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タイトルの通りなのですが、神話って国によって色々ありますよね?その中で「神がいる」っていう、もっともな共通点以外にどんなのがありますか?どんな些細なことでもいいので、教えて下さい。

A 回答 (7件)

神話と言っても幅が広いですからね…。


日本だったら「昔話」「講談」「言い伝え」と分類されるものでも、
少数民族に伝わる話を文化人類学者が採取した場合、
「神話」と分類されてしまうこともあるようです。

だから、すべての神話の共通点は厳密にはないと思いますが、
幅広く見られるモチーフとして、次の三点を思いつきます。

(1)「死と再生」
死んだ者が蘇り、蘇った者は別のステージに変化する…
というモチーフが、世界の神話に広く見られます。
日本神話でイザナギが冥府に落ちたイザナミを訪問する話。
ギリシア神話でのオルフェウスの話。ペルセポネ。
キリスト教でのキリスト復活譚。鯨に飲まれるヨナもその変形と見なせるでしょう。
エジプト神話のオシリス。
大国主命も、一回死んでます。

(2)「トリックスターの存在」
いわば「いたずらもの」であり、タブーの破壊者ではありますが、
それによって文化的要素を人間社会にもたらす存在です。
日本では草薙の剣を得たスサノオ。
ギリシアでは火を手に入れたプロメテウス。
北欧神話のロキ。
ちょっとずれますが、西遊記の孫悟空も、トリックスターの系譜を嗣ぐものと言えるでしょう。

(3)共通するイメージ
古代人が世界から読みとったイメージが、象徴的に描かれています。
(i)対立物の合一
「性」を象徴したものです。
イザナギ・イザナミ。
アダム・イブ。
エロスとプシュケ。
またプラトンの「饗宴」に出てくるアンドロギュノスなど。
(ii)男根象徴
「性」の中でも、男根を象徴したモチーフは多く見られます。
天の沼矛(あめのぬぼこ)。
道祖神。
ギリシアのプリアポス。
ゼウスが持っている雷や、ディンカ族の酋長が持つ漁槍などの武器一般も、
男根象徴と言えるでしょう。
(iii)卵と世界
生命が誕生する「卵」の象徴的意味。また世界を卵と見立てるモチーフがみられます。
ドゴン族の神話など。
「創世記」の冒頭にも、世界卵モチーフが隠されているという説もあります。
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その前の方々とは違う答え方かも知れませんが。



日本では学問としてあまりクローズアップされませんが、「神話学 mythology」って分野があります。そのなかでも実は研究者によって「神話」の定義は非常に多彩なのです。なにせ、民話的・伝説的な内容を含むアメリカ先住民の神話も、当時の政治的な部分をかなり含む日本神話も、それこそ、ギリシャ・ゲルマン・インド・中国etc.の神話も、「ナチス=ドイツの神話」も、そして、古くは口裂け女、あるいはトイレの花子さんなどの「現代の神話」に分類されるものもすべて「神話」なんです。ですから、あくまで、一つの解釈ですが、松村一男氏の定義<「神話学講義」(角川書店)より>が比較的わかりやすいかと思います。
 1) 物語である
 2) 集団や社会で「真実」を語っているものとして容認されている。
 3) 作者や年代は重要でない
これに付随して(真実であるが故の)「神聖さ」や、一般の人間以外の特別な存在(神や妖精、「英雄」など)が登場する、社会や世界を解釈するための「装置」としてのストーリーである、などの定義はされると思います。

もし、入門書として手にとられるなら、
吉田敦彦・松村一男・著「神話学とは何か」(有斐閣新書)あるいはちょいと取っつきにくいですが、先ほどの「神話学講義」あたりはいかがでしょうか。
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はじめまして。



率直にお答えします。

神は人類の親であります。
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ほとんどの神話にみられるものとしては


「神がこの世を作る」物語、「天地創造」があるかと思います。

「人智を超えた力を持つものが自分たちを含みこの世を作った」

ある意味神話の根本かと思います。
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こんにちは。



大洪水伝説は、色んな神話でよく見られるモチーフですね。
聖書のノアの箱舟はあまりに有名ですが、北アメリカ先住民の伝承、ローマ神話のオウィディウス、アイルランドのシーザー族の伝承神話では、大洪水により追われた人間がこの地に住み着いて祖になった・・と言われています。
ギルガメッシュ叙事詩にも大洪水が描かれていますし、オリエント神話ではエンキ神が一人の人間に洪水計画を教え、船を作るように勧めて洪水を起し、一部の人間を救って、今の人間の祖と定めました。
遠いマヤ神話でも、神が作った人間が性質が悪く、神を敬わないので洪水を起し、悉く人間を滅ぼしたそうです。
中国神話の「伏羲」と「ジョカ」(イザナギ・イザナミのようなものです)でも大洪水があって、ひょうたんに入り込んで助かりました(船バージョンもあります)

他にもメソアメリカ・ペルー・パプアニューギニア・オセアニア・オセアニア・・・etc
各地で洪水伝説が残って、いずれも神が一人の人間を選んで助け、それを人間の祖とする・・・と言う共通性がありますね。

トンデモ本なんかではこれをムー伝説とつなげる人もいるけども、ここまで類似した伝承が残っているのは確かに不思議ですよねぇ。神話で検索したら色々ヒットすると思いますよ。一応ご参考までに。
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ギリシャ神話と古事記の神話が似ています。


それぞれの話を理解していないとわかり難いと思いますが。

ギリシャ神話でペルセウスがメドゥーサ退治をした話ですが、生け贄になってアンドロメダ王女を助けて怪物退治をする話と、古事記のスサノヲ命がやまたの大蛇に捧げられたクシナダノ姫を助けた話が似ています。


またスサノヲ一族(天皇家)の子孫のヤマトタケルとペルセウスの子孫のヘラクレスの話も似ています。ヘラクレスはあちこちで先に生まれたエウリュステウスの命令で冒険をします。一方ヤマトタケルも兄の存在によって戦いに国中を回ります。

両者も最後は不幸な亡くなり方で天に上る所まで似ています。
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誰が話を聞いても、「ありえない!!」って思うものばかり。

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