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東急東横線が2012年度から、東京メトロ副都心線に乗り入れるらしいのです。地下工事が代官山駅の渋谷寄りまで進んでいるとのことでした。代官山駅の渋谷側の踏切に工事の説明図があり代官山駅ホームのすぐ手前で地上に出るように描いてありました。そのあたりは線路のわきが狭く迂回線路が作れない感じなのです。
質問です。
電車の運行を止めないで地上と繋げるのはどうするのでしょう。
終電から始発の間に突貫工事をするのでしょうかネェ。
どなたか詳しい方、教えてください。
副都心線渋谷駅の東急の案内所の方に聞いてみましたが「こちらでは解りかねます」とのお返事でした。

A 回答 (4件)

はい、終電から始発の間に突貫工事をします。



正式名称をSTRUM工法と言います。検索してもあまり分かりやすい情報は出てこないですが…
以下のあたりを参照してみてください。

http://www.ttk-corp.co.jp/technology/lineup/stru …
http://www.jtpa.or.jp/contents/pdf/toshi78.pdf
http://const.tokyu.com/topics/1999/topics_06.html

日本語で言うと「直上高架切替工法」「直下地下切替工法」です。他の方が地下に限ったように説明されていますが、実際には高架に切り替える方法もあります。高架切り替えでは「目黒線・目黒~不動前」「東横線・大倉山~菊名」が一例ですし、たぶん「東横線・武蔵小杉~元住吉~日吉」の高架化工事も直上高架切替工法のノウハウが存分につぎ込まれていると思います。

※「東急の最近の立体化は地下化が多い」というのは、単に日照権等の問題が大きな理由で、strum工法の問題ではないと、私は考えるのですが。

東急以外でこの工法の採用例は知らないのですが「京急・平和島~蒲田~?」あたりの立体交差化工事は「直上高架切替工法」に近く、何らかのノウハウが生かされているかもしれません。

だいたいこの工法は20年くらい前、「池上線・戸越銀座~旗の台駅間」の地下化工事から始まったように思います。それまでは東急も、迂回線を作って地下・高架へのアプローチを作る方式でした。このstrum工法が開発されたことにより、東急は殆どの立体交差化工事でこの工法を採用しています。たぶん、この工法に絶対的な自信と信頼を持っていると思われます。

なお、「鉄道工事では、明治時代から現代まで、このスタイルは変わらない」とのことですが、こちらは「迂回線路」を作る旧来の仮線方式も含めた話で、strum工法がそんなに昔からあったわけではありません。確かに、平面上で線路を(一晩で)切り替えることは、昔からどこの立体交差化工事でもやっています。珍しくもありません。

しかしstrum工法の肝は、線路の切り替えを上下方向に行なうことにあります。地下区間や地上区間はあらかじめ、現在の線路の上下に作っておきます。そしてその区間の両端に、言ってみれば「線路を乗せた橋げた」で上下に動く巨大な「ポイント」を作っておいて、それをクレーンを使って動かし、わずか数時間で「地上線→地下線」または「地上線→高架線」を立体的に切り替えるわけです。

でも、東急の案内所の方も専門ではないとは言え、ちょっと勉強不足ですね。他の方も指摘している通り、strum工法は東急のお家芸になってます。最近の工事はstrum工法だらけです。一般社員でもサワリくらい知っていて不思議はない知識だと思うのですが。自分の仕事の他は、興味がないということなのかな。
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直上を走っている線路の地下にトンネルを造り、エイヤッと一晩で切り替えちゃうのは系列の東急建設の得意技(というか、独壇場)です。

東白楽~横浜間以外にも、目黒線の地下線への切り替え、日吉駅や田園調布の地下化など、実施例も多く、経験も十分です。

実際には、上の線路を鉄骨を組んで支え、時には線路を外してながら下にトンネルを掘っては元に戻し、当日は、運行終了後、上の線路と鉄骨構体を撤去し、数十メートル線路を敷いて繋ぎ、軌道回路を復元テストするだけにまで作業量を減らしています。それでも、始発までにこれをミス無くやり遂げて試運転までやるんですから神業に近いものですが、東急と東急建設ではこの技術に自信を持っているそうで、地上線を高架線に切り替える方が遙かに作業が多くて大変なようです。

東急の最近の立体化は地下化が多いのも頷けますね。
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>終電から始発の間に突貫工事をするのでしょうかネェ。



そうですね。

ちょうど東横線の反対側、みなとみらい線との直通運転を開始するときの
東白楽─反町駅(地下化)間も終電後始発までの間にやりましたよ。

横国大さんのとあるHPにその時の見学会の様子がありました。
http://www.cvg.ynu.ac.jp/G0/topics/topic20040130 …
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> 電車の運行を止めないで地上と繋げるのはどうするのでしょう。


> 終電から始発の間に突貫工事をするのでしょうかネェ。
・ハイ。
CS系「発掘!鉄道記録映像」という番組で、交通評論家・佐藤信之先生が解説していました。
ギリギリまで事前工事を行い、最後の最後は、終電から始発の間に大量の保線要員を動員しての「人海戦術」。
工事終了後、最初に「総合検測車」を走らせて検査。

鉄道工事では、明治時代から現代まで、このスタイルは変わらないとの解説でした。
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