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人の体温は42度以上になるとたんぱく質が固まり生命維持できない状態になると聞いております。
しかし、すずめの体温は43度 鳩は42度 鶏は40度と知りました。人と鳥のたんぱく質の固まる温度は違うのでしょうか? そのあたりが何かインフルエンザにも関係してくるのでしょうか?どうぞ宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

まず、たんぱく質の種類によって凝固する温度が異なります。

例えば、卵の卵白と卵黄も異なるので、半熟目玉焼きや温泉卵ができます。

もう一点、純粋な物質が凝固点温度で固まるのに対して、たんぱく質の凝固点はそれほど厳密なものではありません。凝固点より高い温度であれば急速に凝固するし、それより低い温度でも徐々に凝固がすすむアナログ的な目安です。

また、生体ではたんぱく質が凝固しないような代謝反応をしているので、同じ温度でも食肉等の食品たんぱくより凝固しにくいです。

こちらをご参考に。

http://homepage1.nifty.com/metatron/zone-05/521. …
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この回答へのお礼

目玉焼き・温泉卵・・・言われてみればなるほどそうですよね!!
凄くわかりやすかったです。
またリンク先では、体温の他にも
人のある数値と地球の数値の合致に興味を覚えました。
大変ありがとうございました。
感謝申し上げます。

お礼日時:2011/10/03 15:23

生物により体温は、大きく異なります。

生物の体温は、活動領域で0℃~100℃程度と大きな幅があります。しかしながら、それぞれの生物が生育できる温度範囲は大変狭いものです。例えば南氷洋に生活します海産動物は、-5℃~5℃程度の海水温でのみ生活し、海水温が4~5℃上昇すると死滅すると言われています。また、温泉の100℃の源泉に生息します藻類は数度温度低下しますと死滅します。

これらの原因は、タンパク質が凝固するわけではなく、生命を維持する酵素の至適温度(酵素が活発に活動できる温度)が生物によって異なります。さらに、それらの至適温度の範囲が大変狭い温度領域だからです。

例えばヒトの酵素の至適温度は約37℃です。これが43℃以上になればヒトの酵素は働かなくなります。つまり死に至るわけです。釣った魚もリリースするには手で捕まえないことが鉄則です。手で握りますとヒトの体温で魚の酵素が破壊され、熱死してしまうからです。

ご指摘のスズメの体温が鳥類で一番高く42~43℃です。鳥は膨大なエネルギーを使って空を飛ばなければなりませんから、一般的に化学反応は高温程反応が速くなりますので、酵素の至適温度を高めたのです。、スズメの酵素の至適温度は43℃です。魚と反対に弱ったスズメを暖めたいがためにヒトが抱きしめますと寒すぎて死んでしまいます。

インフルエンザに関しましては、ご推察の通りにトリインフルエンザがヒトインフルエンザにならない要因の一つに、鳥型ウィルスRNAポリメラーゼという宿主細胞内でウィルスを増殖させます酵素の至適温度が42℃でヒトでは温度が低すぎることも原因の一つのようです。この酵素の至適温度はいずれ変異で低くなることが予想されます。他の要因の変化もいずれ起こるでしょうからいずれヒトからヒトへと感染するのではないかと思います。
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この回答へのお礼

なるほど!!
私の視野があまりに狭すぎました・・・。
そう言われれば頷ける事ばかりです。
キーポイントは細胞(タンパク質)自体ではなく、酵素だったんですね!!
なんだかすっきり致しました。

釣りの際、
また落ちている?すずめ等がいたら気をつけたいと思います。
大変ありがとうございました。
感謝申し上げます。

お礼日時:2011/10/03 15:31

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