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カラマゾフの兄弟ですが、小林秀雄、村上春樹など著名人からの賞賛の嵐というわけで、私もようやく読んでみようかと思い始めました。新潮文庫の3分冊を買い込みました。解説サイトや実写版もあるようです。

解説サイトを見ると父親と兄弟、彼らをめぐる女性などの運命が小説として書かれているのだろうと思います。実写版が出るみたいでそのさわりがネットに出ているようですが、それを見てしまったので時代背景とか空気感が映像として頭に入ってしまったという点で原作だけを読むというのと違ってしまいました。そこであらためて質問したいことがあります。ネタバレでも結構ですが。

○だいたい何年間ぐらいの話しでしょうか。思い出話は過去なのでカウントしないとすると、兄弟の青年期から死去するまでとしたら50年ぐらいということでしょうか。

○時代としてはドストエフスキーと同時代(すなわち作者としては現代という設定)ということでしょうか。

○なぜ、このように賞賛されるのでしょうか。小林秀雄は”完璧な小説”と言っています。

○罪と罰は、問題提起とか命題とかが鮮明に出やすいと思います(これも未読)。カラマゾフの兄弟では著者は何を問おうとしているでしょうか。小説はだいたい著者としての未解決問題、何かに回収されない問題を世に問うという面があると思いますが。人それぞれ受け取り方があるということかと思いますが、そのそれぞれをお伺いしたいと思います。

○当時(19世紀中期ぐらい?)に21世紀のこの現代を予測したような小説となっているという書評がありました。私は(さわりでも)映像を見たのでおそらく文章を読みながらその映像に私の印象を射影しながら読むことになりそうです。もし映像を見ないで原作だけを読んだ場合、その内容を現代の様々な事象と照らし合わせながら読むことができるのでしょうか。例えば”アレはたぶん今のコレに対応するんだ”みたいな読み方ですが。

とにかくこれから読みますが、その前にこれらのことについて情報インプットして読んでみたらどうなるか試みたいと思います。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

もうすでに購入されてしまったようですが、もし読みにくいということに


なったら、亀山郁夫訳で読まれることをおすすめします

5年位前に亀山訳が新訳で登場し、センセーショナルを巻き起こしました

「カラマーゾフ」においては、私もそうでしたが、登場人物の名前が別の
呼び名に言い換えられることで混乱を招くのですが、いろいろな難点を
払拭してくれたのがこの亀山訳です

内容はご存知でしょうが、親殺しの罪を着せられた息子の話しと簡単には
まとめられませんし、どこに感銘を受けたかも人によって全く異なってくる
と思います

私自身、新訳を読んだのも5年くらい前ですし、印象に残ったところが思い
だされるくらいで、ご質問には答えられませんが、時代背景は作者の生きた
時代です
でも、評価が高いというのは、もちろん時代を超えて受け容れられてきたと
いう意味ですから、あまり、多くを考えすぎず、真っ白な気持ちで、ある
一家族の話として読んでみてはどうでしょうか?

おそらく、兄弟の中で誰が好きかから始まって、キリスト教についてや、
男女の愛についても、すでに読んだ人に感想を聞きたくなると思います
また、その時に、こちらで質問されてみてはどうでしょう?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
キルケゴールやハイデガーのような哲学者との関係もあるということも別途聞いたことがあります。
自分とは無関係の難しい何かが書いてあるという風に読まないようにすることがコツかなと思いました。

お礼日時:2011/12/07 09:41

何も聴かずに呼んだほうが見に付くのでは。

質問は読み終わってからが良いと思います。
先入観に、先入観を植え付けます、意味ないでしょう。それに、本3冊なのですから、
十分考えながら読んでも、読み応えがあると思います。
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