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英語が書けない、読めないのに話せる人はいますか。
アジアの人達でいるききます。
こういう人達はどうやって話せるようになったのでしょうか。
いわゆる、「赤ん坊が覚えるように」でしょうか。

日本語が読み書きできないのに話せる人を知っています。
20歳くらいで日本に来て、日本人と結婚し英語を教えています。
17年ほど日本にいます。

私は普通に読み書き、音読、で英語を習得したので、
読み書きできないで話せる、ということに興味があります。
どういう仕掛けになっているのか、ご存知の方、情報お願いします。

A 回答 (4件)

英語教師です。



たいていは、幼少期、あるいは小学生時代の数年間を当該国で過ごした経験がある人たちです。「話す・聞く」には問題がないが「書く・読む」にはちょっと…という場合があります。あなたがおっしゃるように「赤ん坊が覚えるように」です。
しかし、思春期をすぎてからでも「文字は面倒だから」というわけで、日常のコミュニケーションをとることだけを目的にして外国語に取り組み始める人にも、同じことが言えます。西洋人で、日本語や中国語を勉強している人にはこういう人たちが結構います。(漢字は彼らにはモノスゴーイ難敵ですから。)

米国の海軍(だったかな?)が昔おこなった研究でも、「音」だけ(つまり《聞く・話すだけ》)を目的に日本語を学習させると、日本語の難易度は中レベル以下だが、《読む・書く》まで含めると日本語はもっとも難しい部類の言語になる、との調査結果がありました。

ぼくが教えてきた生徒の中にはときどき「小学校時代…」の子たちがいて、発音は完璧だし、センター試験やトウイックレベルのリスニングならまったく問題なく満点取っているものの、筆記問題の文法・語法になると平均レベル(偏差値的には50台)といった場合が珍しくありませんでした。大部分は「文法なんて」と高をくくっている子たちでしたが、成育歴を考えれば、非難はできませんよね。ぼくらだって、いまさら日本語文法を学ぶなんてバカバカしいですから。

わたしが敬愛するデーブ・スペクターさんは言っています。「文字から得る情報というのは、その国で生活するうえで《とても》大きな比重を占めているので、いやでも初期の段階から文字に取り組むべきだ」。ぼくも同感です。

「どういう仕掛けでそうなっているか」というのは、ぼくたちのように日本の学校教育で英語を学んできた人間には不思議に思えるかもしれませんが、理由は意外と簡単でしょう。つまり「音だけ」を頼りに、覚えて・使って・身に着けていくということです。ぼくも周囲ではそういう外国人を何人か知っています。ハナから「文字は難しいから」と、音だけをたよりに身に着けてきた人たちです。

わたしは中国語が読めませんが、「これはなんですか?」=チェー・シー・シェンマ、「これ、ひとつください」=ウォー・ヤオ・イーガ、「いくらですか?」=ドウ・サオ・チェンは言えます。「音」から覚えて、使って覚えたのです。ぼくの先輩の旅行代理店で務めている人も、ほとんど中国語はペラペラですが、文字はダメだそうです――会話ではかなり込み入ったことまでこなしていますが。

しかし、このパターンでの学習は中の上くらいまでにはレベル・アップすることはできても、学習途上のどこかの段階で、まったく太刀打ちできない壁を感じるのが普通です。デーブさんのことばのとおり、日常生活で占める《文字から受け取る》情報の大きな一部をまったくインプットすることができないからです。

普段の生活で「ねえねえ、昨日の新聞よんだ?」とか、「昨日週刊〇〇で読んだんだけど…」といった会話は多いですよね? これに入っていけないということです。当該国の人と密接な関係を築いていくには、これは大きなハンデとなります。

しかし、だからといって「音だけを頼りに学習している人」に「それは損だよ」と言ってもあまり意味がありません。その人がのぞんだアプローチなのですから。その国の深部にまで入り込まなくても、その国の人たちと楽しくコミュニケーションすることは可能ですし、それもまたひとつの外国語学習のありかただと思います。(ぼくは、アラブの人とコミュニケーションをはかりたいというかなり強い欲求がありますが、あのアラビア文字は誰に何と言われようと学習する気になれません。)
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この回答へのお礼

非常に示唆に富んだ、観察と意見をありがとうございました。
たいへん参考になりました。

お礼日時:2012/01/15 11:23

ご質問への直接の回答ではないのですが。



日本語が、世界で最も幼い子が文字を書ける言語だって、ご存知でした? 読むことも含めて。似たような仕組みを持つ言葉は他にもあるんですが、その完成度が高いんです。
海外の言葉だと、大人が読む本も、幼児が読む本も、同じ文字を使っていますよね。せいぜい書体が違うくらいで。
日本語は、同じ文章でも、大人向けに書いたものと、子供向けに書いたもので、違う文字を使いますよね。
日本人って、読んで、書いて、文字を幼児に教えますよね。これ、海外だと珍しいみたいですよ。

これが元になって、日本人は普通に、英語を教え、教わるときに、発音記号を一緒に教わっていました。この教え方は海外の標準でないということで、今はなくなりつつあるみたいです。発音記号の読めない大学生が多いって。
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この回答へのお礼

日本語が優れているのは知っていました。
確かに発音記号が読めない大学生は多いですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/15 11:34

書けず読めないが話せるという人は、どんな言語圏にも大勢います。

要は、どちらを多く学習したかです。そもそも人類が読み書きをするようになったのは、長い歴史から見ればごく最近のことなのですから。

料理にしても、楽器にしても、文字を介さずに師匠から見よう見まねで覚える人は少なくありません。それと同様に、読み書きよりも先に口頭で母語や外国語を習得すれば、そちらで満足して読み書きはできないまま終わったりします。

例えば、外国人観光客が集まる場所に出向いては、片言の会話などで外国語を身につけたとか、教科書やノートを使わずに友達と交換レッスンしたとか、いくらでも手段は想像できます。それを「赤ん坊が覚えるように」と言うのかどうかはわかりませんが、どんなに大人びた理論を使おうが、文字を使わなければ、読み書きは覚えません。

ちなみに、学校で外国語を勉強した日本人の多くは、自分は読み書きはできても話せないと思っているかもしれませんが、「発音は知っているけれど綴りはわからない単語」などがたくさんあるはずです。それの延長線上と考えてもいいかもしれません。

例えば、日本人なら、タイ語を話せるけれどタイ文字はわからないという人もかなりいます。私も、海外に観光に行けば、観光に事足りる程度の外国語を習得しますが、たいていそれを書けません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
参考になりました。

お礼日時:2012/01/15 11:30

書けないことは話せません。


読めないことは聞いてもわかりません。

いいですか、「書けない」ということと、「文字を知らない」と言うことは
全く別です。英語をペラペラ話す3歳児、が書けないのは、文字の書き方を
知らないからです。彼が、I want to go to the bathroom. と言えるのは、
Iは「自分」、want to は 「したい」go は「行く」to は「へ」 bathroom は「トイレ」
とちゃんと知っているのです。そして、その並べ方もちゃんと知っているのです。

頭の中ではきちんと書けるのですが、それをアルファベットという文字で表記するしかた
をしらないから書けないのです。

まったく同じことが「読み」でも言えます。
聞いてわかる人は、音声で入った英語を解読する能力あるのです。ただ、アルファベットの文字で書かれたものを、音声に変えることができないのです。

われわれのようにいったん文字の書き方を知っている人間が、書けないということは、それは、文字が書けないのでなく、何を書いていいかわからないということです。3歳児は何を書いていいかわかっているけれど、書き方を知らないだけです。ここが違いなのです。

私が、「書けないことは話せない」というのは、アルファベットの文字を書ける人が、自分の言いたいことを書けないなら、その人は、それを話すことはできないということです。

よく、書けなくても話せるとか、読めなくても聞ける、と言いますが、それは話を履き違えているだけです。江戸時代の庶民はほとんどの人が読み書きはできなかったけれど、それは文字というものを学ぶ機会がなかったからです。私はジャーナリストで音声認識ソフトをよく使います。ときどき、書けないという人に出会います。そんなとき、音声認識ソフトに向かって話してもらうと、すべて完璧な文字として現れます。「書けているじゃないの」ほら
と見せると、驚きます。今どき、文字を知らなくても、ほとんどのスマートフォンにはこの機能が付いています。ですから、書けないと思っていた人でも、今では、すらすらと手紙を書くことができるのです。話せることは書ける時代なのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/15 11:19

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