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【質問本文】=タイトルに同じ。

形状からすると、そう考えるのが極めて妥当と思うのですが(基本的に胴体がライオンという点が共通、エジプトのスフィンクスには女性型も翼のあるものも、あるので、三つが揃えばほぼ同じ要素から成ることになります)。

ただ、ギリシア神話にエジプト神話の影響はなく(少なくとも私には読み取れない)、何で地理的に距離のある異形の神像(怪物と呼んでも良いけど)を取り込んだのか、すこーし不思議な気がしたので、質問します。

A 回答 (3件)

たまたま 発音?が似ていただけで、古代エジプトの《王(ファラオ)の神化したシンボル》と、メソポタミア神話(バビロニア神話)の《ライオンの身体・人間の女性の顔・鷲の翼を持つ怪物》と、ギリシャ神話の《{(上半身は美女で下半身は蛇という姿の)エキドナ}と{エキドナの子で(双頭の犬の)オルトロス}との子で(ライオンの身体・美しい人間の女性の顔と乳房のある胸・鷲の翼を持つ怪物の)スピンクス》とは、別物なのではないでしょうか。



エジプトのものを取り入れたというよりは、メソポタミアの怪物イメージにインスピレーションを得たのかもしれませんが、、、、、

時代はずーっと下りますが、日本でも、天狗や鬼の起源を求めるのは無理だと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AD …

このようなことを、ギリシャ神話だと書いてある本もあります。
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第十六章 巨神

神話で怪物というのは、不自然な恰好をしていて、無限の力と鬼悪性を持っていて、人々を苦しめたり悩ましたりするために、みんなから怖がられているものをいうのでありました。
ある怪物は、いろんな動物の部分部分が寄り集まっていると思われていました。
すなわちスピンクスやキマィラはこれであります。これ等の怪物には野獣のすべての恐ろしい性質とともに、人間の知恵と才能が与えられてありました。
その他、巨神というようなものは、その身体の大きさが人間と違っていました。くわしくいいますと、巨神の中にも広い区別のあることを記憶しなければなりません。
人間的な巨神、たとえば、キュクロプスとかアンタイオスとかオリオンとかいったような巨神は、人間にくらべてもそれほど不釣合ではないと想像されていました。というのは、彼等は愛も争いも人間と変わりがないからでありました。けれども、神々と戦った超人間的の巨神は、無辺に大きな身体をしていました。伝うるところによると、ティテュオスが身体を伸ばすと、九エイカーの野を蔽い、エンケラドスを押えつけるには、エトナ全山をその上に置かれなければならなかったとのことであります。

スピンクス

テーバイの王ライオスは或る神託によって、今度新たに生れた息子をそのまま成長させるならば、自分の王位と生命に危険があると戒められました。それ故彼は、子供を一人の牧者に頼んで殺させようとしました。けれども牧者は子供を殺すのが可哀そうになりました。といって、全く命令に背くわけにも参りませんから、子供の足をくくって、樹木の枝にぶら下げたまま捨てておきました。赤ん坊がそうされているのを或る百姓が見つけだし、自分の主人夫婦のところへ連れて行ったから彼等に養われることとなり、オイディプスと名づけられました。その名の意味は膨れ足というのでありました。

後ライオス王はただ一人の從者を連れて、デルポイヘ行く途中の或る狹い道で、これも二輪車を駆って來る一人の青年に出逢いました。道をさけよというのに聞かなかったから、ライオス王の從者は青年の馬を一頭殺しました。すると旅の青年は立腹して、ラィオスをも從者をも二人ながら殺してしまいました。その青年こそオイディプスだったので、こうして彼は、それとも知らずに、親殺しとなったのでありました。
その出来事があって後まもなく、テーバイの町はある怪物のためにその公道を荒らされました。
それはスピンクスと呼ばれる怪物で、獅子の身体をして、上半身が女でありました。それが岩の頂上にうずくまっていて、通りがかりの旅人たちをみんなさし止め、一つの謎を掛けて、その謎の解けた者は無事に通すが、解けないものは殺される、という約束をさせるのでありました。謎は誰にも解けないで、みんな殺されてしまいました。オイディプスはそれを聞いても平気で、大胆にも自分から試しに行きました。スピンクスは彼に尋ねました。『朝には四足、昼には二足、夕には三足となって歩行する物は何だ。』オイディプスは答えました。『それは人間だ。人間は子供の時は両手と両膝ではって歩く。壮年にはまつ直ぐに立って歩く。老年には一本の杖の助けをかりて歩く。』スピンクスは自分の謎の解かれたのを不面目に思い、岩から身を投げて死にました。
テーバイの人民は彼のお蔭で助かったのを大層悦んで、オイディプスを彼等の王として女王イオカステを娶らせました。わが身の素性を知らぬオイディプスは先には父殺しとなり、今はまた女王と結婚して、現在の母親の良人となりました。
この恐ろしいことがそれともわからないですんでいました。でもついに、後になってテーバイが飢饉と疫病に悩まされて、神託をうかがうと、オイディプスの二重の罪が明白になりました。イオカステは自殺し、オィディプスは気ちがいになって、自分の目をえぐり抜いてテーバイの地をさ迷い出ました。みんなから怖がられ見捨てられましたが、ただ娘ばかりは忠実に彼についていました。
「ギリシア神話のスフィンクスの原形と語源は」の回答画像3
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この回答へのお礼

とても詳細で精確なご回答誠に有難うございました。
しかし私としましては、質問の回答につきまして、ますます謎が深まった気がしています。
まあ、そんなことが少なからずあるので、神話伝説の世界はますますおもしろい。
深い感謝の意を込めましてベストアンサーとさせていただきます。
お礼遅れました失礼の段、何卒ご容赦ください。

お礼日時:2022/11/25 06:48

ギリシア神話にって例のなぞなぞを出すやつかな? あれって”エジプトの”スフィンクスって出てたはず。


何で取り込んだのかは不明だけど、でっかいスフィンクスは昔から有名でしたからね。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
そうか!
オイディプスは放浪中にスフィンクスに出逢ったんですものね。
ネットではなく、図書館で調べてみることにします。

何てマヌケなんでしょ、私は。
ご指摘に厚く感謝申し上げます。

お礼日時:2022/11/20 06:47

紀元前3100年頃のエジプト先王朝時代末期におけるファラオの下でのエジプトの統一がエジプト神話の起源かもしれません。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B8 …
 ギリシア神話として知られる神々と英雄たちの物語の始まりは、およそ紀元前15世紀頃に遡ると考えられています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA …
 ギリシャ神話は、広く地中海全域から寓話を収集し、その中には、エジプトの寓話/神話も含まれていたのでは無いでしょうか。
 西洋の口から火を吐くドラゴンや東洋の龍など地域が違っても遠く離れていても似た様な同じ様な概念/想像は、存在します。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

>西洋の口から火を吐くドラゴンや東洋の龍など地域が違っても遠く離れていても似た様な同じ様な概念/想像は、存在します。

そうなんですよね。

大洪水伝説や貴種流離譚は広く世界に分布していますし。
おっしゃるようなわけで、形状が良く似ているからといって、古いほうが原形という決め手にはなりません。

名称までほぼ(完全にではありませんが)合っていることも同様です。
『ユリシーズ』とわが国の『百合若大臣』の両方を読んだことのある人なら誰でも気づくことですが、主人公名の音が共通しているばかりでなく、クライマックスのエピソードがほぼそっくり。
その理由について、民俗学者の関敬吾先生は謎とされています。

ウィキペディアのスフィンクスの項目には、「エジプトのスフィンクスは古くからギリシア神話に取り込まれた」と書かれています。しかしこの項目のことではありませんが、ウィキペディアには私でもすぐ気づく間違いが珍しくありません。便利ですが確定した典拠とすべきではないでしょう。

「誰が(あるいはどのような人たちが)どのようにして取り込んだか」が分かれば決定的証明になるのですが、まあそんな資料はないと思います。
うーむ、困りました。

お礼日時:2022/11/19 07:08

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