No.2ベストアンサー
- 回答日時:
法学部の学生さんですか。
私が教えていた当時を思い出しますね。AがBに土地を売り、BがCに転売するケ-スですね。
BがAに売買代金を支払わない行為は売買代金支払債務の債務不履行であって、Cに転売した行為は詐害行為ではありません。詐害行為は債務者が債権者に迷惑を掛けることを目的とし、または知りつつ総財産を減少させる行為を転得者Cと行うことです。
ではAがBとの売買契約を解除して土地をCから取り戻せるかどうかですが、これは民法545条により第三者、つまりCの権利を害することが出来ないですから、AとCの関係は民法177条の関係で対抗要件を先に備えた方が勝つことになります。
つまり、もし登記がCにあれば、Cが権利を保護され、もし登記がまだBにあれば、AかCか、いずれか先にBから登記を受けた者が勝つことになります。
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