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違う別の質問サイトの話で恐縮なのですが、特撮作品において「失敗」の観念って何だと思いますか?

「スーパー戦隊シリーズや仮面ライダーにおいて、大コケした作品ってありましたか?」という質問なのですが、ある回答を出した人が「売り上げですか?視聴率ですか?どっちにしても「思ったほど成果が出なかった」「苦戦した」ものはいくつかありますが失敗と言えるような物はありません。」と言っていました。

その人は、戦隊やライダーなら大抵何でも知ってるかのような感じです。たしかにそれなりの知識はあると思いますが、そもそも失敗した作品はない、と言い切る根拠が分かりません。
例えば、ファンの方には申し訳ないですが、2000年代の作品では「仮面ライダー響鬼」は途中でプロデューサーが交代してしまい、しかも全プロデューサーが予算を使い込みすぎたために、プロデューサー交代後もいろいろ悪影響を及ぼした。

戦隊では、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」も視聴率も商品の売り上げも伸びず、ファンからの評価も総じて高くない。しかもこの作品については東映自ら「失敗した」とコメントを出したはずです。
個人的に作品が気に入らないから言ってるわけじゃなくて、冷静に客観的に判断して特撮番組において「失敗」の観念は何だと言えるでしょうか?

A 回答 (4件)

基本的には「仮面ライダーシリーズ」にしても、「戦隊シリーズ」にしてもスポンサーであるバンダイ商品のPR番組ですから、「商品の売上」(商品展開のしやすさ)というのが、問題になることでしょう。



「響鬼」は前半の巨大魔化魍のCG多用で予算使い過ぎってこともありますが、むしろ「夏の魔化魍」の方が本来の視聴対象である子供の離反させたんじゃないでしょうか。
音撃管や音撃弦の玩具を持っていても、テレビの中の仮面ライダーたちは使えない、と言っているわけですから。
メインスポンサーのバンダイとしても玩具の元である武器無しのストーリー展開には問題視するだろうし、PDは「クウガ」の時にもあずかり知らぬキャラ(アメージングマイティー)を出したという前科がある。
その辺りを鑑みてもPD交代は致し方ないでしょう。
そもそもが「仮面ライダー」であるはずですが、その乗り物が商品として旨味が無い上に、PD交代後も装備は「装甲声刃」の投入程度しかできなかったわけですから、商品展開としては完全な失敗だったと思います。

「ゲキレンジャー」は、前番組の「ボウケンジャー」が視聴者層が重なる裏番組であるテレ東「ポケモンサンデー」の時間枠拡大の煽りで視聴率が下がり始め、というところの不運なスタート。
そんな中での従来の戦隊物とは異なる物を作ろうという制作側の意気込みが空回りしてしまったように思えます。
・主人公側は3人体制で、しかもモチーフはすべて猫科の猛獣という共通性
・好き嫌いがハッキリするキャラクターのデザイン
・従来の戦隊物とは異なる敵味方の関係の甘さ
製作者側の姿勢が視聴者側の困惑が生み、更に視聴率の低下に拍車を掛けてしまい、視聴者無き番組の製品は売れないという負の連鎖を呼んでしまいました。
恒例の追加戦士も登場が遅すぎた。
ストーリーの複雑化が障害になり、新参者のキャラクターが浸透しないままに番組終了、という感じになってしまいました。
次作「シンケンジャー」がオーソドックスな体制の戻ったことを見ても、作品的な失敗は認めざる得ないと思います。

この回答への補足

パソコンが突然壊れてしまいました。お礼が大幅に遅れて申し訳ありません。
まだパソコンが不調で完全ではありませんので、ひとまずその事を伝えておきたかったので…。
お礼はまた後ほどにさせてもらいます。
一先ず締め切らせてもらいます。

補足日時:2011/12/06 11:41
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失敗成功の判断は売り上げと利益で判断すればいいと思います。


両番組とも作品性云々といった番組ではないので評価を論じるのは無意味に思えます。
最初からグッズが売れるかどうかで企画されているのですから。

個人的には既に戦隊も仮面ライダーも自主制作レベルの演技と演出にお金をかけてグッズを売るためだけのPR番組だと思っています。
正直ジャパネットの社長が仮面ライダーでもいいんじゃないかと思えるほどに…

そう考えればグッズの売り上げと利益を見ればいいと思います。
赤字なら失敗・黒字なら成功と
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しいて言うなら一度生まれたタイトル・ブランドを継続させる事こそが『成功』であり、継続できなかったものは全て『失敗』とみなすのが近年の特撮界隈の価値観、という感じですね。



売上重視の面も多分にありますが、その根底にあるのが継続の有無であり、単体でヒットしてもその後に続かない作品は加速度的に評価を失っているように見受けられます。
十分現役のシリーズでも、毎年TV作品が作られないというだけで失敗・不振扱いされがちな程ですし、ジャンルそのものの維持よりその中での個別ブランドの維持にここまで固執されるのは日本の特撮くらいかと。

そんな風潮下ですので、売上不振や製作体制に問題を起こした作品やスタッフなどは、ブランド維持を危ぶませた戦犯として単なる視聴者にすら親の敵のごとく憎まれ続けるのも特撮談義に顕著な傾向です。
それでも裏を返せば継続自体はできているという事で、例に挙げられた方のように継続中のシリーズ内での不振作程度なら『失敗』扱いにはしない、という判断もあるのかもしれません。根っこの考え方は同じですけど。

メジャータイトルが市場に占める割合が他分野以上に肥大化している日本の特撮では、その存続の有無がジャンル全体の存続にまで波及するレベルにあるため、作り手も受け手も過敏になるのは当然ではありますが、そんな事態になるほどブランドに依拠し続けることそのものが『成功』なのか『失敗』なのか、後の時代にどう判断されるのか興味深いところではあります。
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失敗の程度を何処に置くかにもよるとは思います。



人気低迷でシリーズの息の根を止めたので、失敗とするのか(打ち切りも条件付でしょうか?)、シリーズ内の比較で水準に達していないので失敗とするのか?

次回作にバトンを無事渡せましたので、「仮面ライダー響鬼」「獣拳戦隊ゲキレンジャー」は大きな失敗はしていないとの考え方もできます。

質問が「スーパー戦隊シリーズや仮面ライダーにおいて、大コケした作品ってありましたか?」であった場合、「細かい失敗作はあっても酷い失敗作はないですよ」と回答される方もあるかと思います。

単体ヒーローは仮面ライダー、ロボットアニメはガンダムの名を冠さなければTV放送の企画が通らない時代ですから、シリーズ単位で比較するのも厳しくなってきた気がします。
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