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プロが弟子をとることのメリットは何ですか?

昔だと(囲碁将棋以外の相撲、伝統芸能、料理界など何の世界でも)弟子というのは住み込みで働いて、衣食住をある程度保障され
師匠の技や人となりを間近で見て手本にできる、というのが弟子の方のメリットでした。
師匠の側としては、衣食住を面倒見る金と時間が必要になる、というデメリットはありますが、
公私にわたって無償の労働力が手に入る(家事手伝い、運転手、かばん持ち、スケジュール管理、用心棒など)
というメリットがありました。

現代では囲碁将棋の世界では聞くところによると、住み込み弟子はほぼなくなり、通い弟子さえも少なくなってしまったそうで、
弟子の側には
「奨励会等に入るときに師匠が保証人となってくれる(そうしないとそもそもスタートすらできないが)」
「弟子にある唯一の権利は師匠選びだけ。一生に一度の権利行使なので一番好きな人に弟子入りして大いに師匠の名前を利用させてもらう」
などのメリットがありそうですが、師匠の側にはあまりメリットは無いように思えます。(住まわせる必要がない分、弟子の生活費支出はなくなりますが)

師匠にとって弟子をとるメリットは何でしょうか?

相撲界の力士養成費のようなお金がもらえるのでしょうか?
将棋の実力とは別に、弟子、孫弟子が多い師匠はでかい顔をしていられるような慣習があるのでしょうか?(●●一門とか●●軍団とか●●ファミリーとか)
段数に応じて規定数の弟子をとる努力義務規定がある、でしょうか?
「弟子入りさせてください!」と言われることは自分の熱心なファンがいる、ということでうれしくなってしまい、断る理由が見つからない、のでしょうか?(囲碁将棋が下手な子ならことわるでしょうけど)

教えて下さい。

A 回答 (2件)

 以下、プロは棋院認定のプロのみを指し、指導将棋などでお金を稼いでいてもプロでないとして書きますが、



> 将棋の実力とは別に、弟子、孫弟子が多い師匠はでかい顔をしていられるような慣習があるのでしょうか?

 私はこれだと思いますね。

 弟子の中から名人や本因坊などタイトルホルダーを多数輩出した「木谷一門」は、囲碁界では有名です。囲碁史に「大・木谷」の名前は永久に残るでしょう。

 今、井山という若い名人が囲碁界で活躍していますが、彼の師匠は、失礼ながらテレビに出られるほどの力はありませんが、彼が出世し始めてから、「彼の師匠」として時々テレビで話をするのを見かけるようになりました。うれしそうです(もちろん、テレビに出られることがではなくて、"私の弟子" と言える子の活躍が)。


 何かの本で読んだ話ですが、将棋はプロ棋士の誰かの弟子にならない(師匠を登録しないと)とプロの棋士にはなれないそうですね。

 そういうルールにしてある、らしいです。

 囲碁は、試験を受けて合格すれば誰でもプロになれるようです。

 ですから、将棋でも、まったくメリットがなく、イヤなら師匠を持たなくてもプロになれるように改正すればいいのだと思います。

 でも、師匠なしにはプロになれない仕組みにしているのは、やはり「メリットあり」と感じているのではないかと思います

 (将棋界への恩返し・義務感からなら、もっと弟子に将棋を教えればいいと思うのですが、師匠から将棋を指して教えてもらうのは弟子入りした時と4段になって独立した時だけだった、とかいう話を耳にしたりするのはなぜ?)。

 質問者さんは『弟子にある唯一の権利は師匠選びだけ。一生に一度の権利行使』とおっしゃっていますが、加藤一二三九段が数年前、自分の師匠を取り替えた話はご存じでしょうか。

 私は将棋はよくわかりませんが、新聞記事をみてビックリしたので、私の勘違いではないと思うのです。けっこう自由なんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

弟子が活躍すると師匠も鼻が高いんですね。

>何かの本で読んだ話ですが、将棋はプロ棋士の誰かの弟子にならない(師匠を登録しないと)とプロの棋士にはなれないそうですね。

プロスポーツでは競輪、競艇、オートレースがそうですね。それぞれの養成学校に入学する際に、保証人2人を用意しないといけない。一人は肉親で、もう一人は必ず現役の選手であること。つまり、ここで師弟関係を結んでおかないと入学すらできない。まあ、京都の老舗料亭の「一見さんお断り」みたいなもんでしょうね。弟子の不始末は師匠に責任が及ぶ、と。
囲碁は違うんですね。自由ですね。

>(将棋界への恩返し・義務感からなら、もっと弟子に将棋を教えればいいと思うのですが、師匠から将棋を指して教えてもらうのは弟子入りした時と4段になって独立した時だけだった、とかいう話を耳にしたりするのはなぜ?)。

なぜでしょうね? もったいぶって「師匠は威厳あるもの」としたいのでしょうかね?

>質問者さんは『弟子にある唯一の権利は師匠選びだけ。一生に一度の権利行使』とおっしゃっていますが、加藤一二三九段が数年前、自分の師匠を取り替えた話はご存じでしょうか。

いやー、ぜんぜん知りませんでした。ってかそれほど将棋知らんもので。
でも師匠替えってすごいことしますね。師匠側に何か問題でもあったんですか?(のら猫に餌やって裁判された人じゃないですよね)

お礼日時:2011/10/08 00:36

メリットはありません。

プロ棋士はそれが将棋界への恩返しと考えて弟子を取っているのです。
弟子が出世してタイトル戦の常連にでもなれば、解説、審判、監修、講演などの余禄が生じる場合もありますが、それはあくまでおまけ。それを目当てにしているプロ棋士などいない。

メリットも規定も義務も養成費も何にも無い。損得勘定では無いのです。
ケースバイケースですけどね。義理のある人からの紹介で断れなかったという場合もあるし、自分が名人になれなかった夢を弟子に託すといった人もいるし、人それぞれだとは思いますが、直接的なメリットは何もありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
損得勘定では計算できないものなのですね。

お礼日時:2011/10/07 21:13

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