判断するだけではなく、古津波などの判断材料もあります。
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南海トラフにおける最大級の超巨大地震の震源域のマップ図を作製してみました。

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