プロが教えるわが家の防犯対策術!

一般的にはどうなのでしょう?
ガーデニング全盛の現在にあっては失われたかのようにも見えます。
実感でお答えいただければ、分かり易くてありがたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

>ガーデニング全盛


一般家庭ではもしそうであったとしても、公共施設等のある程度まとまったお金がかけられる施設の庭であれば、そうでもないですよ。新しい施設でも日本的な美意識の庭園は積極的に取り入れられていたりしますね。西洋的な庭園よりも、むしろスタイリッシュで未来的で、ゴージャスな趣を出せるからだと思います。


その考えられる大きな理由の1つとしては、日本式の庭園や日本式の建築は、とにかくお金がかかりますね。金持ちの道楽と考えてもいいくらいです。今の一般的な住宅や庭園というと、よくある安価な「なんちゃってヨーロッパ」みたいな量産住宅を思い浮かべると思いますが、それとは対極にあるといっていいと思います。
今はやはりバブルの時代とは違いますので・・・やはりバブルかそれより前には、かなりゴージャスな日本式庭園を抱えている家庭は近所や知り合いにも結構いました。あと今でも、デザイナーズ住宅のようなちょっと凝った住宅になると、やはりよくある(日本の)西洋ガーデニング風庭園ではなく、日本式庭園に近い趣の庭になっていたりしますね。


自分は、「日本的な美意識=松竹梅」だとは思いません(日本特有の美意識や精神論というものは、そんな一言で説明出来るようなものではなく、もっと深く広いように思えますので・・・)が、日本特有の美意識や精神論というものは、日本人が思っている以上に、日常レベルで受け継がれていると思います。日本人にとってはそれらは当たり前過ぎて意識出来ないだけで。

それは海外の文化や価値観に多く触れ、その視点で改めて日本を振り返った時にこそ、実感しますね、「ああこれが海外の人が思う‘他に類を見ない日本的価値’なのだ」と。例を挙げると本当にキリ無いですのでここでは言いませんが、これだけは言えます。日本人が日本を知りたいなら海外を知るのが一番手っ取り早いです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
和風ガーデニングという言葉もありますね。
そうした庭の写真を見てみると、結構いい感じです。
和風の要素をうまく取り入れて、賑やかで楽しい庭になっていると思います。
和風の趣はこれからも受け継がれていくのでは・・・と思うと嬉しい感じもします。

>金持ちの道楽・・・
確かにそういった面はあります。
私が小僧の頃よく行った、地主さんや酒蔵や医者の庭は、皆そうしたものでした。
しかし、それらも時代の移り変わりと共に大分様変わりしてしまいました。
私は静寂な感じの庭が好きなのですが
それも小僧の頃に染みついたものだと思います。
その頃は、金持ちの贅沢などとは思っていなかったのですが・・・
贅沢なものに触れている、という意識も勿論ありませんでした。

>日本人にとってはそれらは当たり前過ぎて意識出来ないだけで。
やっぱり当たり前なんでしょうか。
そのへんのところを少し知りたい気がしますが。

>日本人が日本を知りたいなら海外を知るのが一番手っ取り早いです。
日本の良さは外国に行って分かる、という事なのでしょう。
確かに相対的に見るところからの価値判断はあると思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/02 21:12

日本の庭園における美てのは、自然をそのまま


小さくして、持ち込む、て感じでないですか。

日本庭園には山があり川があり、草木が
て具合で、自然の風景をミニチュア化した
ような感じですね。

マンションのベランダではどうしようもないし、
一戸建てでも、車一台置いたら、いっぱいになってしまう
庶民の庭では所詮夢物語。

だから、せいぜいがガーデニング。

貴族みたいのがいないと、流行らないでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうですね。
その通りだと思います。

私はいろいろなお客さんに接してきましたが
振りかえってみると
庭を造れる時が、その人にとっての人生の最高の時・・・のような気がします。
たとえ小さな庭でも、そこに住む人の幸せが映っているように感じます。
ガーデニングもそうです。
草花やハーブで盛り沢山になってゴチャゴチャしているのも、幸せの象徴のように見えます。
人それぞれの幸せがあり、庭もあるのでしょう。
それでいいのだと思います。
芸術でなくても、立派でなくても、美しくなくてもいいのだと思います。
家庭の庭とはそうしたものだと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/02 21:32

No.1です。


ささやかな愉しみではありますが、和菓子屋や花屋を訪れるのが好きです。
季節を先取りする感覚がたまらなく好きなので。
松や梅は季節柄枝ものが店頭に安価で出回るから嬉しいかぎりです。
なので、現代でも日々の室礼の愉しみのうちかと思われますが。
一方、竹の場合は筒を用いて花を生けたり、季節を問わず万能に映ります。
だからでしょうか、国内外のホテルのロビーやコーヒーラウンジ、あるいは都心の商業施設でかなり丈の長い竹のモダンなアレンジをみかけますよね。

また余談で恐縮ですが、私の通っていた女子校の幼稚園のクラス名が松竹梅でした。
生れた月順の編成のため私は梅で、ずうっと梅が最上位だとばかり思っていたくらいです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
松竹梅のランクにはこだわらなくてもいいと思いますが・・・
少し私の実感をお話しておきます。

日本的ともいえる植物は数多くありますが
なぜ、その中から松竹梅が選ばれたのか・・・という疑問についてです。
それらに共通する要素は、強い生命力を感じさせる、そして絵になる、という事だと思います。
これら以外にも、日本を代表する植物がありますので
少し上げてみましょう。

紅葉  
上品で優雅で繊細な感じがします。
しかし、季節によってその姿は劇的に変化します。
その変わりやすい美しい姿には、一種の儚さがあります。
いわば無常感に満ちた美しさです。
また、梅(白梅)と比べれば
寒さに耐えて品のある花を咲かせる・・・といった芯の強さはないように感じます。


紛れもなく日本を代表する花です。
その艶やかさは比類なきものでしょう。
しかし・・・これもまた、美の変化が早すぎます。
長く続くという、強さが見られないものです。
それがまた、桜らしい、といえばそうなのですが・・・


直立する幹には、天と地をつなぐ観があります。
その姿から、昔から神の宿る木として見られてきました。
こちらは、あまりにも強過ぎて人間離れをしているようです。
大木になると近寄りがたい感じさえあると思います。

松竹梅には、恒常的な親しみやすい生命力が感じられる点があると思います。
また、その美しさも親しみやすく、それぞれに味わいのあるものです。
そうしたところから選ばれたのかな、とも思います。

また、気付いた点がありましたら、お気軽にお答ください。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/02 22:21

No.4です。

ごめんなさい、一つリンクするのをうっかり失念しておりました。
日本人ファッションデザイナーの邸宅の"日本庭園"です。よろしければどうぞ。
"Un jardin avec un ruisseau venu du japon - Kenzo"とコピーの上google検索なさるとご覧になれます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
いい庭ですね。
和風でも疲れない感じがします。
丹下健三さんの作品の一部でしょうか。
建築家でも優れた外空間の設計をされている人もいるのだと思います。
日本人でも外国に行って活躍しておられる造園家も結構いるようです。
生活様式や美的感覚の違いを乗り越えて、広く受け入れられるデザインを模索しているのでしょう。
純和風でなければいけない、という決まりはないと思います。
和を楽しむという事でいいのではないでしょうか。

こうした、和の要素を取り入れた、庭園というよりは外部空間のデザインの世界には
中には目を見開くようなものもあります。
それらは新しいデザインの世界を感じさせるものです。
私のように古典的なものにばかり拘っているのは時代遅れなのでしょう。
もう変えられそうにありませんが・・・

ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/02 22:52

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!