プロが教えるわが家の防犯対策術!

まず、画像をご覧頂きたいと思います。

この画像は、水平飛行中に、航空機内を撮影したものですが、
離陸直後から、客室内にて、白い霧状のものが酷くなり、
約40分のフライト時間中、終始このままの状態でした。ほとんど、視界がきかない状態です。
シートベルトサインは常時点灯。常時よく揺れました。
天候は、出発地は曇り、到着地は小雨です。
約7割くらいの搭乗率です。
幻想的な雰囲気の中で、スナックが配られ、コーヒーをブラックで飲みました。
着陸の少し前くらいから、白い霧状のものは消えはじめ、
着陸時には、すべて消えていました。

乗務員からは一切何のアナウンスも有りませんし、乗客も静かに黙って座っています。
着陸後、何事も無かったかの如く、乗客はブリッジからサテライト内へ去っていきました(私も含めて)。
もしかすると、良くある事なのかも知れません。

質問ですが、
これは、空調の不具合でしょうか?
それとも、設定の問題でしょうか?
何がどうなると、この様になるのでしょうか?
機材の専門家で、お詳しいかた、ぜひお願いします。
機材は、B737-800で、機齢は非常に若い(ほぼ新機)です。

※ちなみに、キャリア名と国名・地域、搭乗区間は公表をひかえさせて頂きます。

「航空機内、空調噴出し口の白い霧状のものに」の質問画像

A 回答 (3件)

前例が無いか調べてみたところ、確かにあるようで、赤道付近からの出発便での


例がネット上には幾つかありました。特にロシア製機体を運航するキューバの航空
会社の例が複数見つかりました。いずれも離陸時から、天井や床に煙状の霧が
吹き出してきたというものです。急減圧(decompresion)でも霧は発生しますが、
明らかにこれとは違う例です。

個人的な見方としては、「>約40分のフライト時間中、終始このままの状態でした。
ほとんど、視界がきかない状態」は十分異常運航に思えます。理由としては、これ
では別の異常(火災発生、乗客の健康上の異常事態とか)が発見出来ない、また
本当に異常事態が起きて乗客乗員が脱出する際の妨げになります。(どんな旅客
機でも、満席の乗客が90秒以内に全員脱出可能なように設計されており、実際の
運航でこれが果たされないのでは意味がありません。) 実際のところは、乗員も
(乗り慣れた乗客も)離陸時には時々ある一時的なものと考えていたものが、意外
に長時間に及んだのではないでしょうか。リターンを決意するに至らなかったとは
言え、後で全く問題にしなかったとは私には考え難いです。

与圧航空機の空調は「与圧し、換気し、調温し、調湿する」機能があります。
詳しくは一部既出でもあり省きますが、「与圧・換気・調温」はエンジンからの抽気
(bleed air)を一定圧と温度(18°~26°程度には調整可能)で一方的に機内に
送り込み、排出側を弁(out flow valve)で調整して圧力調整し、結果として外圧より
も機内圧力を高く、数分で客室内の全空気を入れ替え、一定温度にします。
「調湿」は冷却側空気を混合前に除湿して行います。この際「water separator」と
いうスクリーンで水を回収して機外排出してます。(この水は空気冷却に再利用、
空気冷却のためのheat exchangerにスプレーします。このため夏場に運航中で
駐機している機体の一部から水がダラダラ落ちているのを見ることがあります。)

原因は特定出来ませんが、可能性を挙げるなら、
・water separator 機能不良。スクリーンなので目詰まりした場合のバイパスも
あり、これが作動して実質除湿されてない。
・water injecter 機能不良。water separatorで回収した水を空気圧で排出する
装置が機能してない。水が溜まり続けていったために水がwater separatorの
スクリーンを透過してしまい結果的に除湿されない。
・その航空機の空調の除湿能力を超えた環境で運航されていた。(に、しても
上空の環境で引き続き起こっていたのは解せませんが。)

問題は霧が発生することであって、与圧がされていれば乗客が酸欠になること
もありませんが、機外に空気が排出される際に異常に多い水が前述のout flow
valve を氷結させれば与圧調整も不都合が出ますし、上記の理由で、安全上
何ら問題無いとは私は考えません。どこでの話か解りませんが、監督する機関が
放置するとすれば、それはそれで問題ではないかと思います。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

詳細なご回答に心から感謝申し上げます。
当該国の当局に、キャリア側が自己申告するかは判りませんが、
1つのキャリアによる寡占状態の路線ですので、
変化は無いのではないかと思います。
今月再度、同じ路線を同一の曜日・時刻に飛ぶ予定がありますので、
チェックしてみたいと思います。
有難うございました。

お礼日時:2011/09/03 12:56

湿度の関係なんでしょう。


周りの乗り慣れている人が騒いでいないと言うことは、よくあることで、さして問題がないと言うことなんでしょう。

で、ジェット機の空調は、
エンジンのコンプレッサーからの高圧空気を、パイプで取り出し、一気に開放させます。
この時、空気の温度が0度ぐらいになります。
エンジンの燃焼側からの高温の空気を取り出して、先の空気と混ぜて25度の温度を作り出します。

空調機からは、翼の中を通り、胴体の窓と窓の間を通って、天井付近の吹き出し口から出てきます。
通常、航空機内の湿度は低いです。
約3~4分で完全に機内の空気は入れ替わるぐらいの勢いで動いています。

不具合とは言えないんだろうけれど、ちょっと設定が悪かったんじゃないのかな。
飛距離が短い路線の場合は、空調がさほど重要ではないでしょうし、空調機が故障していても運行自体(安全に関する)に影響がないため、定期整備で入庫させるまで修理を行わないのかも知れません。
    • good
    • 0

少しひどいですね。

誰も何も言わなかったのでしょうか。無事で何よりでした。

出発地の湿度が高かったか、室内か空調機器内に何か水分の多いものが存在していたとか、空調の設定の問題、あるいは空調の不具合でしょう。

車のエアコンでもよく起こります。

車の場合は、この現象は湿度が高いときに、外気導入モードで動作させると起きる現象で、異常ではありません。

エアコンのエバポレーター (evaporator) (減圧することによって固体または液体を積極的に蒸発させる機能をもつ装置)で急激に温度が下げられた空気中の水分が凝結して霧状になるもので、成分は水(微小な水滴)ですので無害です。

気になるようであれば、エアコンの内気・外気切り替えを、内気循環にすることで避けられます。

また、内気循環で使用していても窓を開けていたりすると、エアコンの冷気に触れた外気中の水分が凝結して、霧が発生します。

自然界ででる霧と同じですから、気にする必要はありません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!